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2011年4月30日土曜日

ハナズオウ (Chinese Redbud)


 ハナズオウ(花蘇芳、マメ科)。2011年4月19日、堺市・鈴の宮公園で撮影。

Chinese redbud; botanical name, Cercis chinensis; family, Fabaceae. The photo was taken on April 19, 2011, in Suzunomiya Park, Sakai.

2011年3月分記事へのエム・ワイ君の感想 (M.Y's Comments on the Posts of March 2011)

[In Japanese only]

 M・Y 君から "Ted's Coffeehouse 2" 2011年3月分への感想を2011年4月27日付けで貰った。同君の了承を得て、ここに紹介する。青色の文字をクリックすると、言及されている記事が別ウインドウに開く。




1. エッセーについてのエッセー

 『學士會報』第887号に「大人の文学エッセー:事実と虚構についての一考察」(日本エッセイスト・クラブ会長の村尾清一氏著)という文がある。…(中略)…ブログに書くものは一種のエッセーであり、何年間もほとんど毎日、曲がりなりにもブログを書き続けている私にとって、これは大いに参考になる文である。…(中略)…私の感想も交えながら(すなわちエッセー風に)紹介したい。

と内容を説明し、

 さて、エッセーについてこれだけ学ばせて貰った私の、明日からのブログの出来栄えはいかがなものだろうか。

と結んでいます。筆者のブログはタイムリーで、事実を偏らずに説明し、独自の見解を述べており、「東北地方太平洋沖地震」から福島原発事故関連まで(4月の「福島原発の事故に関して望むこと」を含めて)の東北大震災シリーズは秀逸です。

2. 東北大震災関連記事

 「原発事故の人災因子 1」「同 2」では、福島原発の事故について、メディアには「危機に対して国民が一致して立ち向かおう」という雰囲気があるが、国民はその言葉に惑わされて、責任の所在が曖昧になることを許してはならないとし、福島第一原発事故相当のものを予見していた日本共産党・吉井英勝衆院議員による2005〜07年の国会質問などを挙げ、いち早く人災要因を指摘しています。

  その後、朝日新聞が3月31日付けで、「全電源喪失 米、30年前にシナリオ 福島第一と同型系 日本は想定せず復旧頼み」と題する記事を掲載しました。また、同紙4月7日付け科学欄は「原発の専門家らが『総力結集』を提言」と題し、原子力利用を推進してきた専門家(元原子力安全委員会長ら16名)が政府に求める提言を発表し、元委員長の松浦さんが、「謝って謝れる問題ではない。この事態を避けることに失敗した人間として、考えを突き詰めなかった点で社会に対して申し訳ない」と述べた記事を掲載しています。[引用者注記:専門家らの提言はこちらで読めます。

 『チェルノブイリ:百万人の犠牲者』の記事は、、最近出版された本「チェルノブイリ:大惨事の環境と人々へのその後の影響」を取り上げたアメリカの TV 番組、司会者カール・グロスマンとこの本の寄稿者・編集者の一人、ジャネット・シェルマン博士の対談ビデオは、一見の価値があると勧めています。

 チェルノブイリの事故については、IAEA と WHO が2005年9月5日に "Chernobyl: The True Scale of Accident" をプレスリリースしており、チェルノブイリの事故による死者数は4千人と出しています。これに対して、シェルマン博士は、死者数は100万人(公開された医学データに基づき、事故が起きた1986年から2004年までに98万5千人が亡くなったとする)で、事故後の3年間、ソ連政府は情報の隠蔽を続け、一般に真実を知らせまいとデータの収集もしなかったこと、被害の及んだ範囲、被害の内容、放射線障害、環境問題などを論じ、また、この本は権威ある NY 科学アカデミーが発行したと話しています。

 この本については、Utne Reader 社の senior editor, Keith Geotzman が2010年5月4日付けの同社 Blog 記事 "Chernobyl Death Toll: 4,000 or 1 Million?" で概略次のようなことを記しています。

