2019年3月30日土曜日

2019 年 3 月の歌うイベント参加 (Participation in the Singing Events of March 2019)

[The main text of this post is in Japanese only.]


参加したイベントのチラシ。
Flyers for the events I participated in.

 この 3 月には、12 日に堺市西区で開催された「歌声喫茶 in ウェスティ」と 25 日に岸和田福祉センターで開かれた「みんなで歌う音楽会」の二つに参加した。

 ウェスティでの催しの参加者は 40 名前後で、昨秋の同じ会場でのときよりいささか少なかったようだ。私と同じテーブルに向かい合って座った女性は、旧満州からの引き揚げ者だった。「夜来香」をリクェストして、コメントに「山口淑子は私の母の幼稚園の先輩でした」と書いた人がいて、それが、その女性だったのである。「夜来香」を一同で歌った後で、彼女は私に向かって、「撫順の幼稚園でした」といってくれた。私は彼女に、自分が大連にいたことを告げた。

 休憩時間に彼女に引き揚げのことを尋ねると、長春から葫蘆島を経て昭和 22 年に引き揚げたことなどを話してくれた。父君が抑留され、小学校 2 年生だった姉君に負われての引き揚げだったそうだから、私より数歳若い人である。ちょうど前日に届いた岸和田での歌の会の案内ハガキを私は持参していたので、それを見せて、その会の話をした。すると彼女は、そのハガキを貰ってもいいですかと聞くので、表に私の住所氏名が書いてある点でちょっと戸惑ったが、よろしければどうぞ、といって上げて来た。

 岸和田での歌う会の日は、少し前からの風邪気味が続いていたが、ウェスティで案内ハガキを上げた人が行っていて私が行っていないのは具合が悪いかとも思い、頑張って行くことにした。その人は来ていなかったが、わずかに新しい人が増えたらしく、いつも夫婦で来ている一組が休んでいたにも関わらず 12 名の参加者があり、これまでの岸和田としては最も多かったようだ。

 このとき私は、「朧月夜」「港が見える丘」、「花かげ」、「おおブレネリ」、「オリビアを聴きながら」をリクェストし、全部採用された。ウェスティで私がリクェストした「春の唄」と「仰げば尊し」が、時節柄ここでも他の人からリクェストされていた。終わって帰るとき、隣のテーブルにいた女性が、「いいお声ですね。いつも楽しみにしています」などといってくれた。私は、「小・中学校では音楽の成績はよくなかったのですよ」と答えておいた。歌っていると風邪はどこかへ行ってしまった感じだった。

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2019年3月26日火曜日

サクラの私的標本木、2019年の開花 (My Sample Tree of Cherry Begins Blooming of 2019)

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 和歌山市では昨日サクラが開花したと報告された。大阪城公園のサクラはまだ開花状態ではないようだが、当地・堺は和歌山にも近い。そこで、きょう 3 月 26 日、私的標本木としている日部神社の古木を見に行った。上掲の写真の通り、1 本の小枝でも 6 輪の花が開いているのが見られ、開花状態だった。昨日は岸和田での「みんなで歌う音楽会」に出かけたので、私的標本木を見なかったが、ひょっとすると、昨日から開花状態だったかもしれない。標本木にしているとはいえ、この木は近隣の木々より例年 2、3 日早く開花するので、このあたりの小公園のサクラはまだ開花の様子を見せていない。

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2019年3月3日日曜日

「うれしいひな祭り」 [Ureshii Hinamatsuri (Happy Doll's Festival)]

[The main text of this post is in Japanese only.]


わが家にあるおだいり様の壁飾り。
Wall decoration of dairi dolls in our home.

