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2015年6月28日日曜日

広島原爆、断定の原資料が荒勝京大元教授の遺品から発見される (Original Data of Hiroshima Atomic Bomb Study Found in Articles Left by Bunsaku Arakatsu)

[The main text of this post is in Japanese only.]


アガパンサス(ムラサキクンシラン)。2015 年 6 月 22 日、わが家の庭で撮影。
African Lily (Agapanthus praecox); taken on June 22, 2015 in my yard.


わが家のプランターに今年も花咲いたネジバナ(モジズリ)。2015 年 6 月 27 日撮影。
Flowers of Chinese Spiranthes (Spiranthes sinensis) also bloomed this year in planters in my yard; June 27, 2015.

広島原爆、断定の原資料が荒勝京大元教授の遺品から発見される

 2015 年 6 月 26 日、表記のニュースを各メディアが伝えた。中でも毎日紙の報道が詳しく、9 枚の写真からなる写真特集もオンライン版で見ることが出来る。

 毎日紙の記事は、1945 年 8 月、広島に原爆が投下された直後に現地で調査した京都帝国大学(現京都大)教授の荒勝文策氏(故人)が、「新型爆弾」が原爆だと初めて科学的に断定した分析資料の原本が、氏の遺品から見つかったことを伝えるものである。「荒勝氏らが現地調査し、科学的に原爆だと突き止めたことは知られていたが、データの原本が明らかになったのは初めて」として、核開発史に詳しい政池明・京大名誉教授(素粒子物理学)が、「原爆開発に関与した当時の日本の科学者が、どのように原爆と特定したかが分かる貴重な資料だ」と評価していることも述べている。資料は現在、荒勝氏の家族から政池氏の手を経て、京大総合博物館に保存されており、学習院大大学院生の久保田明子さんが内容を分析しているとのことである。

 私の今年 4 月 5 日付けブログ記事第2パラグラフ中の「原データ」とは、毎日紙記事などが報じている「原本」の一つの、ベータ線半減期計測のグラフである。ブログ記事中にある M・A 君とは、実は政池明君である。上記ブログ記事の末尾にも、今回のメディア報道について「後日の注記」として短く書いておいたが、過去の記事の注記はあまり人目に触れないだろうと思い、ここにも記すことにした。

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