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2015年1月13日火曜日

2015 年 1 月 1 日までの記事へのエム・ワイ君の感想 1 (M.Y's Comments on My Blog Posts until January 1, 2015 -1-)

[The main text of this post is in Japanese only.]


冬空に天使のはしご。2014 年 12 月 28 日、ウォーキング途中で撮影。
Angel's ladders in winter sky; taken on December 28, 2014, in the course of my walking exercise.

2015 年 1 月 1 日までの記事へのエム・ワイ君の感想 1

 M・Y 君から "Ted's Coffeehouse 2" 2015 年 1 月 1 日までの記事への感想を 2015 年 1 月 12 日付けで貰った。同君の了承を得て紹介するが、長いので何回かに分けることにする。



1. 未年

 この記事の冒頭には、ジェームズ・ティソの『グッド•シェパード』の絵が引用されていて、下記の説明があります。
この絵は、マタイによる福音書 (18:12–14) とルカによる福音書 (15:3–7) にある次の物語を描いたものである。1 匹の迷子になった羊のため、羊飼いは 99 匹の群れを残して探しに行き、失った羊を見つけて、それを肩にかつぎ、歓喜して帰って来た。
私は、キリスト教系の幼稚園に通い、米国帰りの白髪の園長先生から聖書物語を色いろと聞かされ、「この一匹の迷子になった羊」の話もよく憶えています。当時はまだ太平洋戦争が始まっていませんでしたが、キリスト教は歓迎されない宗教でした。新島襄の話なども色いろ記憶に残っています。『グッド•シェパード』には、聖書の意味するところが、雄々しく、よく描けています。

 記事「未年」の本文は年賀の挨拶で、次の文を引き、「自然や平和を駆逐するような政治はまっぴらです」としています。
 私は演説を傾聴していた。[…略…]
「[…略…]私が大蔵大臣になればですよ。この化学工業を盛んにしているから、濠洲だろうが、何処だろうが 羊 なんか一頭もいなくなっている……」
 私はもうその先を聞いていられなくなった。
——串田孫一『博物誌 I』(1971)
これはよい引用で、まさに「自然や平和を駆逐するような政治」を風刺しています。昨年 9 月 18 日に逝去した経済学者、宇沢博文・東大名誉教授が、人類が平和に暮らし自然環境を守る経済のあるべき姿について説いていたことを最近知りました。(つづく)

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