2019年7月14日日曜日

金沢、天徳院 (Tentokuin Temple, Kanazawa)


天徳院で撮った写真。こちらをクリックして出る画面で、ポインターを写真上に置くと右端に見える ">" 印を次々にクリックすると、全 7 枚をご覧になれる。
Photos taken at Tentokuin Temple. Click here to see all of seven photos.

 2019 年 7 月 12、13 日、妻と長女を同伴して金沢へ墓参に行き、ついでに中学・高校時代にその近くに住んだ天徳院を訪れた。当時は観光の対象とはなっていなくて、由来も知らなかったが、最近は「珠姫の寺」という形容をつけて、からくり人形上演や DVD で珠姫の生涯を紹介するなど、観光客の誘致に努めている。珠姫は加賀藩三代藩主前田利常の正室で、天徳院の名は珠姫の戒名に因んでいる。

 2 枚目の写真中央に見える朱塗り壁の鐘楼堂は、私が小学校 6 年生の時の図画の時間に、初めて水彩画で風景写生をする対象に選んだもので、その絵を今も持っている(イメージはこちら)。手前に木々が多く茂っている様子は、その頃と異なっていた。この鐘楼堂を再度見たいというのも、今回この寺を訪ねた一因だった。

 上掲の組写真に入れ忘れた本堂正面の写真と、続いての散策で見て来た私の出身高校(名称も校舎も変わってしまった)の写真を下に載せる。

On July 12 and 13, 2019, I made a trip to Kanazawa to visit ancestors' graves with my wife and elder daughter. There we also visited one of the sightseeing spots, Tentokuin Temple, near which I had lived during junior and senior high school days. This temple was established in 1623 to commemorate Tamahime, who had been the wife of Toshitsune Maeda, the third generation feudal lord of Kaga Province in the Edo period. All the buildings were made during 10 years from 1693. However, those were destroyed by fire in 1768 except for sanmon (the main gate) and rebuilt thereafter. The photo of the front view of the main building, which I missed to add to the above set of photos, is shown below together with the photo of my alma mater (senior high school) near the temple.


(2019 年 7 月 16 日最終修正)

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2019年7月3日水曜日

再度「ケ・セラ・セラ」をリクェスト (Requested "Que Sera Sera" Again)

[The main text of this post is in Japanese only.]


映画『知りすぎていた男』の劇場用ポスター。
Theatrical poster for the film The Man Who Knew Too Much.
Copyrighted by Paramount Pictures, Inc. Artist(s) not known. [Public domain], via Wikimedia Commons.

 九州北部から近畿にかけて、記録上最も遅い梅雨入りが発表されたのは、6 月 26 日だった。それから間もない 6 月 29 日、雨を心配しながら、岸和田での「みんなで歌う音楽会」に出かけた。幸い往復とも傘を広げる必要はなかったが、いつもは 10 名ほどある参加者が、今回は 7 名と、格別少なかった。最近よく参加している夫婦は夫人だけの参加で、私が参加し始める前に来ていて久しぶりに参加したらしい別の夫婦を見かけた。

 私は次の 9 曲をリクェストして、全部採用された。
  • あざみの歌
  • 忘れな草をあなたに
  • この道
  • りんごのひとりごと
  • 浜辺の歌
  • ケ・セラ・セラ
  • 泉のほとり
  • 谷間のともしび
  • あの町この町

 「ケ・セラ・セラ」は、この催しで使う歌詞集になかったのに、前回私がリクェストしてみたところ、英語の歌詞プリントが配布された。せっかくプリントを貰ったのだからと思い、再度リクェストしたのである。コメント欄に、「この歌が登場した映画『知りすぎていた男』は、たまたま異性の幼友達と映画館前で出会い、一緒に見ることになったものです」と書いた。

 主催者でピアノ弾き語りをしている喜多亮介氏は、出会いの状況に想像を交えた説明を加えて、そのコメントを紹介し(注参照)、「『知りすぎていた男』はどんな映画でしょうか」と言った。誰も答えないので、私が仕方なく、「サスペンスです、ヒッチコックの」と答えた。いまや『知りすぎていた男』を知る人も少ないようである。

