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2019年10月20日日曜日

N・T 氏へのメール -2-:漱石記念館など (Email Messages to N. T. -2-: Soseki Museum, etc.)

[The main text of this post is in Japanese only.]


わが家の庭に今年初めて咲いたシュウメイギクの花。2019 年 10 月 11 日撮影。
The first flower this year of Japanese anemone in my yard; taken on October 11, 2019.

N・T 氏へのメール -2-:漱石記念館など

2019 年 8 月 24 日
N・T 様

 拙文「オランダとロンドンで」をお読みの上、ご感想をいただき、恐縮です。

 貴殿の「英蘭紀行」中、漱石記念館の名が出たあと、漱石の話がいろいろ続いていた[注 1]ので、記念館をご覧になったものと思い込んでいましたが、今日お知らせいただいた熊本新聞のウェブページによれば、先生のご旅行時には閉館されていて、今年 5 月に場所を変えて新記念館として開館されたということですね[注 2]。漱石についてまたお便りされるかもしれないとのこと、大歓迎です。

 ローザとはロザリンド・フランクリンのことですね。彼女について別の機会に書かれましたら、またぜひ読ませて下さい。

 なお、私の「ゆっくり人の時空漫歩」は、その後ホームページでは継続していなくて、ブログをそのような目的に使っています。"Ted's Coffeehouse 2" というタイトルのブログサイトで、和英両文で書いていた時もありますが、最近は概ね表題と写真説明のみが英文付き、本文は和文のみとなっています。記事の投稿も、論文集編集に力を入れ始めてから、ガクンと減り、月に 1 ないし 3 回程度になっています。ホームページに英文で書いていた短いエッセイも、ブログ "IDEA & ISAAC: Femto-Essays""IDEA & ISAAC: Surely I'm Joking!" で続けてはいますが、このところ、何年かに 1 記事を書く程度になっています。このように、寂しい執筆状況ですが、お暇の折にご笑覧・ご高評いただければ幸いです。

 T・T


2019 年 8 月 25 日
N・T 様

 漱石記念館の件では、貴殿の紀行文中、「[漱石の留学時の下宿]の向かいの建物には以前、多くの日本人が訪れた漱石記念館があり」のところの「以前」の語が頭に残らない雑駁な読み方をしていました。私の方こそ、申し訳ありません。メール中のエピソード[注 3]、楽しく拝読しました。

 なお、私のブログ中、漱石について書いた文は、"Sōseki" というラベルをつけてあり、下記の URL でまとめてご覧になれます。
  https://ideaisaac2.blogspot.com/search/label/Sōseki

2013 年に書いていた "漱石『草枕』の主人公が唱える芸術の「非人情」" と題するシリーズは、もう少しで終わるところで未完のままになっていますが。

 T・T

 追伸。漱石に触れながら "Sōseki" のラベルを入れ忘れたブログ記事がいくつもあることに気づきましたので、これから追加修正します。上記の URLは、その修正が完了したことをお知らせしたあとにでもご覧いただければ幸いです[注 4]。

 T・T


 [注]
  1. N・T 氏は近くにある赤い郵便ポストを見て、「僕ハモーダメニナッテシマッタ」と書いてきた子規に、漱石が少しでも苦しみを忘れさせようと、ユーモア溢れる書簡を投函したポストかもしれない、と思っている。また、ラベンダーヒルへの坂道やクラッパム公園は、漱石が転倒し乳母車にぶつかりながらも、下宿の主人ミス・リール婆さんから勧められた自転車の練習に励んだところ、ということも記している。
  2. 新・ロンドン漱石記念館のホームページがこちらにある。研究家向けに私宅で再開館したとのことで、見学には予約が必要である。
  3. N・T 氏夫妻が地下鉄を降りて漱石の下宿跡へと向かっていると、すれ違った婦人から、「今日は休日ですので,ミュージアムはお休みですよ」教えられたが、その瞬間には、ミュージアムとは漱石記念館だということが分からなかった、などの話が書かれていた。
  4. その後、修正は完了している。

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