[概要]湯川秀樹が中間子論を考え出した重要な局面として、彼の半生の自伝『旅人』中にある記述には不思議な点があり、すでに二度にわたり、その謎についての考察を記した。今回、これまでに述べた二つの因子のどちらもが働いた結果であるとの結論に達した。[本文(英文)へ (Read English text)]
Random writings of a retired physicist
Continuation of "Ted's Coffeehouse" (now being restored in archives of this site)
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ページ
2010年6月30日水曜日
キョウチクトウ (Oleander)
キョウチクトウ(夾竹桃、キョウチクトウ科)。6月21日、ウォーキング途中で撮影。
Oleander (botanical name, Nerium indicum; family, Apocynaceae); taken in the course of walking exercise on June 21, 2010.
2010年6月29日火曜日
サフランモドキ (Rain Lily pink)
サフランモドキ(ヒガンバナ科)。6月21日、わが家の庭で撮影。背後の葉は別の植物のもの。
Rain lily pink (botanical name, Zephyranthes carinata; family, Amaryllidaceae); taken at our yard on June 21, 2010. The leaves in the background are those of another plant.
2010年6月28日月曜日
矮性カスミソウ (Low Baby's-Breath)
矮性カスミソウ(ナデシコ科)、ヌカイトナデシコともいう。6月20日、わが家の庭で撮影。
Low baby's-breath (botanical name, Gypsophila muralis; family, Caryophyllaceae); taken at our yard on June 20, 2010.
2010年6月27日日曜日
ユリ (Lilies)
ユリ(百合、ユリ科)、6月4、13、15日、わが家の庭で撮影。
Lilies (botanical name, Lilium; family, Liliaceae); taken at our yard on June 4, 13 and 15, 2010.
2010年6月26日土曜日
アジサイ (Hydrangea)
アジサイ(紫陽花、アジサイ科)、6月10、17日、わが家の庭で撮影。
Hydrangea and hortensia (botanical name, Hydrangea; family, Hydrangeaceae); taken at our yard on June 10 and 17, 2010.
2010年6月25日金曜日
ランタナ (Spanish Flag)
ランタナ(Lantana、クマツヅラ科)、6月12、17日、笠池公園とわが家の庭で撮影。
Spanish flag or west Indian lantana (botanical name, Lantana camara; family, Verbenaceae); taken at Kasaike Park and our yard on June 12 and 17, 2010.
2010年6月24日木曜日
ビワ (Loquat)
ビワ(枇杷、バラ科)、6月12日、ウォーキング途中で撮影。
Loquat (botanical name, Eriobotrya japonica; family, Rosaceae); taken in the course of walking exercise on June 12, 2010.
2010年6月23日水曜日
2010年5月分記事へのエム・ワイ君の感想 (M.Y.'s Comments on May-2010 Articles; in Japanese only)
M.Y. 君から "Ted's Coffeehouse 2" 2010年5月分への感想を6月20日づけで貰った。同君の了承を得て、ここに紹介する。青色の文字をクリックすると、言及されている記事が別ウインドウに開く。
1.「『ふと思い当たった』の謎」への答え (Abstract in Japanese)
「先に、湯川が中間子論の形成においての重要な出来事について、半生の自伝『旅人』の中で、「十月初めのある晩、私はふと思いあたった」と記しているが[. . .]このたび、湯川の夫人、スミの書いた自伝的な本を読み、その中に、この謎に対する答えを見出した」との要約のもとに、本文は英文で書かれています。以下に本文の紹介をします。
——スミ夫人は次のように書いています。「[私たちがノーベル賞授賞式に臨むためストックホルムのホテルに到着したとき]、多数のジャーナリストが記者会見するため秀樹を待ち受けていました。質問の一つに、『日本人は畳に坐して勉強すると聞いているが、湯川博士、あなたは、畳に坐して論文を書いたのか、洋式の机の椅子に腰掛けて書いたのかどちらか』というのがありました。秀樹はしばし考えた後、『そのどちらでもありません。私は夜寝床で考えをまとめました』といいました。このことは事実であり、秀樹は、昭和9年、27歳の深更に幾夜も考え抜いた末に、ノーベル賞授賞論文を書きあげたのです。(注1)」澤野によって修正されて誤まった湯川自身の自伝が、英、仏、独語に翻訳されており、「十月初めのある晩、私はふと思いあたった」ということが世界中に流布されていることは、遺憾であり、上記の湯川スミの記述を広めなければならない。——(注2)