 New York Academy of Science (NYAS) により、チェルノブイリ事故24周年記念日に、この本は発行された。それから6日後に、NYAS は online で「この本は、2007年に出版され、翻訳判が2009年11月に online 公開された報告 (1) に基づくものである。NYAS は科学的問題点について議論する公開のフォ-ラムを準備する責任を有すると信ずるが、このようなフォーラムを開催することによって立法行為に影響を与える意図はない」との声明を発信した。真実はどのへんにあるか? IAEA の4千人か、この本の百万人か。

 最近の朝日新聞の社説は、専門家の間には、汚染地の広大さから数十万人の死者が出るとの見方があると記しています。[引用者注:Keith Geotzman の記事を紹介している部分については、引用者 Ted が元の記事をチェックして、修正を加えました(文献 [1] の記述とも)。]


  1. "Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment," Annals of the New York Academy of Sciences Vol. 1181, authored by Alexey V. Yablokov of the Russian Academy of Sciences, Alexey V. Nesterenko of the Institute of Radiation Safety (Belarus), and the late Vassily B. Nesterenko, former director of the Belarussian Nuclear Center, with a foreword by the Chairman of the Ukranian National Commission on Radiation Protection, Dimitro M. Grodzinsky, 327 pp., published online (November 2009).

2011年4月29日金曜日

ハナミズキ(赤) (Flowering Dogwood - Red)


 ハナミズキ(花水木、ハナミズキ科)。別名、アメリカヤマボウシ。2011年4月20日と24日、わが家の庭で撮影。昨年までは低い枝にも花が咲いたのだが、今年は高所にしか咲かなくて、花のクローズアップ写真を撮ることがむずかしい。

Flowering dogwood; botanical name, Cornus florida; family, Cornaceae. The photo was taken on April 20 and 24, 2011, in our yard. Until last year, even the lowest branches of this tree had blossoms. This year, however, only higher branches had blossoms, so that it was difficult to take close-up photos of the blossoms.

2011年4月28日木曜日

ハナミズキ(白) (Flowering Dogwood - White)


 ハナミズキ(花水木、ハナミズキ科)。別名、アメリカヤマボウシ。2011年4月18日と24日、わが家の庭で撮影。

Flowering dogwood; botanical name, Cornus florida; family, Cornaceae. The photo was taken on April 18 and 24, 2011, in our yard.

2011年4月27日水曜日

文学者の原発責任に言及した文芸時評 (The Literary Review Referring to Literary Persons' Responsibility for Nuclear Accidents)

Abstract: The Asahi Shimbun dated April 27, 2011, carried a literary review of this month written by Minako Saito. This is an excellent article in that she refers to literary persons' responsibility for the accidents that happened at Fukushima Daiichi nuclear power plant last month and still continue. (The main text is given in Japanese only.)

 朝日紙の文化欄は、加藤周一の「夕陽妄語」が終わって以来、魅力が薄い。しかし、きょう、2011年4月27日の同欄は別である。「勇気を試される表現者:原子力村と文学村」と題して、文芸評論家・斎藤美奈子が書いている「文芸時評」は、大いに注目に値する。

 斎藤はまず、チェルノブイリ原発事故の年、1986年の1月から翌年1月に朝日紙に連載された小林信彦の「極東セレナーデ」の後半において、主人公の朝倉利奈が原発の安全性を宣伝するポスターの仕事への協力を拒んだことにふれる。そして、この国の多くのメディアが原発推進側となった「90年代以降でもこの小説の新聞連載は可能だっただろうか」と問う。

 次いで斎藤は、今月の3点に選んだ1番目の作品、伊坂幸太郎の「PK」(群像5月号)に、「ありとあらゆる人間が、ある日突然に、主義や信念を試されるのではないか。誘惑、もしくは、脅しにより、試される瞬間があるのではないか」とあることを紹介する。これは、「誘惑や脅しに屈した…(中略)…結果がたとえば戦争であり、原発事故ではなかったのか」との問いにつながり、安全神話に加担した「文学者の原発責任」にまで言及する。

