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2005年4月26日火曜日

多重の安全対策を:JR福知山線の大惨事に思う


 昨4月25日午前、兵庫県尼崎市の JR 福知山線尼崎・塚口間で7両編成の快速電車が脱線し、1、2両目が線路脇のマンション1階に激突・大破、乗客約580人のうち死者が73人、負傷者が441人に上るという大惨事となった。

 日常、安心して身を任せている列車が、自然災害等の不可抗力もなく、突然このような大事故を起こすとは、まことに恐ろしい。犠牲になった方がたのご家族やケガをされた方がたの心中は、察するにあまりある。

 国と JR には、尊い犠牲を無駄にしないよう、スピードの自動制御装置の改善、急カーブの改善、軽車両化の見直し、線路とビルの距離の制限等々、多重の安全対策を施すことを即刻検討し、実施して貰いたい。

 私はなぜか、このように多くの死者が出たニュースを見聞きするとき、地球最後の日をかいま見る思いがする。地上にすでに生命はなく、巨大化した太陽のみが空に君臨する…。人間のいのちの連帯感がもたらすイメージだろうか。

[以下、最初の掲載サイトでのコメント欄から転記]

四方館 04/26/2005 15:08
 この沿線、大阪市内にほど近く、もしや不幸にも知人がおりはせぬかと報道に釘付けとなってしまいました。幸いにも現在のところ居ないようなのでほっと一息ついているのですが‥‥。それにしても凄惨な事故となったものです。高度な安全性を誇ってきた日本の鉄道の大規模な脱線事故に、世界のマスコミが取り上げています。仰るように幾重にも安全対策の徹底が望まれますね。否応もなく不条理な死に見舞われた方々のご冥福を祈りましょう。

Ted 04/26/2005 16:22
 まことに、「不条理な死に見舞われた方々」といわなければなりません。ご冥福を祈る意味で、けさ近くで撮った白いツツジの写真を掲げました。わが国の大惨事が世界のマコミのトップ・ニュースになるとは、恥ずかしいことです。

porco 04/26/2005 22:38
 「地球最後の日をかいま見る思いがする。」…私もそのような気持ちになります。無力感、虚無感と申しましょうかなすすべもなく人間は「何か」に向かっているのではないか、とか。

Ted 04/27/2005 07:53:02
Yes, the human is a small being in a big flow of the time of the universe. But we have to do our best to live a good and meaningful life in that flow.

RIN 04/27/2005 00:33
 先程、新聞社に勤める私の高校時代からの友人から、つい最近まで事故のあった路線の電車で通勤していたが、今は転勤していて無事だよ、という連絡がありました。やはり「人と人」はどこかで必ずつながっていて、このような事故が決して他人事ではないことを実感してしまいました…。

Ted 07:56
 ご友人が無事でよかったですね。『「人と人」はどこかで必ずつながっていて』――確かにそうです。そういう人間同士が殺し合う戦争は、決して起こしてはなりません。

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