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2005年5月22日日曜日

アインシュタインの原爆に関することば



 イメージは K. Nabeshima の「憲法九条を守ろう、活かそう:アピール用フリー素材&ネタ」サイトから。

 「アメリカ物理学会ニュース」の2005年5月号 [1] に、アインシュタインが1946年に行った講演の一部が引用されており、「原子爆弾や生物学的兵器から安全であるためには、戦争をさけなければならない。…(略)…もしも戦争を準備するなら、戦争を止めることはできない」とある。これは、いまなお通用する重いことばである。彼が生きていて日本の憲法9条を変える動きを聞いたとすれば、なんといっただろうか。[以上は、英語版記事のアブストラクトである。]


  1. P. Rife, "Einstein, Ethics and the Atomic Bomb" APS News, Vol. 14, No. 5, p. 8 (2005). (Article based on a talk given at the 2005 APS March Meeting in Los Angeles.)

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[以下、最初の掲載サイトでのコメント欄から転記]

ヨハン 05/24/2005
 私個人が思うこと:最強のパワーを秘める物は、転用すれば最強兵器に、最強兵器だから我こそはと持ちたくなる。止められないのは人間の心の弱さ、弱い心を直さなければ、止めなければ。しかし性、どうにもならない。弱き者の弱き心が最強の武力を求める。真の強者は程度の大小を論じて、弱者を叩いたりはしないものだが、弱者が得物を持つと性質が悪い。常に正当化に余念がない。世界平和のためには強き心を持つ指導者が不可欠。思想や哲学、教養に法律、宗教すら弱き心の前では無力に等しいのが人類の性なのでは…。悪魔の兵器と言われて久しい物を、英知で克服できる日はいつのことやら。

Ted 05/24/2005
 「性」といってあきらめないで、人間の弱さに気づいた仲間の連帯によって、人類の英知の面にふさわしい平和な世界を少しでも早く築きたいものです。

K_Nabeshima 05:36:43
 Ted さん、こんにちは。拙作「 P = mc^9 」を取り上げてくださり、ありがとうございます。"よく出来ている" とのご批評、おおきな励ましを得た思いです。世界物理年にあたって同日本委員会が出した一文のなかに「真理への想像力」「論理的な思考」という言葉が出てきますが、これは自然だけでなく社会や歴史に対しても通用する言葉だと、私は受けとめました。先人に学び、このような science の精神を失わない市民であり続けたい、後世にも引き継いでゆきたい、と思います。

Ted 05/25/2005
 この記事にちょうどよい9条を守る訴えのイメージを作っていただき、こちらこそ感謝です。「真理への想像力」には「恒久的平和への想像力・創造力」も含まれるものと、私は受け止めます。Scientists も science だけを考えていてはいけないのです。

ゆっぴー☆ 07/18/2005 06:46
 こんにちは~(☆^ー^☆)。旅行から帰ってきたゆっぴーです。早速、この記事を読みました。一見、難しい公式なのかなって思ったら、E=mc2 にかけたとってもユーモラスな公式じゃないですか。K. Nabeshima さん、尊敬します。
 以下、Tedさんのこの記事を読んだ感想です。さすがアインシュタインですね。正論だと思います。彼が現代にタイムマシンで来たらがっかりするとゆっぴーは思いますよ。科学技術の進歩には喜ぶと思いますが、その使い手の人間の方は全然進歩していないように、彼は思うだろうと、ゆっぴーは思います。核兵器の脅威は、60年前より確実に増大していますからね。ゆっぴーはアインシュタインとは、どんな人物だったのかという点に興味を持ちました。調べているうちに見過ごせないモノを見つけてしまったのでトラックバックします。

Ted 07/18/2005
 アインシュタインは私の最も尊敬する物理学者の一人です。今年は、彼が物理学に大きな影響を与えることになった特殊相対性理論ほか、重要な3論文を一度に発表した年から100年目にあたり、世界物理年に指定されています。なお、1999年末にはアメリカのTime 誌が、アインシュタインを20世紀を代表する人物、 "Person of the Century" に選びました。物理学上の業績だけでなく、平和のための発言や努力においても、彼は立派な人物だったと思います。

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