 今月の3点の2作目は、文芸評論家・河村湊が2011年3月11日から25日までを記録した『福島原発人災記』である。斎藤はこの作品の執筆の「スピードと非文学性を支持」している。今月の文芸誌に載った震災をめぐる作家の言葉では、高橋源一郎が「日本文学盛衰史戦後編」(17)(群像)において、「この震災と先の戦争との薄気味悪いほどの類似を語ったのが目についたくらい」とも評する。ここで、「文学の人は文学だけを追求してりゃいいんだよ、という態度」は「文学村」の内部の言語であり、「原子力村」と同質ではないかと指摘する。

 今月の3点の3作目は津村節子の「紅梅」であるが、その評の紹介は略する。斎藤は最後に「PK」にある言葉を借りて、「いま必要なのは『勇気の伝染』なのではないか。文学村から放たれるシュートを待ちたい」と述べている。

 この文芸時評は、文芸評論村からのナイス・シュートである。文学村で勇気が伝染すればまことに結構であるが、そこまで行かなくても、一人でも多くの作家が勇気ある発言をすることを期待したい。ちなみに、大江健三郎は文学村を超越した存在であろうが、『ニューヨーカー』誌への寄稿「歴史は繰り返す」(20011年3月28日付け)[1] において、「原子力発電所を建設し、人の命を軽視するという過ちを繰り返すことは、広島の犠牲者の記憶に対する、最悪の裏切り行為」「福島の原発事故がきっかけとなり、いま再び日本人が広島や長崎の犠牲者とのつながりを復活させ、原子力の危険性を認識し、核保有国が提唱する抑止力の有効性という幻想を終わらせることを願う」と述べている。


  1. "大江健三郎「歴史は繰り返す」(『ニューヨーカー』誌寄稿)和訳紹介 Oe Kenzaburo in the New Yorker: History Repeats" (原文も併載), Peace Phylosophy Centre, Blog (April 22, 2011).

まだ楽しめるサクラ (Cherry Blossoms in Late Bloom)


 ソメイヨシノの花は散ってしまったが、いま、ヤエザクラ(八重桜)やサトザクラ(里桜)が咲き誇っている。2011年4月24日、ウォーキング途中で撮影。

Yoshino cherry blossoms have fallen, and blossoms of Yaezakura (double cherry) and Satozakura (Cerasus lannesiana Carriere) are now in full bloom. The photos were taken on April 24, 2011, in the course of walking exercise.

2011年4月26日火曜日

スノーフレーク (Spring Snowflake)


 スノーフレーク(ヒガンバナ科)。写真上は2011年3月31日、鈴の宮団地で、下は4月19日、わが家の庭で撮影。庭でこのような姿で咲いているのを今年見るまで、上の写真のように下向きに咲いているものしか見たことがなかった。

Spring snowflake; botanical name, Leucojum vernum; family, Amaryllidaceae. The upper photo was taken on March 31, 2011, in Suzunomiya Estate; and the lower, on April 19 in our yard. Until I saw these flowers in our yard this year, I had only seen those blooming downward as in the upper photo.

福島原発の事故に関して望むこと (What We Wish about Fukushima Nuclear Accidents)

Abstract: I prepared a draft for one of the statements that were planned to be made at the 23rd General Meeting of "Sakai-Shimin Kon" held on April 23. It was about the Fukushima nuclear accidents. I did not attend the meeting, so that I do not know the final form of the statement. Considering that the draft might be of use for those who prepare similar statements, I post the draft here. (The main text is in Japanese only.)

 最近私が世話人の一人に依頼された「堺市民懇」の事務局から、先日早速仕事を頼まれた。その内容は、さる4月23日開催の同会の総会で福島原発の事故についての声明を出すか決議をするかしたいので、その原案を作成して欲しいということだった。私は4月16日付けで案を送っておいたが、総会には参加しなかったので、最終的にどのような形で発表されたかをまだ知らない。しかし、同様な声明を準備する人びとの参考になればと思い、ここに私の作った案を掲載しておく。


