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2010年3月31日水曜日

春の花々13 (Flowers of Spring 13)


 シャガ(射干、著莪、アヤメ科)。写真は2010年3月27日、わが家の庭で。

Japanese iris (botanical name, Iris japonica), a plant in the family Iridaceae. The photo was taken in our yard on March 27, 2010.

2010年3月30日火曜日

春の花々12 (Flowers of Spring 12)


 モクレン(モクレン科)。花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。ハネズ、モクレンゲと呼ばれることもある。昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるが、これは花がランに似ていることに由来する。今日では、ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ばれるようになった。ハクモクレン(白木蓮)はモクレンの仲間で白色の花をつける [1]。
 写真は2010年3月27日、堺市・津久野南団地で。この辺りで見かける大抵のこの木は高木に育っており、花が私の背の高さより上に咲くので、写真を撮ることがむずかしい。
Magnolia liliiflora (variously known by many names, including Mulan magnolia, Purple magnolia, Red magnolia, Lily magnolia, Tulip magnolia and Woody-orchid) is a small tree native to southwest China (Sichuan, Yunnan), but cultivated for centuries elsewhere in China and also Japan. It was first introduced to English-speaking countries from cultivated Japanese origins, and is thus also sometimes called "Japanese magnolia", though it is not native to Japan [2].
The photo was taken at Tsukuno-minami Housing Development, Sakai, on March 27, 2010. Most trees of this species around here have grown to become very tall; and flowers are far above my head. Thus, it is difficult to take a suitable photo of the flowers of this species.

文献
  1. 「モクレン」, フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 [2009年9月21日 (月) 04:56].
  2. "Magnolia liliiflora," Wikipedia, the free encyclopedia (8 November 2009 at 23:08).

2010年3月29日月曜日

春の花々11 (Flowers of Spring 11)



 オオシマザクラ(大島桜、バラ科)。関東以南の島々の海岸沿いから山地にかけて多く生育する。特に伊豆諸島に多く、和名の由来となっている。伊豆半島、房総半島にも自生するが、製炭のため持ち込まれたものと言われている。3月から4月にかけて、葉の成長とともに茎の先端から数個の花をつける。(以上 [1] から抜粋。英文説明は英語版 [2] からの抜粋で、内容が若干異なる)。2010年3月27日、鈴の宮公園で撮影。若緑色の葉も混じるので、木の遠景は2枚目の写真のように、微かに黄緑色を帯びる。昨日掲載のヤマザクラの遠景が、赤い若葉によって赤みを帯びるのと対照的である。

Prunus speciosa, oshima cherry, Japanese oshima zakura, native to Izu Ōshima island and the Izu Peninsula on Honshū near Tokyo, Japan (an excerpt from [2]). The photos were taken in Suzunomiya Park, Sakai, on March 27, 2010. Yellowish-green leaves grow at the same time as blooming. Therefore, the far sight of the oshima-cherry tree with blossoms is a little yellowish-greenish as seen in the second photo, as contrasted to the reddish view of the yamazakura tree posted yesterday.

文献
  1. 「オオシマザクラ」, フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 [2010年3月2日 (火) 12:14].
  2. "Prunus speciosa," Wikipedia, the free encyclopedia (21 October 2009 at 20:08).

2010年3月28日日曜日

春の花々10 (Flowers of Spring 10)



 ヤマザクラ(山桜、バラ科)。日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている。ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。多くの場合、葉芽(赤色)と花が同時に出現し、これがソメイヨシノとの違いの大きな特徴である。[1]。2010年3月27日、鈴の宮公園で撮影。

Prunus jamasakura (Japanese name, yamazakura); a typical wild species in Japan, often seen in mountainous areas and used for the theme of tanka (the Japanese poem of a short form). Red leaves appear at the same time as flowers. This constitutes a remarkable distinction from someiyoshino. The photos were taken in Suzunomiya Park, Sakai, on March 27, 2010.

文献
  1. 「ヤマザクラ」, フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 [2010年2月12日 (金) 05:45].

2010年3月27日土曜日

春の花々9 (Flowers of Spring 9)


 アセビ(馬酔木、ツツジ科)、日本に自生し、観賞用に植栽もされる。有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤とする。有毒成分はグラヤノトキシンI(旧名アセボトキシン)[1]。2010年3月27日、わが家の庭で撮影。

Japanese andromeda (botanical name Pieris japonica), a plant in the heath family, Ericaceae, native to eastern Asia and Japan, but also widely cultivated in gardens; poisonous if consumed by people or animals [2]. The photo was taken in our yard on March 27, 2010.

文献
  1. 「アセビ」, フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 [2010年1月16日 (土) 09:57].
  2. "Pieris japonica," Wikipedia, the free encyclopedia (16 February 2010 at 18:32).