 私の先のブログ記事に、次のように書いた。
サトウハチロー作詞の「うれしいひな祭り」では、男雛を「お内裏様」、女雛を「おひな様」と、正式ではない呼び方をしている。
昨 3 月 2 日の NHK 番組『チコちゃんに叱られる!』で、これに関連する質問が出た。

 チコちゃんや出演者たちが童謡「うれしいひな祭り」を歌ったあと、チコちゃんが「おだいり様とおひな様って誰?」という問題を出したのである。おだいり様は、「おびなとめびな両方」のことで、おひな様は、ひな段の人形全体のこと、というのが正解である。

 そして、おだいり様とおひな様のことを、男女一対のひな人形だと勘違いしている人が多い理由は、童謡「うれしいひな祭り」の 2 番の歌詞の影響と推測される、と大妻女子大学の是澤博昭准教授が説明した。「うれしいひな祭り」の作詞者、サトウハチローの息子さんの四郎さんも取材に対して、「おやじは間違い、勘違いがあったんじゃないかな」、「おやじの前で[この歌の]レコードをかけると、嫌がったよ」と証言した。

 なお、『ウィキペディア』の「うれしいひなまつり」のページにも同様の説明があり、その典拠として文献 1 の記事が挙げられている。この記事にも佐藤四郎さん(岩手県北上市にあるサトウハチロー記念館の館長と記されている)の、「父が自分の作品の中で一番嫌ったのが、この歌。わが家ではこの歌の話はタブーでした」という言葉が紹介されている。同記事によれば、歌詞の 3 番にある「赤いお顔の右大臣」も間違いで、赤い顔をしているのは左大臣の方だそうだ。

 また、チコちゃんの番組中での解説では、歌詞の「お嫁にいらした姉さまに、よく似た官女の白い顔」の部分に、サトウハチローは特別な思いをこめたそうである。ハチローには姉や妹がいたが、嫁ぐ前に亡くなってしまい、そのことに心を痛めた彼が、彼女たちをしのんだ鎮魂歌だというのである。そうと知ると、以前から好んでいたこの部分が特に強く心を打つ。私にも姉がいたが、私の生まれる前に幼くして死亡した。名前を悦子といった。小さな籐椅子に人形を乗せて、自らは傍らに立っているセピア色の写真が一枚残っているだけである。

文 献
  1. "うたの旅人:捨てたいのに広まった 「うれしいひなまつり」" 朝日新聞 be 欄(2012 年 3 月 3 日)(2012 年 3 月 2 日時点のアーカイブ)。

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2019年2月20日水曜日

2019 年 2 月の『みんなで歌う音楽会』 ("Concert to Sing Together" in February 2019)

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わが家のひな人形。
Hina dolls of our home.

 さる 2 月 17 日(日)の午後、岸和田福祉センターでの『みんなで歌う音楽会』に参加した。1 月のこの会は、約 1 時間をかけて出かけるのが寒く思われて休んだので、久しぶりの感じだった。参加者は、新しい人もいたようだが、やはり 10 名を超えなかった。私がリクェストした曲は次の通り。
  1. 早春賦
  2. うれしいひな祭り
  3. 冬景色
  4. ケンタッキーのわが家
  5. 夢路より
  6. スキー
  7. バイカル湖のほとり
  8. 毬藻の歌

 季節にふさわしい歌をリクェストすると、よく他の人からも同じリクェストが出ている。今回は少なくとも「うれしいひな祭り」がそうだった。リクェスト紙のコメント欄には、「わが家には古いひな人形がありますが、全部を飾ることは大変となり、近年は最上段だけを飾っています」と書いた。内裏雛(男雛と女雛)だけを、玄関を上ったところにある扉付き靴棚の上に飾っているのだが、「最上段だけ」と表現したのには次のような理由がある。サトウハチロー作詞の「うれしいひな祭り」では、男雛を「お内裏様」、女雛を「おひな様」と、正式ではない呼び方をしている。したがって、「内裏雛だけ」と書くと、この歌に親しんでいる人の中には、男雛だけと受け止める人がいるかもしれないと思ったからである。

 上掲の写真がわが家の内裏雛で、妻が生まれた時に買って貰ったというから、1930 年代半ば過ぎの品である。女雛の冠の紐の結び目の位置が傾いているが、直そうとしても、冠がずり落ちたりして難しいので、今年は傾いたまま飾っている。