  東北地方太平洋沖地震を契機とする福島原発の事故に関する決議(案)
 2011年3月11日に発生したM9.0の巨大地震(平成23年東北地方太平洋沖地震)を契機に、東京電力(東電)福島第一原子力発電所は、非常用電源関連設備の損傷によって、原子炉 と使用済み核燃料プールの冷却システムが働かなくなり、炉心の部分的溶融、水素爆発、大量の放射性物質漏れという大きな事故を起こしました。政府は当初出していた半径20キロ圏内の避難指示を一ヵ月後の4月11日に見直し、その外側で放射性物質の累積量が高い地域を「計画的避難区域」に指定する方針を発表するに至り、住民の不安をつのらせています。次いで4月12日、経済産業省原子力安全・保安院は遅まきながら、この事故が「国際原子力事象評価尺度」で最も重大な「レベル7(深刻な事故)」に当たるとの暫定評価を発表しました。この評価は、大気中に放出された放射性物質の量が37万ないし63万テラベクレルの放射能に相当するとの推定によるものですが、この他に放射性物質は海水中へも放出され、海外からの非難も浴びています。冷却機能回復の作業は高い放射線量等に阻まれて難航しており、事故収束の見通しもいまだに立たない状況であり、周辺住民の暮らしから、農業、水産業、中小商工業にいたるまで、深刻な影響が出ています。また、この事故が、原発の設計について専門家が求めていた地震と津波の大きさの想定の引き上げを反映していなかった人災であることが各方面から明らかにされています。さらに、政府の初期対応に大幅な遅れのあったことが事故拡大のもとになっと、国会でも指摘されています。
 このような状況に対し、本総会は政府、東電、その他関係機関に次の要請をするものです。
 1.東電は事故に関する情報や生データを、原子力三原則の精神にのっとり、いっさい隠したり過小評価したりすることなく、常に速やかに公表すること。政府は、原子力災害対策本部内の意思疎通を緊密にし、東電からの情報・データに対する専門家の的確な評価を踏まえ、住民等への指示を説得力のある形で遅滞なく出すこと。
 2.東電は原子炉の破壊状況の詳細な把握に努めるとともに、政府は事故解決の基本方針と長期見通しを、関係省庁、研究機関、大学、産業界等の国内専門家ならびに海外専門家の英知と経験を広く活用して打ち出し、これを明らかにすること。
 3.東電と国は、周辺住民および原発の敷地内で働く作業員の安全を最優先した迅速な対応に努めるとともに、住民等の納得出来る被害補償を速やかに行なうこと。
 4.政府は国際原子力安全条約(原子力の安全に関する条約)の定めるところに従い、原子力の推進機関と規制機関を分離し、強力な権限を持つ規制機関を作ること。
 5.政府、各電力会社および関係諸機関は、今回の事故によってきわめて明白になった原発の危険性を踏まえ、原子力発電の安全宣伝を止め、電力供給を原発に頼る国の方針を自然エネルギー利用の拡大へと転換するための根本的な議論を、国民的な規模で行なうこと。
 以上、決議します。
  2010年4月23日
     自由と自治・進歩と確信をめざす堺市民の会(堺市民懇)
       第23回総会


 後日の注記:4月27日付けで、堺市民懇事務局長から次の通りの連絡があった。

 4月23日(土)、第23回市民懇総会を41名の参加で無事終えることができました。決議は格調高い文章で、考えられる問題点がもらさず指摘されている、と多くの方の賛同をいただき採択されました。

2011年4月25日月曜日

フリージア (Freesia)


 フリージア(アヤメ科)。和名はアサギスイセン(浅黄水仙)、コウセツラン(香雪蘭)。2011年4月13日と18日、わが家の庭で撮影。

Freesia; botanical name, Freesia refracta; family, Iridaceae. The photo was taken on April 13 and 18, 2011, in our yard.