2010年3月26日金曜日

春の花々8 (Flowers of Spring 8)


 トキワマンサク(常磐万作、マンサク科)とベニバナトキワマンサク(紅花常磐万作、同)。どちらも、2010年3月22日、鳳公園で撮影。これらの木々が秋に戻り咲きしているのを見かけるが、そのときに比べると、圧倒的に多くの花をつけている。上掲の写真は、紙細工のように見える個々の花の面白さを出すために、背景がすっきりする枝を選んで撮った。

Chinese fringe flowers (botanical name Loropetalum chinense), white-flowering and pink-flowering varieties. The photos were taken at Ōtori Park near here on March 22, 2010. I saw these trees having flowers in autumn. Compared with such unseasonable flowering, they have quite a lot of flowers in spring. Therefore, I had to choose twigs with a relatively simple background scene in order to take pictures showing the nature of these flowers like paperwork products.

2010年3月25日木曜日

春の花々7 (Flowers of Spring 7)


 ムスカリ(ユリ科ムスカリ属 Musscari の植物の総称、狭義には学名 M. neglectum をいう)、別名ブドウヒアシンス、原産地は南西アジアあるいは地中海沿岸地方 [1]。2010年3月21日、わが家のプランターで花咲いたものを撮影。

The genus Muscari, commonly and collectively known as grape hyacinths, are a group of deciduous plants native to Eurasia that produce urn-shaped spikes of dense, most commonly blue, flowers resembling bunches of grapes in the spring [2].

文献
  1. 「ムスカリ」, ウィキペディア日本語版 [2009年12月1日 (火) 20:11].
  2. "Muscari," Wikipedia, the free encyclopedia (15 January 2010 at 06:07).

2010年3月24日水曜日

春の花々6 (Flowers of Spring 6)


 ゲンペイモモ(源平桃)、桃の一品種。紅白の重弁花がまじって咲く。別名・さきわけもも、日月桃(じつげつとう)[1]。2010年3月22日、中の池公園で撮影。

Peach flowers called Gempei-momo in Japanese. "Momo" means "peach"; and "Gempei," two families, Minamoto (Genji) and Taira (Heike), that fought a war from 1180 to 1185 in pursuit of the power to rule Japan behind the Emperor. Red flags were the symbol of Genji; white ones, that of Heike. Thus, the species of peach that blossoms both in red and white has the above name. The photo was taken at Nakanoike Garden near our house, on March 22, 2010.

文献
  1. 「源平桃」, kotobank, デジタル大辞泉.

2010年3月23日火曜日

春の花々5 (Flowers of Spring 5)


 ソメイヨシノ(染井吉野)。エドヒガン系のコマツオトメとオオシマザクラの交配で生まれたサクラの園芸品種 [1]。2010年3月22日、日部神社で撮影。ここのソメイヨシノは、この近辺では毎年最も早く開き始める。

Prunus × yedoensis (Yoshino Cherry; Japanese: 染井吉野 Somei-yoshino) is a hybrid cherry of unknown origin, probably between Prunus speciosa and Prunus subhirtella. It occurs as a natural hybrid in Japan, where it has also long been cultivated in Yoshino (after which it is named) and elsewhere [2]. The photo was taken at Kusabe Shrine on March 21, 2010. The somei-yoshino blossoms of this shrine begin to bloom earliest among those around here.

文献
  1. 「ソメイヨシノ」, ウィキペディア日本語版 [2010年3月17日 (水) 02:46].
  2. "Prunus × yedoensis," Wikipedia, the free encyclopedia (14 December 2009 at 04:13).

2010年3月22日月曜日

春の花々4 (Flowers of Spring 4)


 写真の植物は、わが家の庭に長く存在するもので、プリムラ(サクラソウ科サクラソウ属)の一品種と思われる。2010年3月21日に撮影。

The plants of the above photo have been present in our yard for many years and are considered to belong to the genus of Primula in the family Primulaceae. The photo was taken on March 21, 2010.

日本語の受動態など (The Passive Voice, Etc., in Japanese Language)

W さん

 なかなか鋭いご質問をいただき、私にもたいへん勉強になります。

 「生まれる」は『広辞苑』を見ると自動詞となっていました。あなたの解釈の方が正しいです。私の説明は、「生む」(あなたが書かれた「産む」も正しいです)という他動詞から自動詞の出来上がる段階についての、いわば語源的なものでした。しかし、そうなると自発の助動詞の使用例が全く思い浮かびません。あなたが勉強されたときには、何か例を習われましたか(私が日本語の口語文法を習ったのは、中学生時代ですから、60年ほど昔のことです!)。

