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2019年7月3日水曜日

再度「ケ・セラ・セラ」をリクェスト (Requested "Que Sera Sera" Again)

[The main text of this post is in Japanese only.]


映画『知りすぎていた男』の劇場用ポスター。
Theatrical poster for the film The Man Who Knew Too Much.
Copyrighted by Paramount Pictures, Inc. Artist(s) not known. [Public domain], via Wikimedia Commons.

 九州北部から近畿にかけて、記録上最も遅い梅雨入りが発表されたのは、6 月 26 日だった。それから間もない 6 月 29 日、雨を心配しながら、岸和田での「みんなで歌う音楽会」に出かけた。幸い往復とも傘を広げる必要はなかったが、いつもは 10 名ほどある参加者が、今回は 7 名と、格別少なかった。最近よく参加している夫婦は夫人だけの参加で、私が参加し始める前に来ていて久しぶりに参加したらしい別の夫婦を見かけた。

 私は次の 9 曲をリクェストして、全部採用された。
  • あざみの歌
  • 忘れな草をあなたに
  • この道
  • りんごのひとりごと
  • 浜辺の歌
  • ケ・セラ・セラ
  • 泉のほとり
  • 谷間のともしび
  • あの町この町

 「ケ・セラ・セラ」は、この催しで使う歌詞集になかったのに、前回私がリクェストしてみたところ、英語の歌詞プリントが配布された。せっかくプリントを貰ったのだからと思い、再度リクェストしたのである。コメント欄に、「この歌が登場した映画『知りすぎていた男』は、たまたま異性の幼友達と映画館前で出会い、一緒に見ることになったものです」と書いた。

 主催者でピアノ弾き語りをしている喜多亮介氏は、出会いの状況に想像を交えた説明を加えて、そのコメントを紹介し(注参照)、「『知りすぎていた男』はどんな映画でしょうか」と言った。誰も答えないので、私が仕方なく、「サスペンスです、ヒッチコックの」と答えた。いまや『知りすぎていた男』を知る人も少ないようである。

 上記の幼友達、故・A さんと一緒に歌を歌ったことはなかったが、不思議にも歌にまつわる思い出がいくつかある。今後もコメントに「幼友達」を登場させると、誰のリクェストかが分かってしまいそうである。いっそのこと、次の機会には「私のコメントに繰り返し出て来る幼友達」として登場させようかとも思っている。

 注:コメントを短く書いたので、そこから喜多氏が想像した場面——久しぶりに再会して、映画でも見ようかということになった——は、実際とは異なっていた。実はその映画は、大学生時代の夏休みに、珍しく男性の友人 K 君と一緒に見に出かけたのだ。すると、チケット売り場で少し先に来ていた A さんを見かけて(久しぶりの再会というほどではなく)、私が後ろから彼女に声をかけた。K 君は変に気を利かせて、遠く離れた席へ行ってしまい、A さんと私が並んだ席で見ることになった、という次第である。

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2 件のコメント:

  1. ケ・セラ・セラから始まる幼友達Aさんとの顛末を読ませていただきました。K君も含めた登場者の微妙な心の動きを察しながら、甘酸っぱい気分になりました。高尚な論文風のブログが多い中、このような柔らかなお話に出会い、Tedさんの新たなお人柄を発見した思いです。

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    1.  理系の道に進みながら、文学青年的なところがあったので、柔らかい話も結構たくさん書いています。

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