2015年10月30日金曜日

けさのグラジオラス・ムリエラエ嬢 (Ms. Gladiolus Murielae in This Morning)

[The text of this post is in Japanese only.]



 昨日わが家のプランターに咲いたグラジオラス・ムリエラエの花が、けさ見ると、花弁がピンと張って、昨日よりしっかりした姿をしていた。そこで、美女を目にしたカメラマンのように、何枚かの写真をたて続けに撮った。その中の一枚をここに掲載する。

2015年10月29日木曜日

グラジオラスが花咲く (Gladiolus Has Bloomed)

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わが家のプランターに咲いたグラジオラス・ムリエラエ。2015 年 10 月 29 日撮影。
Abyssinian gladiolus that bloomed in a planter of my home. The photo was taken on October 29, 2015.

 長年の間、葉ばかりが伸びていたプランターのグラジオラスに花が咲いた。グラジオラスといえば、夏に縦一列に幾つもの赤系統の花をつけるものという観念がある。ところが、この花は縦にはつながらないで、横にも一つのつぼみをつけて、うつむき加減に、秋も深まってから咲き、芳香を放っている。それで、これは何か別の植物だったのかと思い、インターネットで似た花の写真を探したところ、やはりグラジオラスだった。学名は Gladiolus murielae、英名は Abyssinian gladiolus、fragrant gladiolus など。原産地はエチオピア。こちらに英文の説明がある。撮影には、プランターの手前の端に別のプランターをかませて、花の中心を見やすいように工夫した。

2015年10月17日土曜日

北九州と山口へ -2- (Trip to Kitakyushu and Yamaguchi -2-)


10 月 10 日朝、かんぽの宿湯田の部屋からのスケッチ。
Sketch of the view from the room of Kampo Hotel Yuda, made in the morning of October 10.


10 月 10 日午前、山口県立美術館を訪れる。写真の左奥に、木々の間から微かに見えるレンガ造りの建物が美術館。
In the morning of October 10, we visited the Yamaguchi Prefectural Museum of Art, the brick building of which is faintly seen among trees at the left back of the photo above.

 今回の旅で見物したのは小倉城庭園(小倉城天守閣をそのあたりから眺めて)と山口県立美術館だけ。小倉では、松本清張記念館も訪れたかったが、時間が足らなかった。したがって、主に温泉と夕食を楽しんだ旅となった。

 山口県立美術館(70 歳以上無料)では、三つのコレクション展が開催中だったが、入館後、順路に従って進むと、まず、『第69回山口県美術展』を見ることになった。分野の区別なく入選以上の 128 点が並べられていて、多くは油彩画である。その鑑賞が終わると、館内のカフェで昼食を済ませて駅へ向かうべき時間になってしまった。同展の大賞を獲得した作品は、極細のペンを使って墨で描いた 100 号 6 枚の連作で、『ボクラノユクエ』と題し、原爆とガスマスク、自衛隊の海外派遣、アラブ系の顔、憂いを持った顔、自然環境問題、日本と中国の緊迫した関係、をそれぞれテーマにしたもの(会場で貰った館報による)ということである。私たちが興味を持ったのは『地球の片隅で』と題して、国内外の山や都市の風景を描いた多数の水墨画を、幾つもの屏風の両面に貼り合わせた入選作で、一つ一つの絵は 6 号程度の大きさながら、その数の多さと筆使いの器用さ(現場で写生したものとみて)に圧倒された。(完)


In this trip we were able to visit only Kokura Castle Japanese Garden and Yamaguchi Prefectural Museum of Art (we looked at the Kokura Castle Tower from its outside). In Kokura, we wanted to visit also Matsumoto Seicho Memorial Museum, but time was not enough to do so. Thus, what we enjoyed mostly were hot springs and Japanese-style dinners.

At Yamaguchi Prefectural Museum of Art, we saw The 69th Yamaguchi Prefecture Art Exhibition. We were interested in an ink painting work rather than the grand prize work. The former was made of many drawings that depicted landscapes of domestic and foreign mountains and cities and were pasted on both sides of a few folding screens. (End)

2015年10月16日金曜日

北九州と山口へ -1- (Trip to Kitakyushu and Yamaguchi -1-)

 10 月 8〜10 日、妻とかんぽの宿を利用して、北九州と山口への旅をした。スケッチと写真で簡単に紹介する。(つづく)

From October 8 to 10, my wife and I went on a trip to Kitakyushu and Yamaguchi using Kampo Hotels. Sketches and photographs below describe about our trip briefly. (To be continued)


10 月 9 日朝、かんぽの宿北九州の部屋からのスケッチ。見えている海は響湾。
Sketch of the view from the room of Kampo Hotel Kitakyushu, made in the morning of October 9. Hibiki Bay is seen.