 「私はあの映画に感動された」は、中国語では使われるとのことですが、日本語では使われません。「感動する」は自動詞なので、受け身の形の文を作るには、まず、使役の助動詞を使った「感動させる」という他動詞的な形にしておき、それ(あなたのいわれる「受身と使役を一身にした表現」)を使って「私はあの映画に感動させられた」といわなけらばならないのです。——このように考えると、私が先のメールで、「あの映画は感動された」が「理論的には可能」と書いたのは間違っていたことになります。——

 「感動する」の「する」の部分は、もともとは他動詞ですが、目的語を一つしか取り得ない種類のものです。そこで、「感動」という目的語をくっつけてしまったことにより、それ以上の目的語を取り得なくなって、自動詞に変わり、「あの映画は私を感動する」のようにいうことが出来ません。したがって、これを受け身にした「私はあの映画に(よって)感動された」といういい方はないのです。あなたが書かれた「お母さんにニンジンを食べさせられた」の例でも、「食べる」が目的語を一つしか取らない他動詞であり、それが「ニンジン」に使われているので、使役の助動詞を利用しないと、「私」が目的語の位置にある形から、主語になる受け身の文に変える操作が出来ないのです。

 「私はこの本をあの人に与える」というときの「与える」のような、目的語を二つ取る他動詞ならば、「この本は私からあの人に与えられる」「あの人はこの本を私から与えられる」という二つの形の受け身の文が、これこそ理論的に可能だと思います。

 私は読んで慣れることをあなたにお勧めしましたが、あなたが「外国語としての自然な日本語は、母国語との比較をしないと理解が難しい」といわれるのも、もっともです。いったん比較によって相違を理解して、頭を整理した上で、慣れることに努めるのがよいでしょうね。

 書き言葉と話し言葉の相違も、確かに難しい問題です。とくにあなたのように、日本という外国で暮らしながら日本語で論文も書かれる場合には、難しさがひとしおでしょう。私の場合は、英語の話し言葉を実際に使う機会がきわめて少ないので、多少なりとも慣れているのは書き言葉の方です。そこで、書き言葉の調子で英語の会話をしているので、変なやつだと思われているかも知れませんが、外国人だということで大目に見て貰うしかありません。(書き言葉で話しても、私の場合、英語表現を思いつく速さは遅いので、会話での文は自然に短くなり、その意味では、努力しなくても、いくらか話し言葉に近づくことになります。)

 とりあえずご質問にお答えしました。論文の構成の話は次回に延期します。

 T. T.

2010年3月21日日曜日

サクラ開花 (Cherry Blossoms Begin to Bloom)


 きょう(3月21日)近くの笠池公園(堺市)でも、ソメイヨシノがポツリポツリと開き始めていた。

Today, the blossoms of someiyoshino, the most popular species of cherry, have begun to bloom here in Sakai. The photo was taken in Kasaike Park near here.

春の花々3 (Flowers of Spring 3)


 スノーフレーク[和名オオマツユキソウ(大待雪草)、別名スズランスイセン(鈴蘭水仙)、ヒガンバナ科]。2010年3月17日、鈴の宮団地で撮影。

 きょう、当地の空は黄色味を帯びた暗い雲で覆われている。大陸から黄砂が飛来しているのだ。

Summer Snowflake or Loddon Lily (botanical name Leucojum aestivum, a bulbous plant belonging to the Amaryllidaceae family. The photo was taken in Suzunomiya Development on March 17, 2010.

Today we have yellowish dark clouds all over the sky, due to yellow sand from the Asian continent.

2010年3月20日土曜日

春の花々2 (Flowers of Spring 2)


タンポポ(蒲公英、キク科)。2010年3月17日鈴の宮公園で撮影。

Dandelion, a member of the genus Taraxacum in the family Asteraceae. The photo was taken in Suzunomiya Park on March 17, 2010.

2010年3月19日金曜日

春の花々1 (Flowers of Spring 1)


 ヒメオドリコソウ(姫踊り子草、シソ科)。2010年3月17日鈴の宮公園で撮影。きょう、ブログのタイトルは昨日までの「早春の花々」から「春の花々」へバトンタッチした。

Red deadnettle, purple deadnettle, or purple archangel (botanical name, Lamium purpureum), a plant in the family Lamiaceae. The photo was taken in Suzunomiya Park on March 17, 2010. The title of the blog has been changed from "Flowers of Early Spring" to "Flowers of Spring" today.

2010年3月18日木曜日

早春の花々12 (Flowers of Early Spring 12)


 レンギョウ(連翹、モクセイ科)。わが家の庭では2枚目の写真のように、白いユキヤナギの花と並んで咲いている。1枚目は2010年3月14日に、2枚目は17日に撮影。

Forsythia (botanical name, Forsythia suspensa), a plant in the family Oleaceae (olive family). In our yard these blossoms are blooming next to white blossoms of Thunberg's meadowsweet as shown in the second photo. The upper photo was taken on March 14, 2010; the lower, on March 17.