注1(注2とともに Ted による):湯川スミの原文を私が英訳したものから、Y君が再度和訳したので、細かい表現では原文と異なる。しかし、かなり原文に近い。
注2:「『ふと思い当たった』の謎」への答えについては、さらに改訂を準備中である。
2. ファインマン対レンブラント
アメリカ物理学会のニュース5月号の1ページ目に「これは誰が描いたのでしょうか」と題し、婦人の肖像画が紹介されていて、5ページ目には「ファインマンはダイアグラムより多く絵をかいた」と機知に富んだタイトルで、4枚の絵と APS 会長の Callan 氏が写った1枚の写真が掲載されています。この肖像画はカルフォルニア工科大学の名高い物理学者ファインマンが1985年に描いたものであり、大学院時代を過ごしたプリンストン大学に Callan 氏の所有物として所蔵されていると述べられ、記事の最後に、専門家の意見では、彼の絵は少なくともレンブラントの物理学程度には上手である、と書いてあります。
これについて、筆者は次のように論を展開しています。「これは、ほめたのか、けなしたのか、はっきりしない。ユーモラスにけなしているのだと思われる。念のため、レンブラントと物理学をキーワードにインターネット検索をすると、レンブラントらは錯覚を利用して明るさの相違を際立たせて描く方法を考え出したという話が出て来た。これは、かなりの物理学的センスも必要な技術と思われる。逆に、ファインマンの絵の巧みさの程度について、彼の物理学から推定が出来るだろうか。彼の有名な発明、ファインマン・ダイアグラムで彼の芸術的素質を検証できるであろうか。この発明から、少なくとも彼の思考方法は解析的であると同時に幾何学的でもあることが分かるが、上記の推定は難しいことであろう。」そして、「すっきりした考えがあればお聞きしたい」と結んでいます。
5月の「今月の物理学者」に彼を選び、経歴、趣味の絵とその処遇を説明し、ファマインン・ダイアグラムを照準にし、レンブラントの物理学を引き合いに出して彼の絵のレベルを示唆した、米国物理学会のウィットに富んだ記事に感心しました。筆者の解説も大変興味深いものでした。
3. 山陰の旅
4月に奥様と出かけられた山陰の旅についての6回シリーズは、第1日目が私の郷里倉吉市でしたので、懐かしく拝見しました。最近 NHK の昼の番組「ふるさと一番」で、写真にあった赤瓦五号館の中の座敷と南奥ある庭がガラス戸越しに写り、大変美しく保存されているのを見ました。あの街並みは高校時代の50数年前までは、生活の場として普通に居住されていました。過疎化の波に消え行くあの一帯を観光で町おこしをし、住み続けようとの意識の芽生えに感銘を受けました。「この3日間の旅行の間は、気温が低く小雨の時間帯もあった。しかし、それらは旅の妨げになるほどでもなく、かえって山陰のしっとりとした趣きを味わうのにふさわしい条件だったともいえよう」との結びの言葉の通り、この旅行記を楽しみました。
スモークツリー (Smoketree)
スモークツリー(Smoketree、ウルシ科)、6月12日、堺市クリーンセンターの庭で撮影。
Smoketree or smoke bush (botanical name, Cotinus coggygria; family, Anacardiaceae); taken at the garden of Sakai Waste Treatment Center on June 12, 2010.
2010年6月22日火曜日
ラベンダーセージ (Indigo Spires Sage)
ラベンダーセージ(lavender sage、シソ科)、別名インディゴ・スパイア、6月10日、わが家の庭で撮影。
Indigo spires sage (botanical name, Salvia cv. Indigo Spires; family, Lamiaceae); taken at our yard on June 10, 2010.
2010年6月21日月曜日
タチアオイ (Hollyhock)
タチアオイ(立葵、アオイ科)、6月7日、わが家の庭で撮影。
Hollyhock (botanical name, Althaea rosea; family, Malvaceae); taken at our yard on June 7, 2010.
2010年6月20日日曜日
シラン (Chinese Ground Orchid)
シラン(紫蘭、ラン科)、6月7日、わが家の庭で撮影。
Chinese ground orchid (botanical name, Bletilla striata Reichb. fil.; family, Orchidaceae); taken at our yard on June 7, 2010.
2010年6月19日土曜日
ブローディア (Bridges' brodiaea)
ブローディア(ユリ科)、6月5日、わが家の庭で撮影。
Bridges' brodiaea (botanical name, Triteleia bridgesii; family, Liliaceae); taken at our yard on June 5, 2010.