2011年4月24日日曜日

ヒメオドリコソウとタンポポ (Red Deadnettle and Dandelion)


 写真上、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草、シソ科)。2011年4月3日、堺市・鈴の宮公園で撮影。写真下、タンポポ(蒲公英、キク科)。4月14日、泉北下水処理場前で撮影。掲載が遅れたが、どちらも春の到来を告げる野の花である。

The top photo shows red deadnettle, also called purple deadnettle or purple archangel; botanical name, Lamium purpureum; family, Lamiaceae; taken on April 3, 2011, in Suzunomiya Park. The bottom photo shows dandelion; botanical name, Taraxacum Cass; family, Asteraceae; taken on April 14, 2011, in front of Semboku Sewage Plant. These are the field flowers that tell us the coming of spring, though I was quite late to post the pictures.

2011年4月23日土曜日

トキワマンサク (Chinese Fringe Flower)


 トキワマンサク(常磐万作、マンサク科)。紅色のほうはベニバナトキワマンサクという変種。2011年4月11日と15日、鳳公園で撮影。

Chinese fringe flower; botanical name, Loropetalum chinense; family, Hamamelidaceae. The photo was taken on April 11 and 15, 2011, in Ōtori Park.

「鑑みる」の用法 (How to Use the Japanese Word "Kangamiru")

 最近、「〜に照らして考える」という意味の言葉「鑑みる(かんがみる)」の間違った使い方が目につく。先に日本原子力学会のウエブサイトに、『…「2011年春の年会」は、東北地方太平洋沖地震の影響、および福島原子力発電所の状況等を鑑み、中止することとなりました…』という文を見た。辞書の用例によれば、「を鑑み」でなく、「に鑑み」というのが正しい。「〜を考慮して」という表現との混同があるのだろう。

 けさ町内の回覧板に添付されて来た、堺市建設局公園緑地部長の名による通知にも『…東北地方を中心に大きな被害が発生している状況を鑑み、堺市では…「浅香山浄水場つつじの通り抜け」を中止…』とあった。「〜を考慮して」といえばよいものを、通知に威厳を持たせようとしての計らいか、「鑑み」などという古い言葉を使うから、国語の知識のボロが出る。目下、いろいろなところで東日本大震災に鑑みた自粛などが行なわれる時期である。「鑑みる」を正しく使って貰いたい。

 後日の注記:本記事の続編を書いた。こちらでご覧になれる。

The rather old Japanese word kangamiru to mean "in the light of" should come after the particle ni. These days, however, I have seen the improper use with the particle o in the followings: the statement at the Web site of the Atomic Energy Society of Japan to cancel the spring meeting and the statement of the Construction Bureau, Sakai City, to cancel the Azaleas Walk Through at Asakayama Water Treatment Plant. Now, it is the occasion that many events are canceled in the light of tragic news of Tohoku earthquake and tsunami. So, I wish that the word is used correctly.

Note added later: A continuation to this post can be read here, but it is given in Japanese only.

2011年4月22日金曜日

シバザクラ (Moss Phlox)


 シバザクラ(芝桜、ハナシノブ科)。別名ハナツメクサ(花詰草、花爪草)。2011年4月12日、わが家の庭で撮影。

Moss phlox, moss pink or mountain phlox; botanical name, Phlox subulata; family, Polemoniaceae. The photo was taken on April 12, 2011, in our yard.

2011年4月21日木曜日

シクラメン (Persian Cyclamen)


 シクラメン(サクラソウ科)。2011年4月9日、わが家の庭で撮影。この花の名がふと思い出せないとき、「シクラメンのかほり(香り)」という歌(作詞・作曲=小椋桂)の題名が助けになる。この歌のギター演奏がこちらで聞ける。

Persian cyclamen; botanical name, Cyclamen persicum Mill; family, Primulaceae. The photo was taken on April 9, 2011, in our yard. When it happens for me to be unable to remember the name of this flower, the title of the song, "Shikuramen no Kaori (The scent of cyclamen)," (lyric writing and composing by Kei Ogura) helps me. We can listen to this song played on the guitar here.