自発の助動詞など (Auxiliary Verbs, Etc., of the Japanese Language)

 後日 W さんから貰った返信中の質問で、以下の説明には2箇所ほど間違いのあることに気づき、次のメールで訂正した。

W さん

 3月11日付けのメール、ありがとうございました。その中に、助動詞「れる」「られる」を自発の意味で使う場合が難しいとありましたが、これは確かに難しそうです。私でもすぐに用例を思いつくことが出来ないのですから。一つ思いついたのは「生まれる」です。これは「生む」という動詞の未然形に助動詞「れる」が接続したもので、「赤ちゃんが生まれる」は尊敬、可能、受け身のどれでもなく、自発と分かります(赤ちゃんは自発的に生まれるというよりも、母親の努力もあって始めて誕生すると思いますが、言語表現はそこまで厳密ではありません)。

 あなたの書かれた「感動された」は、普通、尊敬の意味でしか使わないと思います。たとえば、「私の元上司のAさんは、あの映画をご覧になって感動されたそうです」とは言いますが、自分や親しい友人などが主語の場合、「感動された」は使いません。また、「あの映画」を主語にした受け身の文「あの映画は感動された」も、理論的にはあり得ますが、日本語の表現としては、普通使いません。日本語で人が関わることを述べるときには、たいてい人のほうを主語にします。英語でよくあるように物を主語にすることは*、めったにないのです。中国語ではいかがですか。

 「感動する」の、もう一つの使い方として書かれた「感動させられた」には、「た」を別にして、「せ」と「られ」という二つの助動詞が入っています。「せ」は使役の助動詞「せる」の未然形で、「られ」は、この場合、受け身の意味です。そこで、人を「感動させる」ようなよい映画について、「私」を主語にして「(私は)あの映画に感動させられた」(「私は」を丸カッコ内に入れたのは、多くの場合、省略されることを意味します)も理論的に可能ですが、会話では「(私は)あの映画に感動した」というのが一般的です。その理由としては、前者が回りくどい言い方ということもあるでしょうが、さらに、主語が「私」という「人」であっても、「映画」という「物」について使役の助動詞を使うことが、物を主語にしないのと同様な感覚で、日本語になじまないということがあるのでしょう。

 しかし、「あの映画のストーリーには(私たちが)感動させられるものがある」というような、凝った述べ方での受け身の表現は*、書かれた文章の中では使われます。——私はここで、「書かれた」と「使われます」という受け身表現を続けて使ってみました。これは翻訳調といわれる、きざな日本語表現です(学生時代の私は、こういう表現を好んで使っていたようです)。同じことを述べるのに、「書き言葉では使います」というほうが、すっきりした日本語だと思います。——どういう言い方や書き方が日本語として自然かということは*、理論より慣用の問題なので、多くのよい文を読んで慣れることが必要でしょう。

 ここまでの文中の3箇所の「は」に、* 印をつけました。これらの「は」の使い方は、私が先のメールで「残念な思いはします」が変だと述べたことに照らせば、変だということになりそうです。しかし、* 印のある文はどれも、情報的に分解すれば、元の文の主部で述べているようなこと「が」あります、という文と、そのこと「は」、元の文の述部に示す重要な性質を持っています、という意味の文とを合成した形になっています。この、分解して出来る二番目の文の、主部でなく、述部に、文脈上のより新しい情報があります。そこで、二番目の文の「は」を生かすのが自然ということになるのです。

 思いつくままに書き並べた上に、自分で書いた文がふと気になって、ややこしい話まで書き加えました。次回は、ご論文を読んで感じた、論文の望ましい構成ということについて、ご説明したいと思っています。

 T. T.

2010年3月17日水曜日

早春の花々11 (Flowers of Early Spring 11)


 ハナニラ(花韮)、ユリ科の多年草。この花が咲き始めると、春の始まりを感じる。写真は多く咲くのを待って、2010年3月14日、わが家の庭で撮影。

Spring star or spring starflower (botanical name, Tristagma uniflorum; formerly Ipheion uniflorum), a plant in the lily family. When this plant begins to flower, I notice the arrival of spring. The photo was taken in our yard on March 14, 2010, after waiting for a number of flowers to open.

2010年3月16日火曜日

早春の花々10 (Flowers of Early Spring 10)


 シンビジウム(ラン科)。わが家に幾鉢かあり、年によっては花の咲かない鉢もあるが、今年は6鉢に咲くことになりそうだ。いま、2鉢に咲いている。2010年3月14日撮影。

Boat orchids (Cymbidium, a genus in the orchid family Orchidaceae). We have several pots of this plant in our yard. Flowers are in bloom on two of those pots and are going to bloom on other four. The photo was taken on March 14, 2010.

