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2005年5月1日日曜日

時間があまりにも大きな速さを持つ

 高校時代の交換日記から

(Ted)

1952年6月2日(月)雨のち曇り

 またしても、横たわっているのは障害だ。不足だったではないか。[1]

1952年6月4日(水)晴れ

 苦労から逃避しようとしている心境のものが見るとしか思えない夢を見る。よくない心理状態だ。他方、寝床から出て寝床へ戻るまでの時間が、あまりにも大きな速さを持っている。

1952年6月5日(木)晴れ

 予定が延びに延びる。
 Littleやcattleにもアクセント記号をつけなければならないとは思わなかった [2]。I・S 先生の試験問題は、ずらりと書いてある文を訳し、その中の一連の文中の、アクセントのある単語には、残らずアクセント記号をつけよ、というのだった。SN 君たちの習っている FK 先生(あだ名は Lincoln)は、複文を単文に直せとか、"in proportion to" を使って文を作れとか、解くためには応用力を必要とする、手の込んだ問題ばかりを出すそうだが、それに比べれば、I・S 先生の出題は変化に乏しい。

 引用時の注

  1. 学校新聞のために集めた記事が、紙面を埋めるに不十分だったことについての記述か。

  2. Lit-tle、cat-tleと分綴できる2音節語であることを、まだ知らなかったようだ。

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