2011年4月20日水曜日

ゲンペイモモとチャンチン (Gempei-Momo and Chinese Mahogany


 1枚目の写真はゲンペイモモ(源平桃)。紅白混り咲き品種のハナモモ(花桃、バラ科)である。2011年4月11日、堺市・笠池公園で撮影。

 2枚目の写真はチャンチン(香椿、センダン科)。赤褐色の若芽が美しい。同じく4月11日、堺市・鳳公園で撮影。

The top photo shows the variety of peach (Prunus persica) that is called Gempei-momo in Japanese and produces red and white blossoms on a single tree and even blossoms with red and white petals (for the origin of the name Gempei-momo, see here); family, Rosaceae. The photo was taken on April , 2011, in Kasaike Park, Sakai.

The bottom photo shows Chinese mahogany, Chinese toon, or red toon; botanical name, Toona sinensis; family, Meliaceae. The red-brown shoots of this plant are especially fine to be appreciated. The photo was taken on the same day as the top one in Ōtori Park, Sakai.

2011年4月19日火曜日

ビンカミノール (Lesser periwinkle)


 ビンカミノール、和名ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)、別名レッサー・ペリウィンクル。2011年4月7日、わが家の庭で撮影。

Lesser periwinkle or dwarf periwinkle; botanical name, Vinca minor L.; family, Apocynaceae. The photo was taken on April 7, 2011, in our yard.

 お知らせ (Notice) 消滅した別サイトの記事を取捨選択して、アーカイブに復元中。2005年2月分が完成。 (Selected posts at the site that disappeared are now under recovery in the archives of this site. The archive of February 2005 is now complete. Most of the posts in that month are in Japanese.)

2011年4月18日月曜日

アインシュタインの命日 (The Anniversary of Albert Einstein's Death)

Einstein1921 by F Schmutzer 2

Albert Einstein during a lecture in Vienna in 1921 (age 42)
[A Wikimedia Commons file].

 1955年のきょう、アルバート・アインシュタインが死去した。当時大学2年生だった私は4月20日付けの日記に、下記の奇妙な言葉で彼の功績を讃えている。

アルベルト・アインシュタイン死去。"Der Mensch ist sterblich." という単純で明瞭な事実を表わしている言葉を、改めてしみじみと想起させられる。しかし、われわれが 3次元空間における sterblich な生物ではなく、時間を見下ろすことのできる、また、その時間的超越性のため unsterblich な4次元的生物であったとしても、アインシュタインの考え出した理論をより容易に知ることができたかどうか疑問である。かえって、われわれは4次元的存在であることによって、脳細胞の3次元的組み合わせが作り出している思考作用にはあずからないという不幸な状態の中にいたかも知れない。


Albert Einstein died on April 18, 1955. At that time, I was the second-year student of a university and wrote in my diary the following bizarre words of praise for his achievements:

Albert Einstein died. This reminds me of the clear and undeniable fact, "Der Mensch ist sterblich." It is doubtful that, even if we were the four-dimensional creature that can look down the passage of time and is unsterblich because of its rising above time, we could develop Einstein's theories more easily than him. Rather, the four-dimensional being might be such a poor thing that lacks the ability of thinking enabled by the three-dimensional structure of brain cells. (Dated April 20, 1955; translated April 18, 2011, from original Japanese words.)

プリムラ (Primula)


 プリムラ、サクラソウ科サクラソウ属の園芸植物。2011年4月7日、わが家の庭で撮影。この花は、春の学会から帰宅して、少しのんびりした気分で過ごした毎年の日曜日を私に連想させる。

Primula, a genus of species in the family Primulaceae. The photo was taken on April 7, 2011, in our yard. This flower reminds me of Sunday I spent every year in a fairly relaxed mood after returning home from the spring academic meeting.

2011年4月17日日曜日

アセビ (Japanese Andromeda)


 アセビ(馬酔木、ツツジ科科)。2011年4月5日と13日、鳳公園とわが家の庭でそれぞれ撮影。前者のものはガクが赤みがかっているが、後者のものは全体に白い。

Japanese andromeda; botanical name, Pieris japonica; family, Ericaceae. The photos were taken on April 5 and 13, 2011, in Ōtori Park and our yard, respectively. The flowers in the former place have a reddish calyx, but the flowers in the latter are entirely white.