2010年3月15日月曜日

早春の花々9 (Flowers of Early Spring 9)


 ユキヤナギ(雪柳)。バラ科の落葉低木で、コゴメバナ、コゴメヤナギなどの別名がある。写真1枚目は、植木鉢に種子が落ちて昨秋芽を出した、まだ小さい木、2010年3月11日撮影。2枚目は、以前からわが家の庭にある木、2010年3月14日撮影。

Thunberg's meadowsweet (also called baby's breath spirea or Thunberg spirea; botanical name Spiraea thunbergii), in the Rosaceae family. The first photo, a new and small tree born last autumn in a flower pot; taken on March 11, 2010. The second, an old tree in our yard; taken on March 14, 2010.

2010年3月14日日曜日

早春の花々8 (Flowers of Early Spring 8)


 鳳公園にヒュウガミズキ(日向水木、マンサク科)が咲き始めている。この低木は沢山植わっているのだが、端の一本だけがずいぶん早くツボミをつけ、もうかなり開いているという変った状況だった。2010年3月11日撮影。

Corylopsis pauciflora, taken at Ōtori Park on March 11, 2010. There were many trees of this plant there. However, a single tree at the eastern end of the group was the earliest to have many flowers and buds.

2010年2月分記事へのエム・ワイ君の感想 (M.Y.'s Comments on February-2010 Articles)

 M.Y. 君から "Ted's Coffeehouse 2" 2010年2月分への感想を3月日づけで貰った。同君の了承を得て、ここに紹介する。青色の文字をクリックすると、言及されている記事が別ウインドウに開く。





 映画を選ぶセンスがよく、その感想は、いろいろな話題によって構成され、読み物として興味深いものが多いです。この映画の上映は、山田洋次監督の第60回ベルリン映画祭の功労賞「ベルリナーレ・カメラ」受賞が明らかになったばかりのときのもので、話題性がありす。以前は邦画をほとんど見なかったが、「寅さん」シリーズを TV で見てから、山田ファンになっているということが鑑賞の動機でしょう。

 「ユーモアたっぷりの場面と、しんみりとさせられる場面のどちらにも、観客を力強くとらえるものがある」などと簡潔に内容を説明し、「私と時間を共有することなく幼時に逝った姉が生きていたならば、私との関係はどうだっただろ」うと思い、また、残っている姉の唯一の写真をみて、「いかにも姉という気持ちで思い浮かべることが出来る」不思議さなどにもふれています。また、画家いわさきちひろの孫、松本春野のデビュー作で、山田監督が監修した『おとうと』という絵本が出版されていることが紹介されています。


 さる2月18日、姫路京友会で行なった講演の要旨です。湯川を敬愛し、科学と文学に造詣が深い筆者ならではの充実した内容の講演です。

 『湯川秀樹自選集』第5巻の「まえがき」には、中国唐時代の詩人・李白の言葉、「天地は万物の逆旅にして、光陰は百代の過客なり」の引用がある、として、その部分の湯川の言葉を次の通り紹介しています。

 李白の文の前半からは「この世界は万物のために、ある種の受け入れ態勢を整えている」という含意を汲みとれる。1964年(湯川の素領域理論発表2年前)頃に、このことに気づき、物理学者の集りで、「いれもの」としての時間・空間と、「中味」としての素粒子の間の相互規定を考える手がかりになりそうだとして、この言葉を何度も引き合いにだした。これが二年ほど後に「素領域」という概念を結晶させるための核ともなったのである。こんなことを言うと、人は奇妙に感じるかも知れない。しかし私にとって、学問と文芸とは全く別なものではない。

 また、湯川の随筆『荘子』(同上第3巻所収)には、「四、五年前、素粒子のことを考えている最中に、ふと『荘子』のことを思い出した」として、渾沌の寓話が紹介されていることも、次のように紹介しています。

 この随筆が書かれた当時、基本的な素粒子と考えられていた陽子や中性子に加えて、30数種にも及ぶ素粒子が発見されて、素粒子よりも、もう一つ進んだ先のものを考えなければならない状況であった。それは、さまざまな素粒子に分化する可能性を持った、しかしまだ未分化のもののことで、それを、私がそれまでに知っていた言葉でいうならば、渾沌というようなものになる。渾沌の話に登場するシュクもコツも素粒子のようなものと考えて、それらが、南と北からやってきて、渾沌の領土で一緒になったことを、素粒子の衝突が起こったのだと思えば、渾沌というのは、素粒子を受け入れる時間・空間のようなものといえる。