2010年6月18日金曜日
ノアザミ (Thistle)
ノアザミ(野薊、キク科)、6月5日、ウォーキング途中で撮影。
Thistle (botanical name, Cirsium japonicum; family, Hydrangeaceae); taken in the course of walking exercise on June 5, 2010.
2010年6月17日木曜日
カシワバアジサイ (Oakleaf Hydrangea)
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花、アジサイ科)、6月4日、泉南市・長慶寺の境内で撮影。
Oakleaf hydrangea (botanical name, Hydrangea quercifolia; family, Hydrangeaceae); taken at the garden of Chōkei Temple, Sen'nan, on June 4, 2010.
2010年6月16日水曜日
アマリリスなど (Hippeastrum etc.)
写真1枚目はアマリリス(Amaryllis、ヒガンバナ科)、2枚目はネズミモチ(鼠黐、モクセイ科)。6月3日、わが家の庭(1枚目)とウォーキング途中で撮影。
Photos from top: Hippeastrum (family, Amaryllidaceae) and Japanese privet or wax-leaf privet (botanical name, Ligustrum japonicum; family, Oleaceae); taken at our yard (upper) and in the course of walking exercise on June 3, 2010.
2010年6月15日火曜日
タイサンボクなど (Southern Magnolia etc.)
写真1枚目はタイサンボク(泰山木、大山木、モクレン科)、2枚目はアベリア(Abelia、スイカズラ科)。5月31日と6月3日、ウォーキング途中で。
Photos from top: southern magnolia or bull bay (botanical name, Magnolia grandiflora; family, Magnoliaceae) and glossy abelia (botanical name, Abelia × grandiflora; family Caprifoliaceae); taken in the course of walking exercise on May 31 and June 3, 2010.
2010年6月14日月曜日
アスチルベなど (Campanula takeshimana 'Elizabeth' etc.)
写真1枚目はアスチルベ(Astilbe、ユキノシタ科)、2枚目はカンパニュラ・エリザベス(Campanula Elizabeth、キキョウ科)。5月31日、わが家の庭で。
Photos from top: Astilbe (family, Saxifragaceae) and Campanula takeshimana 'Elizabeth' (family, Campanulaceae); taken at our yard on May 31, 2010.
2010年6月13日日曜日
シモツケなど (Japanese Spiraea etc.)
写真1枚目はシモツケ(下野、キシモツケ、木下野、バラ科)、2枚目はアカンサス(Acanthus、ハアザミ、葉薊、キツネノマゴ科)。5月30日、堺市緑化センターで。
Photos from top: Japanese spiraea (botanical name, Spiraea Japonica; family, Rosaceae) and bear's breeches (botanical name, Acanthus mollis; family, Acanthaceae); taken at Sakai Green Center on May 30, 2010.
2010年6月12日土曜日
ノイバラなど (Multiflora Rose, etc.)
写真は上から、ノイバラ(野茨、バラ科)、ジギタリス(digitalis、ゴマノハグサ科)別名キツネノテブクロ、オーニソガラム(ヒヤシンス科)。1、2枚目は2010年5月29日、浜寺公園で。3枚目は5月30日、堺市緑化センターで。
Photos from top: multiflora rose, baby rose or rambler rose (botanical name, Rosa multiflora; family, Rosaceae), foxglove (botanical name, Digitalis; family, Scrophulariales) and star-of-Bethlehem or grass lily (botnical name, Ornithogalum umbellatum; family, Hyacinthaceae); upper and middle, taken at Hamadera Park on May 29; lower, at Sakai Green Center on May 30, 2010.
2010年6月11日金曜日
シャリンバイなど (Rhaphiolepis indica, etc.)
写真は上から、シャリンバイ(車輪梅、バラ科)、ツクシイバラ(筑紫薔薇、バラ科)、スイレン(スイレン科)。2010年5月29日、浜寺公園で。
Photos from top: Rhaphiolepis indica var. umbellata (family, Rosaceae), Rosa multiflora Thunb. var. adenochaeta (Koidz.) Ohwi (family, Rosaceae) and water lily (botanical name, Nymphaea; family, Nymphaeaceae); taken at Hamadera Park on May 29, 2010.
2010年6月10日木曜日
ディラックとクマのプーさんと私 (Dirac, Winnie-the-Pooh and Me: Abstract in Japanese)
[概要]イギリスのノーベル賞物理学者ポール・ディラックの伝記によれば、彼は30歳も過ぎてから、間もなく結婚することになるマンシ(同じくノーベル賞物理学者であるユージン・ウイグナーの妹)の勧めた本を読んでいたが、その中に『クマのプーさん』があったという。この微笑ましい逸話が私にとって特に興味深い理由が他にもある。…[本文(英文)へ]
ユリなど (Lilies, etc.)
