ページ

2005年8月13日土曜日

ケイトウ(写真)/ なまじ訪問し合う間柄ゆえ…


ケイトウ

 甲子園では球児らの熱闘が続くが、近隣の公園にはケイトウの花が咲き、秋の気配が忍び寄る(写真は堺市・笠池公園で、2005年8月9日)。

なまじ訪問し合う間柄ゆえ…

 高校時代の交換日記から

(Ted)

1952年10月19日()晴れ

 26ホームでは選挙管理委員の NS 君をリコールでやめさせ、生徒会議員にしてしまったということを Jack から聞いた。2年生から会長が出るとすれば、授業中に先生の質問に答えるときでも「これはー、ですね」などと、妙にもったいぶったいい方をする SM 君よりも、明朗で意気の強い NS 君の方が望ましい。

 3校の野球リーグ戦は、見ていて少しも熱の入らないものだった。対二水戦は4回辺りから見たが、菫台は毎回走者を出しながら、得点できないで破れた。吉田投手は加賀谷投手をリリーフして登板していた頃より、ずっと安定感が出て来ている。けれども、甲子園のマウンドを踏む投手として期待するには、まだまだ球威が足りない。対桜丘戦は1回の表裏がヤマだった。そして得点も、両校ともその回にのみしか上げ得なかった。何回だったかに、上井君を二塁において、捕手の中井君が左前安打したが、そのとき三塁までしか走れなかった上井君が還っていれば面白かっただろうと、惜しまれる。

 また HZ 君に会った。(彼の名を書くたびに「また」と書かなければならない。)彼は「学校は?」と聞いたようだった。質問としては、あまりにも漠然としていたので、何とも答えられなかった。黙ったまま相手の顔を見つめているわけにもいかないので、視線を全然意味のない方向へ向けた。なまじ家を訪問し合うほどの間柄ゆえに、道で会う毎に一礼しただけで行き過ぎられないのは面倒なことだ。

[以下、最初の掲載サイトでのコメント欄から転記]

四方館 08/15/2005 12:26
 ケイトウの花、いいですね。幼い頃の家の二軒隣の角が小さな医院でしたが、そこの庭に並んで咲いていた光景が想い出されました。

Ted 08/15/2005 16:32
 この写真のケイトウは大小いろいろですが、紅い房状の花の丈が揃っていると、私はロンドンやオタワで見た衛兵交替の儀式を思い出します。

0 件のコメント:

コメントを投稿