 そして、筆者は「これも、素領域概念の一つの端緒と考えられるような言葉である」と評するなど、湯川の著作などからの言葉を中心に、客観的にまとめています。

 湯川の大学での同期生で、原子核実験を専門にした木村毅一が話した『荘子』の一節や、中間子論発表30年を記念して、京都で開かれた素粒子国際会議の招待状に、湯川の気持をよく表わしている「原天地美 達萬物理」というスカシが入れられた話を加え、以下のように結んでいます。

 素粒子物理学の分野で新しい理論を生み出すには、まず物理的な模型を考えてさらに、それを数式化することが必要である。新しい模型を考え出すためには、想像力が重要な役割を果たす。湯川の場合、想像力を培った一つの主な源泉が中国の古典だったということは確かだと思われる。中間子論の場合には、中国古典の影響は、アナロジーの巧みな利用という間接的な形だったと思われるが、晩年の素領域理論では、もっと直接的な、発想のヒントとという形だったということは、物理学史上でも珍しい例ではないだろうか。

2010年3月13日土曜日

早春の花々7 (Flowers of Early Spring 7)


ハナモモ。2010年3月11日、鳳公園で撮影。

Peach flowers, taken at Ōtori Park on March 11, 2010.

2010年3月12日金曜日

早春の花々6 (Flowers of Early Spring 6)


 サクラに似ているが、バラ科サクラ属のベニスモモである。2010年3月11日、鳳公園で撮影。

These blossoms look like cherry blossoms. In fact, they are the blossoms of the purple cherry plum that belongs to Rosaceae (Rose family; the botanical name Prunus cerasifera var. atropurpurea). The photo was taken at Ōtori Park on March 11, 2010.

2010年3月11日木曜日

早春の花々5 (Flowers of Early Spring 5)


 写真はラッパスイセン(喇叭水仙)[またはラッパズイセン]。ヒガンバナ科スイセン属の多年性球根植物。3月8日、わが家の庭で撮影。

Wild daffodil (or Lent lily, Narcissus pseudonarcissus). The photo was taken in our yard. on March 8. The wild daffodil is a perennial flowering plant of the family Amaryllidaceae which grows from a bulb.

2010年3月10日水曜日

好敵手 (Rivals)

 [概要]バンクーバーで行なわれた冬期オリンピックの女子フィギュアスケートで、幼い頃からライバル同士だったキム・ヨナと浅田真央がそれぞれ金、銀のメダルを獲得し、将来もライバル関係の続きそうなことを予想させた。これは湯川秀樹と朝永振一郎のライバル関係を私に想起させる。そして…。[本文(英文)へ

The above is the abstract in Japanese. The main text is in English. Go to the main text.

2010年3月9日火曜日

早春の花々4 (Flowers of Early Spring 4)




 今回掲載する写真は、どちらも黄色の花となった。1枚目はサンシュユ(三茱萸、ミズキ科)、2枚目はアブラナ(別名ナノハナ、アブラナ科)。3月5日、ウォーキング途中で撮影。サンシュユの花は、まだ開ききっていない。

Both the blossoms and flowers in the above photos happened to be yellow. The upper, Japanese cornel (Cornus officinalis, Cornaceae family); the lower, rapeseed (Brassica napus, Brassicaceae family). I found them on March 5 in the course of my walking. The blossoms of Japanese cornel have not yet fully open.

2010年3月8日月曜日

早春の花々3 (Flowers of Early Spring 3)


 写真は3月5日、ウォーキング途中の小公園で撮影したハクモクレン。

Magnolia heptapeta. I found these blossoms on March 5 at a small public garden in the course of my walking.

2010年3月7日日曜日

早春の花々2 (Flowers of Early Spring 2)


 写真上はボケ、下は八重ツバキ。3月3日、日課のウォーキングでよく近くを通る津久野南団地で撮影。

The upper photo, flowering quince; the lower, double camellia. Both taken at Tsukuno-minami Danchi, the housing development I often pass by in my daily walking, on March 3.

2010年3月6日土曜日

早春の花々1 (Flowers of Early Spring 1)

 2枚の写真はどちらも、わが家の庭で3月5日に撮影した。1枚目は、先に低位置で撮った写真を掲載したのと同じレンテンローズで、花がたくさんついたことを記録するために、上から撮ったものである。この花は、つつましく下向きに咲くので、上からでは、花の裏側ばかりが見える。2枚目はフサザキスイセン。

The upper photo shows the Lenten rose, and the lower, the narcissus, both taken in our yard on March 5. An earlier article of this site carried the picture of the Lenten rose taken at a low position. This time the shot was made from above to record the blooming of many flowers. These flowers modestly opens in the looking-down posture. Therefore, only the backsides of flowers can be seen in this view.

