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2012年8月23日木曜日

金沢での同窓会 (Reunions in Kanazawa)



上:小学校同級会の行なわれた金沢・湯涌温泉の宿「やました」(宿のリーフレットから)。
下:中学校のミニ同窓会をした ANA クラウンプラザ金沢。

Upper, the hotel Yamashita in Yuwaku Spa, Kanazawa, where the reunion of our elementary school class was held (taken from the leaflet of the hotel); lower: the hotel ANA Crowne Plaza, Kanazawa, where we had a private mini-reunion of our junior high school.

[Abstract] On June 24, I attended the reunion of our class at Ishibiki-cho Elementary School. It was held in Yuwaku Spa, Kanazawa, to celebrate the ninetieth birthday of our teacher Mr. A and our age of about 77. A total of 20 persons including Mr. A participated in the meeting. The next morning, I visited the late Y.A.'s sister, R.S., and her husband in Kanazawa. That afternoon, I had a private mini-reunion of Shikindai Junior High School at the tea room of ANA Crowne Plaza, Kanazawa, together with two old girls and two old boys. I was able to make quite effective use of the two-day trip to Kanazawa. (Main text is given in Japanese only.)

 さる7月24日、金沢の湯涌温泉で石引町小学校6年2組の同級会があり、参加した。A 先生が卒寿、生徒がほぼ喜寿(どちらも満年齢で)を記念しての会で、生徒は女子10名、男子9名、先生を入れて合計20名が集まった。A 先生は私たちの卒業後間もなく、障害児教育の学校に移り、その道で多くの感謝状、表彰状、そして勲四等・瑞宝章の叙勲も受けていられる。感謝状や叙勲については、今回先生が配布された資料で初めて知った次第だ。カリフォルニア大学名誉教授になって神戸に戻っている H・I さんがパーキンソン病で歩行困難のため不参加だったのは残念だった。

 同級会の翌25日午前、一昨年亡くなった Y・A さんの姉君、 R・S さんの家(Y・A さんが亡くなるまで住んでいた家へ昨年移られたのである)を訪れた。R さんの夫君、S 氏は私より2歳年長で、松ヶ枝町小学校の出身と初めて知った。S 氏の卒業後のことになるが、松ヶ枝町小学校と私のいた石引町小学校は野球で県内1、2位を争う関係だったことを話すと、ご存知だった。新制高校に移る直前の中等学校野球大会で活躍した金沢三中の選手たちの名前を互いに思い出し合ったりもした。R さんは認知症になっているが、過去の記憶は確かで、大連で私と同じ家で過ごした日々のことをいくつか思い出して話された。ただ、「大連からいつ引き揚げたの?」と繰り返し尋ねられたりはしたが。

 午後は、金沢駅前の ANA クラウンプラザの喫茶室で紫錦台中学のミニ同期会を持った。急な連絡にもかかわらず、声をかけた一同、K・T さん、T・M さん、T・K 君、T・TK 君*が集まってくれて、1時間半ばかり和やかに話し合った。私の好みで集めた人たちだが、私以外はみな中学3年のときは同じクラス(4組、私だけ7組)にいた人たちで、上記の名前の順に、書道、水墨画、油絵、植物細密画を趣味としている芸術好きの人たちでもある(そして私は水彩画を趣味とする)。出身小学校が、T・TK 君と私が同じである以外、みな異なっていたのも面白い。——有効に活用出来た一泊二日の金沢行きだった。

 後日、電話で小学校同級会の様子を H・I さんに伝えた。その折に彼女は、私の自費出版書の英語が日本人離れしていて、また分かりやすく書かれていると褒めてくれた。それに対して、受験勉強で長文の英文和訳を学んだせいで、就職早々の頃は長いセンテンスで書いていたが、英文科学論文の書き方を学ぶうちに短い文で分かりやすく書くのがよいと心得たことなどを話した。さらに、大江健三郎の文が分かり難い理由(先に本ブログに書いた話)を持ち出すと、彼女は、大江の文を教材に使い、その理解度によって学生の日本語の上達度が分かったことや、大江は話すときにドモルようなクセがあり、彼の文もドモッているのだという辛辣な見解などを話し、話題が尽きない。一時間ほど話したところで、「また電話します」といって、半ば強引に切らなければならなかった。

* 「T・T 君」としたのでは私の頭文字と同じになるので、仮名書き2文字目の頭文字 K を加えた。

2 件のコメント:

  1. 先生にとって、金沢は切っても切れない場所ですね。私も、金沢に一度行った事がありますが、とっても綺麗な町でした(^o^)丿

    同窓会は、まだ一度も行ったことがないのですが、もし行く機会があったら、ブログに載せたいと思っています♪

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  2. 郷里が街の風情からいっても、訪れると気持ちの落ち着く場所であるのは嬉しいです。最近は、風情もいささか変りはしましたが…。

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