写真は、上と中、ユリ(百合、ユリ科);下、ドクダミ(蕺草、ドクダミ科)、別名、ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)。2010年5月27日(1枚目)と28日(2、3枚目)、わが家の庭で。
Photos: top and middle, lilies (botanical name Lilium; family, Liliaceae); bottom, lizard tail or chameleon plant (botanical name Houttuynia cordata; family, Saururaceae); taken at our yard on May 27 (top) and 28 (center and bottom), 2010.
2010年6月9日水曜日
アジサイなど (Hydrangea, etc.)
写真は上から、アジサイ(紫陽花、アジサイ科)、モミジバゼラニウム(紅葉葉ゼラニウム、フウロソウ科)、ヤマボウシ(山法師、山帽子、ミズキ科)。2010年5月28日、わが家の庭と鳳公園(3枚目のみ)で。
Photos from the top: hydrangea (botanical name Hydrangea; family, Hydrangeaceae), Pelargonium (family, Geraniaceae) and kousa dogwood also known as the Japanese flowering dogwood (botanical name Benthamidia japonica; family, Cornaceae). The first two photos were taken at our yard; and the third, at Ōtori Park; on May 28, 2010.
2010年6月8日火曜日
キンシバイなど (Goldencup St. Johnswort, etc.)
写真は上から、キンシバイ(金糸梅、オトギリソウ科)、ビヨウヤナギ(美容柳、オトギリソウ科)、コエビソウ(小海老草、キツネノマゴ科)。2010年5月25、30、28日、ウォーキング途中とわが家の庭(3枚目のみ)で。
Photos from the top: goldencup St. Johnswort (botanical name Hypericum patulum; Family, Clusiaceae), Hypericum monogynum (Family, Clusiaceae) and shrimp plant (botanical name Justicia brandegeana; Family, Acanthaceae). The first two photos were taken in the course of walking exercise on May 25 and 30; the third, at our yard on May 28, 2010.
2010年6月7日月曜日
デイリリーなど (Yellow Iris, etc.)
写真は上から、デイリリー(Hemerocallidaceae 科)、ブラシノキ(フトモモ科、別名カリステモン、ハナマキ、キンポウジュ)、トケイソウ(トケイソウ科)。2010年5月18、20、28日、いずれもウォーキング途中で。
Photos from the top: daylily (Family, Hemerocallidaceae), bottlebrush (botanical name Callistemon speciosus; Family, Myrtaceae) and blue passion flower or passion flower (botanical name Passiflora caerulea; Family, Passifloraceae). All the photos were taken in the course of walking exercise on May 18, 20 and 28, 2010.
2010年6月6日日曜日
キショウブなど (Yellow Iris, etc.)
写真は上から、キショウブ(黄菖蒲、アヤメ科)、アッツザクラ(アッツ桜、ユリ科)、コバノズイナ(小葉の髄菜 、ユキノシタ科、別名ヒメリョウブ、アメリカズイナ、紅葉木)。2010年5月16日、わが家の庭で。
Photos from the top: Yellow iris (botanical name Iris pseudacorus; Family, Iridaceae), spring starflower (botanical name Rhodohypoxis baurii; Family, Liliaceae), and Virginia sweetspire or Virginia willow (botanical name Itea virginica; Family, Saxifragaceae) . All the photos were taken in our yard on May 16, 2010.
2010年6月5日土曜日
長慶寺のアジサイ (Hydrangeas of Chōkei Temple)
昨6月4日午前、妻と泉南市の長慶寺へアジサイを見に行った。ここからは阪和線快速に約30分乗り、和泉砂川駅から約25分歩いて行ける。今年は咲き方が少し遅いようで、色づいている花はまだ少なかった。しかし、駅から静かな街を通ってのちょっとしたハイキングと、仁王門前の100段の石段(1枚目の写真)を昇っての、境内の眺め(2、3枚目の写真)は楽しめた。
Yesterday morning, my wife and I went to Chōkei Temple, Sen'nan City, to look at flowers of hydrangeas. We arrived at the temple after taking the tram for about 30 minutes and walking about 25 minutes. Blooming of hydrangeas seemed to be later than usual; flowers well colored were still relatively small in number. However, we were able to enjoy a little hiking through quiet streets. After going up one-hundred stone steps (the first photo) to the main gate (Niō gate), we had marvellous views of the garden of the temple (the second and third photos).