2010年3月5日金曜日

「クォンタム」か「クァンタム」か ("Kwontamu" or "Kwantamu" for Quantum)


この記事の英語版へ


 物理学で「ある単位量の整数倍の値しかとらない量について、その単位量をいう [1]」quantum の語には「量子」という立派な日本語があり、quantum のカタカナ書きには滅多にお目にかからない。

 私は英書で quantum の語に出会うと、心の中で「クォンタム」というカタカナ書きに相当する発音で読んでいた。ところが、1、2年前、朝永振一郎の書いたものには「クァンタム」となっていることに気づいた。なにしろ、朝永さんはノーベル賞物理学者である。「クァンタム」が正しいのだろうと思った。そう思っていたところへ、最近、「クォンタム」の表記に出会った。朝日紙の書評欄 [2] に『クォンタム・ファミリーズ』[3] という小説の書評が掲載されていたのである。はて、どちらが正しいのだろうと、辞書を引いてみた。

 そして、まことに遅ればせながら「クォンタム」はイギリス式発音に、「クァンタム」はアメリカ式発音に近い表記だと知った。朝永さんがアメリカ式発音に近い表記を使ったことは、留学先がドイツのライプチッヒのあと、アメリカのプリンストンだったことからうなずける。どちらも正しく、どちらを使うかは好みの問題なのである。ただし、この際に発音記号についても学び直してみると、アメリカ式発音は「クァンタム」よりも「クァーンタム」という表記に近いのではないかと思われる。そこで、quantum mechanics(量子力学)の出来るだけアメリカ式発音に忠実なカタカナ表記は、外来語の標準表記法にしたがった「カンタムメカニックス」でなく、「クァーンタム・ミケァニクス」となろうか。

 ちなみに、『クォンタム・ファミリーズ』は、現代物理学の一学説である並行世界のイメージを借りて、複線のストーリーを交錯させた作品 [2] だという。

文献

  1. 長倉三郎他編, 理化学辞典, 第5版 (岩波, 1998).

  2. 尾関章, 情報社会の果てに交錯する並行世界, 朝日新聞「読書」欄 (2010年2月21日).

  3. 東浩紀, クォンタム・ファミリーズ (新潮社, 2009).

2010年3月4日木曜日

春が近づく (Spring is Coming)

 わが家の庭に、いまレンテンローズ(1枚目の写真)が咲き誇り、ジンチョウゲ(2枚目の写真)も花開き始めた。春はそこまで来ている。写真はどちらも、2010年3月1日に撮影。

In our yard Lenten roses (the first photo) are almost in full blossom; and the blossoms of Daphne odora (the second photo) are opening. Spring is just around the corner. Both the photos were taken on March 1, 2010.

2010年3月3日水曜日

「ふと思いあたった」の謎(改訂版)(The Mystery of Yukawa's "New Insight")

See English version of this article.
 以下の和文は、上記英語版と同じ内容である。2007年9月19日づけの和文初版では、今回、可能性 (2) として記すことの根拠に気づいていなかったので、可能性 (1) を決定的とみて記した。

 湯川は、中間子論の形成においての重要な出来事について、半生の自伝『旅人』の中で、次のように述べている。

 十月初めのある晩、私はふと思いあたった。核力は、非常に短い到達距離しか持っていない。それは十兆分の二センチ程度である。このことは前からわかっていた。私の気づいたことは、この到達距離と、核力に付随する新粒子の質量とは、たがいに逆比例するだろうということである。こんなことに、私は今までどうして気がつかなかったのだろう。

「十月」とは1934年10月のことである。

 他方、湯川は1933年4月、東北大学で開催された日本数学物理学会年会において、「核内電子の問題に対する一考察」という、「生まれて初めての研究発表」(『旅人』の表現による)を行った。その要旨 [1] 中には、次の記述がある。

更に輻射との類推により(輻射が電子、陽子間の相互作用の仲介者であつたと同様な意味で)電子が陽子と中性子との間の相互作用の仲介者であって、核内に於ては電子は一種の場の如く作用すると考へられる。而して上に述べた様な形の電子に関する方程式を解けば、中性子と陽子との間の相互作用がわかる筈である。電子には静止質量のあることからして中性子と陽子との間の距離が h/(2πmc) に比して大きくなれば相互作用の勢力は急激に減少することが想像される。

これによれば、湯川はこの要旨を書いた時点において、すでに、核力の到達距離と、核力を媒介する粒子の質量が逆比例の関係にあることに気づいていたことになる。したがって、『旅人』の記述はこの講演要旨と矛盾している。

 矛盾の理由としては次の二通りの可能性が考えられる。
 (1) 湯川は講演要旨で使った関係を、その後、誤りと見て、いったん忘れていた。
 (2)「ふと思いあたった」あたりの表現は、『旅人』を連載していた朝日紙の協力担当者(澤野久雄)によって、書き換えあるいは書き加えがなされたものである。

