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2018年11月24日土曜日

鶏足寺の紅葉 (Autumn Leaves of Keisokuji Temple)

[The main text of this post is in Japanese only.]



 昨 23 日、「紅葉の鶏足寺と『想古亭げんない』:晩秋の観音の里散策と湖国の幸を古民家で」というバス旅行に参加した。集合は JR 大阪駅横の西梅田スクエア前に午前 8 時 10 分前までにということで、わが家からそれに間に合うように行くには午前 4 時に起きる必要があった。それを克服して、JR 鳳駅発の予定の関空快速に間に合ったが、なんと、京橋駅の設備点検のため外回り環状線が運休中で、その快速電車は天王寺止めだという。やむなく、天王寺で地下鉄に乗り換え、時間を気にしながら集合地へ向かった。それでも、集合時間に 5 分の余裕を持って間に合った。

 バスが大阪を出発した時は晴天だったにもかかわらず、目的地近くの滋賀県北部へ入ると小雨だった。午後には天候が回復するかもしれないという情報で、添乗員さんが予定を変更し、鶏足寺への散策を後に回し、まず、風格のある百姓家を利用した想古亭源内で琵琶湖の幸を食材にした昼食を楽しむことになった。水上勉の「湖の琴」に出てくる料亭のモデルだという想古亭は、その建物や庭にも趣きがあったが、雨のため、残念ながら写真は撮らなかった。食後の自由時間に想古亭のすぐ隣にある伊香具(いかぐ)神社の広い境内へ行ってみた。ここでも雨のため、散策はごく少しだけにとどめた(下の写真)。


 再びバスに乗って下車したのは、鶏足寺・石道寺 紅葉散策の総合案内所(といってもテント掛けの臨時の場所)の前である。バスで配布された散策案内図では、己高閣(ここうかく)、世代閣(よしろかく)(ともに鶏足寺や関連寺院に伝わった仏像などを収蔵・公開している蔵である)への石段を登ってから、右へ曲がり、薬草畑の間を抜ける小道を行くようになっていた。しかし、添乗員さんの勧めで、私たちは石段を登らないで脇の道から直接、薬草の小道へ進んだ(昨年度の紅葉期間に向けて作成された奥びわ湖観光協会の PDF ファイルがこちらにある。その 2 ページ目の地図を別ウインドウに出しておいて読んでいただくと分かりやすいだろう)。己高閣、世代閣へは帰路に坂道で行けるのだ。

 薬草の小道の先の鶏足寺遊歩道を進むうちに、右手に湿地に続いて亀山の茶畑が見えると鶏足寺境内が近い。その先に石道寺があるが、われわれバス一行の観光は鶏足寺(旧飯福寺)までということだった。雨は相変わらず続いていて、よいカメラ・アングルを選ぶ余裕はなかった。それでも紅葉が見事だったので、なんとか格好のつく写真を小数枚ながら撮ることができた(本記事のトップの写真と、以下に載せる写真)。


 行きには高速道路がかなり混んでいたが、帰途はそれほどでなく、予定よりいくらか遅い午後 6 時過ぎ、車窓から美しく望まれた満月とともに JR 大阪駅西口へ帰着した。

 (2018 年 11 月 25 日修正)

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