京都大学総合博物館で開催中の「素粒子の世界を拓く:湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年記念展」が来たる28日で終りと最近気づき、昨日、急に思い立って見に行った。私にとって、内容はおおむね知っていることだったが、展示はよく出来ていて、湯川博士の学生時代のノートなどの展示品からは、博士の学問への情熱がひしひしと伝わってきた。
他方、私の学生時代はといえば、湯川博士の量子力学の講義が、『岩波講座・現代物理学』中の量子力学の巻に博士が書かれた通りだったので、ノートもとらないで聞いていた。友人のY君は、日付け入りでノートしていたそうで、12月第2週からは、湯川教授が海外出張のため、井上助教授が講義と単位認定を引き継いだと、メールで教えてくれた。そうならば、私は大学3・4回生のときの単位取得認定を記した「受教簿」をなくして残念に思っていたが、「湯川秀樹」の署名は井上助教授のものだった可能性が大である。(なくしても惜しくない、といっては井上博士に失礼だが。)
Random writings of a retired physicist
Continuation of "Ted's Coffeehouse" (now being restored in archives of this site)
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2007年1月25日木曜日
受教簿
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