 可能性 (1) を示唆するものとして、日本物理学会誌・湯川追悼特集号中の、河辺・小沼両氏による記事 [2] がある。その記事には、湯川が1933年春の学会講演要旨を書いたすぐあとで、要旨に記した核力の到達距離と媒介粒子の質量の関係を否定していたことが記されている[注参照]。このように一度はほうむり去った関係だったので、再発見の必要があったと見ることができる。

 可能性 (2) を示唆するのは、湯川自身の記述である。澤野久雄が『旅人』への協力者だったことは、角川文庫版の同書 [3] の「あとがき」に記されている。また、湯川は「自分の書いた本」[4] という文に次の通り書いている。

 うすれていく古い記録を呼び起して、詳しい自叙伝を書くのは、容易なことではなかった。一九五八年の春から夏にかけて、八十回ほど連載されている間に、私のヨーロッパ出張の日がどんどん迫ってきた。最後の一応のしめくくりを書きあげたのは、飛行機の出る数時間前であった。

この文は、『旅人』の問題の箇所のある最終章の原稿が、湯川のヨーロッパ出張直前にでき上がったことを示しており、澤野の修正・加筆に対して、湯川は事実との相違をチェックできなかったことが想像される。

 湯川も澤野も故人となったいま、どちらの可能性が真実だったかを見定めることは困難である。

 (この記事を書くにあたっては、「湯川秀樹を研究する市民の会」での討論を参考にした。)

 文献

  1. 『数物学会誌』第7巻第2号; 日本物理学会編『日本の物理学史』下 資料編 (東海大学出版会, 1978) p. 319 に再録; 朝永振一郎「量子力学と私」[『朝永振一郎著作集11』(みすず書房) と『物理学と私』(岩波文庫) に所収] にも解説とともに引用されている。

  2. 河辺六男, 小沼通二, 日本物理学会誌 37, 265 (1982); 九後汰一郎, 数理科学 No. 522, 19 (2006) に、関連箇所が引用されている。

  3. 湯川秀樹, 『旅人』 (角川, 1960).

  4. 湯川秀樹, 自分の書いた本, 『本の中の世界』p. 182 所収 (岩波, 1963).


 注:湯川は1933年4月の講演原稿中では「実際計算すると出てこない」と訂正し、また、その頃書かれた「ボーズ電子論」という草稿(「談話会及び Colloquium 原稿, 1934−1935」というファイルに保存されていたもの)に「…電子のコンプトン波長を含む項は一種の位相因子として入り、…距離と共に急激に減少するとは言えないという結論に導かれる」と記していた [2] 。

荒山公園の梅 (Plum Blossoms in Kōzen Park)

 昨日の午前、妻と荒山公園へ探梅に行った。近年わが家では、これが年中行事の一つになっている。片道、徒歩で1時間の距離である。帰途は一部バスを利用した。例年より遅く行ったが、梅の種類が多いので、すでに咲き終わった木々がありながらも、まだまだ見頃のものや、これから咲くものもあった。

Yesterday morning my wife and I went to Kozen Park for seeing plum blossoms. These years this is one of our annual events. The park is at the distance of one hour's walk from our house. We took a bus in part of the way back home. Our visit to the park was later than usual. However, there were so many kinds of plum blossoms that some were still in full bloom or yet going to open.

満開の種々の梅。Different kinds of plum at their best.

見驚。The kind of plum named Kenkyō, meaning "surprise to see."

白滝枝垂。The kind of plum named Shirataki-shidare, meaning "weeping tree looking like white falls."

武蔵野。The kind of plum named Musashino after the name of a plain in Kanto district.

2010年3月2日火曜日

理科テストでの詩的回答 (The Poetic Answer in the Science Test)

 [概要]先日、朝日紙「天声人語」欄が、近づく春について記していた。その冒頭に、氷がとけたら何になるかという理科のテストで、ある子が「水になる」ではなく「春になる」と答えた、という話を以前書いたことが述べられていた。さらに、一読者から、実際にそう答えて不正解とされた答案用紙のコピーが送られて来たことの紹介があった。もしも私が理科の先生だったならば、その詩的な答えを正解としただろう。科学する心を育てるには、子どもの独創的な答えを大切にしなければならない。本文(英文)へ

2010年3月1日月曜日

わが家の梅 (The Plum Blossom in Our Yard)

 わが家の白梅の花は小さく、おまけに今年は数もきわめて少ない。そこで、花咲いた木全体の姿を写真にとっても、さまにならない。昨日、一輪だけを接写した。

The white blossoms of the plum tree in our yard are little. Further, the number of blossoms are extremely small this year. Therefore, the whole tree is not a pleasant view in spite of the time of its blooming. Yesterday I took the close-up picture of a single blossom.