10 月 8 日夕方、宿の窓から見えた日の入り。
Sunset we looked at from the window of the hotel on October 8.


10 月 9 日午後、小倉城庭園を訪れる。まず、展示ゾーンで常設展示「贈る」と「味わう」、企画展示「日本と西洋の御装(おめかし)」を見た。
In the afternoon of October 9, we visited Kokura Castle Japanese Garden.


小倉城庭園内の書院棟。
Shoin Building in Kokura Castle Japanese Garden.


小倉城の復興天守閣。
Kokura Castle.

2015年10月13日火曜日

コバノセンナ (Climbing Cassia)

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 近くの笠池公園(堺市)に、いままでに見たことのない黄色い花が、木の小枝に房状になって咲いていた。近寄って見ると、一つの花は直径 3 cm ほどで、2 本の雄しべが大きく、八字ひげをたくわえた顔のようである。帰宅後インターネットで調べると、「コバノセンナ(小葉のセンナ)」という名と分かった。英名は climbing cassia、Christmas cassia、Christmas senna、cassia shrub など。学名は Cassia coluteoides Coll.

2015年10月1日木曜日

京都へ (To Kyoto)

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京都嵐山オルゴール博物館。
Kyoto Arashiyama Orgel Museum.


『ルーヴル美術館展』の広告を掲げた京都市美術館。
Kyoto Municipal Museum of Art advertising Louvre Museum Exhibition".

 さる 9 月 24、25 の両日、妻と京都を訪れた。その前の週の日曜まで、準備の日を入れて 5 日間、大阪・上本町西で長女と『水彩画とキルト 親子展』を行った疲れを癒すためである。

 京都での初日には、JR 嵯峨嵐山駅近くの京都嵐山オルゴール博物館(1 枚目の写真)を訪れた。親子展の会場だったギャラリー風雅のオーナーから、先に同じくそこで展覧会をしたドールイラストレーター・金森菖子さんという人が目下オルゴール博物館内ギャラリーで開催中の『アンティークドールとアンティークドールのイラスト展』(アンティークドールサロンと共催、9 月 27 日で終了)案内状を貰ったからである。

 その案内状で、建物2階の博物館見学も無料になった。博物館には、世界最高級のスイスのオルゴールメーカーの社長でオルゴールコレクターだったギド・ルージュ夫妻から寄贈された、見ごたえのあるオルゴールのコレクションが展示されていて、館員による説明が常時繰り返し行われていた。オートマタと呼ばれる西洋のからくり人形の幾つかの実演もあり、さらに、館内のオルゴールカフェ利用者は、そこに陳列されているオルゴールの紹介も別途聞くことが出来、2時間半ばかり、大いに楽しんだ。いくらの入場料が無料になったのだろうかと、帰宅後インターネットで調べると、大人 1 人 1000円だが、シニア割引 1 人 700 円の他、カップル割引 2 人で 1500 円、そして、ラブ割引 2 人で 1000 円(頬にキスしたカップル、友人同士でも可)という奇抜な割引も掲載されていた。

 2日目には、京都市美術館で『ルーヴル美術館展:日常を描く—風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』(これも 9 月 27 日で終了)を見た。連休後の週日にもかかわらず、結構混んではいたが、ゆっくり鑑賞できた。美術館の建物に取り付けられた広告(2 枚目の写真)にもあるヨハネス・フェルメールの『天文学者』、バルトロメ・エステバン・ムリーリョの『物乞いの少年(蚤をとる少年)』、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの『鏡の前の女』、さらには、クエンティン・マセスの『両替商とその妻』、フランソワ・ブーシェの『オダリスク』など、幾つかの絵について、前に見たことがあるように思ったのは、テレビでこの展覧会の紹介番組を何ヵ月か前に見たからのようだ。最近のテレビ画像は、美術館で見たのと変わらない、あるいはそれ以上の、鮮明さでの絵画鑑賞を可能にし、記憶にもよく残るようである。