2011年4月16日土曜日

サクラ散り始める 3 (Cherry Blossoms Begin to Fall 3)


 「サクラ散り始める」シリーズの3回目に、ようやくそれらしい写真を載せることが出来る。一番上の写真は、若葉や花びらを散らしてしまったり1枚しか残していないガクを見せているソメイヨシノ、鳳公園で。中央の写真は、笠池公園で見た花吹雪。最後の写真はソメイヨシノより遅く満開になっているシダレザクラ、同じく笠池公園で。いずれも2011年4月15日撮影。

In Part 3 of the series "Cherry Blossoms Begin to Fall," I can finally include pictures appropriate to the title. The top photo shows young leaves and calyxes, without petals or with a single petal left, of someiyoshino cherry in Ōtori Park; the middle, someiyoshino blossoms falling in the wind, seen in Kasaike Park; and the bottom, weeping cherry in full bloom after that of someiyoshino, also in Kasaike Park. All the photos were taken on April 15, 2011.

2011年4月15日金曜日

サクラ散り始める 2 (Cherry Blossoms Begin to Fall 2)


 上の3枚の写真は泉北スポーツ広場脇で、4枚目は泉北下水処理場前で、昨4月14日撮影。

The upper three photos were taken yesterday (April 14) at the side of Semboku Sports Ground; and the bottom, in front of Semboku Sewage Plant.

2011年4月14日木曜日

サクラ散り始める (Cherry Blossoms Begin to Fall)


 ソメイヨシノも葉を出し、花びらを散らし始めた。それを惜しんで、昨日ときょう、ウォーキング中にサクラの写真を多く撮った。ここに掲載するのはそのほんの一部である。遠目には、まだ散り始めたとは分からないほどである。

Somei-yoshino trees have begun to sprout their leaves and the petals of their blossoms started to scatter in the air. Lamenting such a short period of blooming, I took many pictures of cherry blossoms in the course of walking practice yesterday and today. Only a few of those pictures are shown here. In the distant views, it is not yet clear that the blossoms have started to fall.

2011年4月13日水曜日

花と… (Blossoms and . . .)


 写真上:シデコブシ(幣辛夷/四手拳、モクレン科)と鳥。2011年4月5日、鳳駅近くのマンションの庭園で。写真下:オオシマザクラと月。4月12日、鈴の宮公園で。サクラの花も大部分、月を見ているようだ。

The upper photo: blossoms of star magnolia (botanical name, Magnolia stellata; family, Magnoliaceae) and the bird, taken in the garden of an apartment house near Ōtori Station on April 5, 2011. The lower: blossoms of oshima cherry and the moon, taken in Suzunomiya Park on April 12. Most of the cherry blossoms seem to be looking at the moon.

2011年4月12日火曜日

笠池公園のサクラ (Cherry Blossoms in Kasaike Park)


 わが家から徒歩2、3分のところにある堺市西区・笠池公園のサクラ。2011年4月12日撮影。

Cherry blossoms in Kasaike Park, Nishi-ku, Sakai. The park is at the distance of a few minutes' walk from our house. The photo was taken on April 12, 2011.

遅いレベル7引き上げ (Belated Raising of Alert Level to 7)

 東日本で強い余震の続く中、政府は昨11日、これまでの避難区域設定(福島第1原発から半径20キロ)の圏外にある5市町村について、「計画的避難区域」指定を発表した。また、きょう12日、同発電所の事故の国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪のレベル7に引き上げることを決めた。

 レベル7の評価は、国際的な環境保護団体グリーンピースの核安全専門家によって、すでに3月25日になされている [1]。3月23日までに放出された放射性核の総量から導き出したものである。

 これを見ても、政府の全般的な対応の遅さが推し量られる。迅速さは、事故処理の最も重要な因子の一つである。このような遅さで、住民の安全を守りきれるのか、不安を抱くのは私一人ではあるまい。

Yesterday (April 11), amid strong aftershocks in the region of eastern Japan, the government announced the "planned evacuation" for five areas outside the initial 20-km zone of Fukushima Daiichi nuclear power plant. Today, in addition, they decided to raise the severity level of the nuclear crisis at the power plant to the highest ranking of 7.