 『みんなで歌う音楽会』での他の人のリクェスト曲も、たいていは私の愛唱歌である。ほとんどの参加者の年齢が私にやや近いせいだろうか。今回も、私がよく知らないという歌は 2 曲程度しかなかった。

 後半で主催者・喜多陵介さんが作詞作曲した「お誕生日のうた」を歌うために、2 月が誕生月の人の挙手を求められたが、誰もいなかった。そこで、2 月が誕生月である子供か親などを持つ人の挙手を求められた。私の次女は 2 月生まれなので、手を挙げると、もう一人、息子さんが 2 月生まれの女性がいた。その 2 月生まれ 2 人の名前を入れて、「お誕生日のうた」を歌った。その直後、一人の参加者が「きょう 2 月 17 日は喜多さんのお誕生日だと、別の会場で参加している人から聞きました。喜多さんのためにもう一度『お誕生日のうた』を歌いましょう」と提案した。そこで、今度は喜多さんへの Happy birthday to you! を一同で歌った。

 岸和田へ行くのに今回初めて歩数計を携行した。鳳駅で往復両時の改札口階とホームの間、そして復時の改札口階から地上への、合計 3 度に渡り、たまたま動き出す前のエレベーターに間に合ったので利用したが、それでも約 7400 歩という、普段のウォーキングよりかなり多い歩数を歩いていた。

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2019年2月12日火曜日

最近読んだ洋書 (Foreign Books I Read Recently)

[The main text of this post is mostly in Japanese.]



 最近といっても、前回同様な写真を掲載した記事を書いたのは 2017 年 10 月 末 だったが、その中の 1 冊を読み終えたのが 2018 年 1 月末だったことを考慮すると、おおよそ 1 年の間ということになる。ただし、上掲の写真中、左端にある本は前回の写真を撮る際に入れ忘れたものであり、この 1 年間に私が読んだ洋書は 5 冊、2 カ月半近くで 1 冊という割合である。私が勤務していた時代の大半は、まだ自宅にパソコンがなく、夕食後や休日にはたいてい読書をして過ごしたので、もっと多くの割合で洋書を読んでいたと思う。このところは、特に自分のデジタル論文集の編集と修正に時間を使っており、読書量が少なくなっている。また、年のせいで、読書中に眠くなったりして、読む速さが落ちていることも、少ししか読めていない原因であろう。

 写真にある本の著者名、書名等は次の通り。
  1. Parick Hughes and George Brecht, Vicious Circles and Infinity: An Anthology of Paradoxes (Penguin, 1978; First published by Doubleday, 1975).
  2. Marcus du Sautoy, The Great Unknown: Seven Journeys to the Frontiers of Science (Penguin, 2018; First published by Harper Collins, 2016).
  3. Lawrence M. Krauss, Quantum Man: Richard Feynman's Life in Science (Norton, 2011).
  4. Jeremiah P. Ostriker and Simon Mitton, Heart of Darkness: Unraveling the Mysteries of the Invisible Universe (Princeton Univ. Press, 2013).
  5. Michio Kaku, Visions: How Science Will Revolutionize the 21st Century (Doubleday, 1997).
  6. Janna Levin, Black Hole Blues and Other Songs from Outer Space (Vintage, 2017).
 5 の Visions は、買ってから長らく読まないでおいてあったので、2020年までには、これこれのことができるようになるだろうという、やや時代遅れ気味の話もあったが、それも技術的に詳しく書かれていて勉強になり、また、はるか未来の予想もあって、なかなか興味深かった。同じ著者による新しい本 The Future of Humanity (Allen Lane, 2018; Penguin paperback to be published on April 2, 2019) にも心を惹かれる。6 の Black Hole Blues ... は、重力波の検出に初めて成功した観測装置 LIGO の建設以前からその観測を目指して来た人々へのインタビューを中心に書かれているので、砕けた表現が多く、私にはかえって難しい英語と感じられた。検出成功の描写は詩的でさえある。

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