 上記の幼友達、故・A さんと一緒に歌を歌ったことはなかったが、不思議にも歌にまつわる思い出がいくつかある。今後もコメントに「幼友達」を登場させると、誰のリクェストかが分かってしまいそうである。いっそのこと、次の機会には「私のコメントに繰り返し出て来る幼友達」として登場させようかとも思っている。

 注:コメントを短く書いたので、そこから喜多氏が想像した場面——久しぶりに再会して、映画でも見ようかということになった——は、実際とは異なっていた。実はその映画は、大学生時代の夏休みに、珍しく男性の友人 K 君と一緒に見に出かけたのだ。すると、チケット売り場で少し先に来ていた A さんを見かけて(久しぶりの再会というほどではなく)、私が後ろから彼女に声をかけた。K 君は変に気を利かせて、遠く離れた席へ行ってしまい、A さんと私が並んだ席で見ることになった、という次第である。

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2019年6月21日金曜日

「舞妃蓮の郷はす公園」へ (Trip to a Lotus Garden)


「舞妃蓮の郷はす公園」で。こちらをクリックすると、フェイスブックの写真のページが開き、ポインターを写真上に置くと右手に出る > 印をクリックすれば、全 9 枚を順にご覧になれる。
Photos in the lotus garden. Clicking here and then clicking the symbol > at the right on the photo page of Facebook, you can see a total of nine photos one by one.

 2019 年 6 月 19 日、妻とバス旅行「舞妃蓮(まいひれん)の郷と紀州みなべ会席」に参加した。「舞妃蓮の郷はす公園」(北吉田 蓮の郷)は和歌山県御坊市藤田町にあり、大賀蓮と王子蓮を掛け合わせた御坊生まれのハスが一面に咲き誇る池と、そのハスを皇室に献上したことから周囲に植えた皇室ゆかりの木々が見られる。「舞妃蓮」の名は花の優雅さから、献上当時の美智子皇后に因んで付けられた。なお、現地での説明の中で、ハスの花の寿命は 4 日間と知った。

On June 19, 2019, my wife and I joined a bus tour, "Maihiren-no Sato and Kishu-Minabe Kaiseki." "Maihiren-no Sato Lotus Garden" is located in Fujita-cho, Gobo City, Wakayama Prefecture. The garden has a pond full of flowers of the Gobo-born lotus, "Maihiren," which was produced by mixing Ōga lotus and Ōji lotus. That lotus was presented to the imperial family. Around the pond, some trees related to the imperial family are planted. "Maihiren" was named after Empress Michiko (at the time of offering) because of the elegance of flowers. In the local explanation, I learned that the life of lotus flower is 4 days.

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2019年6月20日木曜日

6 月前半、わが家の花々 (Flowers in My Yard, in the First Half of June)

[The main text of this post is in Japanese only.]


6 月前半にわが家の庭に咲いた花々。撮影は 2019 年 6 月 6 日から 17 日。

 6 月前半にわが家の庭に咲いた花々の写真を、さる 17 日付けで、フェイスブックにまとめて載せた。こちらをクリックすると、フェイスブックの写真のページが開き、ポインターを写真上に置くと右手に出る > 印をクリックすれば、全 6 枚を順にご覧になれる。

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2019年6月2日日曜日

岩波『図書』誌の編集に一言 (Some Words for the Editing of the Magazine Tosho Published by Iwanami)

[The main text of this post is in Japanese only.]


岩波『図書』誌 2019 年 6 月号表紙。
Cover of the Magazine Tosho, June 2019 issue, published by Iwanami.

 岩波『図書』誌の編集ぶりには、最近不満が目立ち、昨年 12 月にも「校閲さん、しっかりして!」というブログ記事を書いたばかりである。今回気になったのは、2019 年 6 月号の第 24 ページから掲載されている村松太郎氏の文と、同号に記載されていない件の 2 点である。

 まず、村松氏の文についてであるが、以下に指摘する点は氏自身の不注意であったかもしれない。しかし、読者の私が一読しただけで感じ得た不親切さであり、編集部でも当然気づくべき問題である。その文の題名は、
   ドナルド・トランプの[...]
となっている。ここで、[...]の部分はあえて伏せておく。なぜならば、大抵の読者は必ずしも[...]の部分まで頭にきちんと入れてこの文を読み進むことはしないだろうと思うからである。実際、私はドナルド・トランプの政治姿勢あるいは政策について著者自身が批判を展開するエッセイだろうと思って読み始めた。