The rating of level 7 was already made by a nuclear safety expert of an international environmental protection organization Greenpeace on March 25 [1]. This assessment is based on the analysis of the total amount of radionuclides released until March 23.

This belatedness of the Japanese government's evaluation indicates the slowness of the government's overall response. Rapidity is one of the most critical factors of the treatment of the accident. I am certainly not alone to wonder if they can well protect the safety of the residents by such slowness.


  1. "Fukushima – INES scale rating." Greenpeace International (March 25, 2011).


 後日の追記:asahi.com は、2011年4月13日10時35分付けで "「レベル7に達したのは3月15~17日」政府高官" という記事を掲載し、「3月12日から15日にかけて相次いだ水素爆発や火災が、放射性物質の大量放出の主な原因だったと判断していると見られる」と報じた。他方、「原子力安全・保安院と原子力安全委員会は、レベル引き上げが4月12日になった理由として (1) 各種データの整理・蓄積が必要だった (2) 保安院と安全委が異なる手法で試算し、付き合わせた――の2点を挙げている」ことも報じている。

2011年4月11日月曜日

春の荒山公園 2 (Kōzen Park in Spring 2)


 写真1枚目は荒山公園内のソメイヨシノ、2枚目は同園内のソメイヨシノとオオシマザクラが交互に植えられている並木道(花と同時に若葉をつけているのがオオシマザクラ)、3枚目は同園内の梅林中に妻が見つけたオオイヌノフグリ。

 ちょうど昨10日付けの朝日紙「天声人語」欄にオオイヌノフグリの話が載っていた。木下利玄の短歌「根ざす地の温(ぬく)みを感じいちはやく空いろ花咲けりみちばた日なたに」「夕づける風冷えそめぬみちばたの空いろ小花(おばな)みなみなつぼむ」にある「空色の花」がオオイヌノフグリ。その名を不憫に思う人たちが「ほしのひとみ」という別名を提案したが、植物学者の長田武正さんは「こうなると今度はきれいごとすぎて、土の香りが欠けてしまう」と随筆に書いた、など。

The photos show, from the top to the bottom, somei-yoshino blossoms in Kōzen park, the rows of alternating somei-yoshino and oshima cherry trees in the park (the latter kind shows blossoms and young green leaves at the same time), and Persian speedwells my wife found in the ume grove of the park.

The "Vox Populi, Vox Dei" column of yesterday's Asahi Shimbun just carried the following story about Persian speedwells:

Rigen Kinoshita wrote these tanka poems: "As soon as they sensed the warmth of the soil around their roots / the sky-blue flowers bloomed on the sunny roadside," and "As the late afternoon wind turns chilly / little sky blue flowers on the wayside close up one by one." The sky blue flowers in these poems are Persian speedwells, whose Japanese name is ōinu no fuguri — literally, "big dog's testicles." Some people who took pity on this plant for its terrible name once suggested that it be changed to "hoshi no hitomi" or "starry eye." But botanist Takemasa Osada disagreed, noting in his essay, "Such a name is phony because it seems too pretty, and it doesn't match the plant's endearingly down-to-earth personality." [This story has been adapted from the official English translation, which was entitled, "Spring flowers help us to appreciate life," (April 12, 2011) after its appearance on the asahi.com Web site.]

2011年4月10日日曜日

春の荒山公園 1 (Kōzen Park in Spring 1)


 午前中、妻と堺市南区の荒山公園を訪れた。ここの梅林は有名だが、サクラも楽しめる。写真1枚目は同公園北側のソメイヨシノの並木、2枚目は園内のソメイヨシノ、3枚目はサンシュユの花。

In the morning, my wife and I visited Kōzen Park in Minami-ku, Sakai. This park is famous for its ume grove, but we can enjoy also cherry blossoms there. The photos show, from the top to the bottom, the row of somei-yoshino trees along the northern side of the park, somei-yoshino blossoms in the park and the blossoms of Japanese cornel.