『イタリア紀行(下)』のカバーCover of Goethe's "Italian Journey (Vol. 3)" (Japanese translation)
23年前に妻とイタリアへのグループ旅行に参加した後で読み始めながら、途中で投げ出してあったゲーテの『イタリア紀行』(相良守峯・訳、岩波文庫、全3巻、第1刷は1942年)の続きを最近読んでいる。その下巻、p. 68の1〜2行に次の言葉がある。
政界に漂う暗雲が散ればよいがと願っている。近代の戦争は、それが続いている間は多くの人を不幸にし、済んでしまっても誰一人をも幸福にはしない。「政界に漂う暗雲」について巻末に注があり、「1787年の9月から10月にかけてなされたプロイセンのオランダに対する遠征を指す。ワイマル公カール・アウグストもこれに関与した」旨が説明されている。プロイセンとは当時の数あるドイツ諸国中の強力な一国で、文芸のパトロン(ゲーテの友人・保護者)として有名なカール・アウグストは、当時は多くのドイツ諸侯の領主がそうであったように、軍人としてのキャリアや名声を求めてプロイセンという大国の軍事行動に身を投じたのである[この部分はグーグル AI に対する質問への答えとして知った]。

0 件のコメント:
コメントを投稿