 ところが、この文の 3 ページ目第 1 行に「本書は」という言葉が出てくる。「本書」に相当する書名は、そのセンテンスの近くはおろか、前ページ全体にさえも見当たらない。この文の最初のページである前々ページの最下段(3 段組みのうちの)までさかのぼると、ようやく、「『ドナルド・トランプの危険な兆候』の著者の一人が」という記述があり、それ以前にも書名は登場しない。『ドナルド・トランプの危険な兆候』は、著者が自分の考えを述べる一つの参考資料として引用したものかと思って読んできたのだが、これだけの検討をしてみて、ようやく「本書」とは『ドナルド・トランプの危険な兆候』であり、この文はこの本を話題にしているのだろうと推定することになる。

 これを「本書」と呼ぶのであれば、... とさらに思いめぐらして、この文の表題までさかのぼると、なるほど、それは
   ドナルド・トランプの危険な兆候
であった(これで、先に「危険な兆候」の部分を伏せておいた理由が、このブログ記事の読者に分かるだろう)。書名を意味しているこの表題には、『』をつけておくべきである。そうすれば、「本書」の意味するところがもっと分かりやすかったに違いない。

 『図書』誌は岩波書店の宣伝誌の性格を持っている(全ての記事が岩波書店発行の本の宣伝ではないが)。村松氏が『ドナルド・トランプの危険な兆候』という本について書いた文を載せているということは、この本が村松氏も関係して岩波書店から最近刊行されたのだろうと思い、本号末尾にある同書店の新刊・既刊書の広告を見たが、この本は見当たらない。「アマゾン」で検索して、ようやくそれが 2018 年 10 月 26 日に村松氏の訳で出版されたものと分かった(原書は Bandy X. Lee, et al. The Dangerous Case of Donald Trump: 27 Psychiatrists and Mental Health Experts Assess a President)。とんだ手間を取らせる編集ぶりといわなければならない。

 もうひとつの「記載されていない件」というのは、加藤典洋氏の死去のことである。同氏は本誌の「大きな字で書くこと」というコラムにエッセイを連載中であったが、さる 5 月 16 日に肺炎で死去した(71 歳)。コラムの原稿は何回分かすでに届いていたようで、6 月号にも掲載されている。『図書』誌には「こぼればなし」と名付けた編集後記のページがある。5 月 16 日の出来事(朝日新聞デジタルの訃報掲載は 5 月 20 日付け)をそこで扱うことは印刷の都合上きわめて困難だったかも知れないが、6 月号の発行を多少遅らせてでも、なんとかならなかっただろうかという思いがする。

 後日の追記:せっかくこの記事をご覧になった方々のために、本『ドナルド・トランプの危険な兆候』(岩波書店、2018)について、村松氏の文から分かる範囲での内容を簡単に紹介しておく。

 米国精神医学会は、直接診察していない有名人について精神科医が意見を述べてはならないという規定を作っている(ゴールドウォーター・ルール)。しかし、この本に寄稿した精神科医たちは、トランプ氏を診断せずに、インタビュー、演説、ツイッター発言などから分析した結果を、これはゴールドウォーター・ルールの適用外だと、冷静かつ理知的に判断し、職業的義務感にかられて発表したのである。村松氏は無頼派という言葉から書き起こし、宮沢章夫の文から坂口安吾や太宰治を例として挙げている。そして、彼らの行く先は自己破滅だったことを文末近くで述べ、無頼派の一人というべきアメリカ大統領がもし破滅すれば、それは核戦争による地球の破滅につながることを、本書のエピローグでのノーム・チョムスキーの指摘を引用して述べている。本書には、トランプ氏のいろいろな精神疾患の可能性が述べられているそうだが、これは精神疾患の診断書というより、上記のような危険性の警告書であり、アメリカでベストセラーになっている。

 なお、原書の改訂版として、新たに 10 名の精神医学者が著者に加わった The Dangerous Case of Donald Trump: 37 Psychiatrists and Mental Health Experts Assess a President—Updated and Expanded with New Essays (Thomas Dunne Books, 2019) が出ている。(2019 年 6 月 3 日)

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