2009年9月9日水曜日

M.Y. 君からの感想(2009年8月分)

 M.Y. 君から "Ted's Coffeehouse 2" 2009年8月分への感想を9月8日づけで貰った。同君の了承を得て、ここに紹介する。青色の文字をクリックすると、言及されている記事が別ウインドウに開く。

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1. 「9日は9条宣伝の日」

 福泉・鳳地域憲法9条の会が毎月9日に行っている宣伝・署名活動が、残念ながら雨天のため中止になった、ということで、マイク宣伝に使う予定だった文章の一部が掲載されています。時の話題をまとめて説得する情熱がこもったものだと思います。オバマ大統領がさる4月プラハで行った核兵器廃絶を訴えた演説を援用して、「歴代政権が、広島・長崎への原爆投下を正当化し続けてきたアメリカでさえ、このように政策を変えようとしているときに、日本がもしも憲法を平和に反する方向にかえて、海外で戦争をする国になるならば、それは歴史の歯車を逆転させる、まことに愚かな行為といわなければなりません」と結んだことばの重さをかみしめる必要がありましょう。文中にある政府の「安全保障と防衛に関する懇談会」の防衛計画の大綱については、当時の鳩山民主党代表は「政権をとったら、われわれの視点で見直す」と述べています。新政権で、憲法の原則をふまえた論戦を展開させてほしいものです。

2. 「ボルト選手の百メートル走新記録と限界値」「100m走の曲線当てはめがテレビ番組に」

 ベルリンで開催された第12回世界選手権の男子100m決勝で、ボルト選手が驚異的な世界新記録9秒58を樹立したあと、TVでスポーツ解説者が、限界は9秒09くらいで、ボルト選手はこれからも新記録更新して行くでしょう、というように解説していたのを聞き印象に残りました。その後、貴ブログ「100m走の曲線当てはめがテレビ番組に」を見たとき、合点が行きました。「ボルト選手の百メートル走新記録と限界値」で説明された修正値に関する本文(英文)には、2005年まで、2008年まで、今回の新記録を含む2009年まで、の記録データにフィットした3曲線が示されてあり、限界値はそれぞれ、9.66、9.43、9.09秒(最後の場合には誤差が±0.49秒)になるとし、「ベルリンでのただ1点の新記録が限界値にこれだけ影響することを考えると、男子 100 m データに指数関数の当てはめをするのは全く不適切であるとともに、ボルト選手の走る能力が特別にすばらしくまた例外的であるものと考えるべきであろう」と結んでいます。

3. 「真夏のウォーキング」

 「晴れた日の日課にしているウォーキングは、当地の真夏にはいささか苦行である。しかし、近年近くにできた大型商業施設まで行き」、その涼しい中でウォーキングをしている。「ただ、まったく買い物もしないで商業施設内をたびたび歩き回るのは、いささか気が引ける。ところが、最近NHK TVで、夏季の気温が50度(湿度はしばしば100%にも)を超える」ドバイで、「住民が大挙してショッピングモール内をウォーキングするようにな」り、「店の人たちは賑わいになるとして、ありがたがっているという」ことが報じられた。「日本の商業施設でもそうであれば…」と、いう微笑ましい話題です。ことに高齢者は、足腰が弱らないように、ウォーキングなどを日ごろ実践することが大切でしょう。

4. 『アマルフィ:女神の報酬』

 西谷弘監督によるサスペンス映画の内容が簡単に書いてあります。「全編世界遺産、全編イタリアロケ」の広告文が見たいと思わせた映画とのこと。本人役で登場する、北京オリンピックの開会式で歌ったソプラノ・ディーヴァのサラ・ブライトマンが歌う、原題が「君とともに旅立とう」という、結婚式で歌われることの多いという歌のことや、紀元前5世紀にアマルフィの町を作った伝説のことなどを差し挟み、主人公が巻き込まれた事件の背景には「重厚な筋書きもあり、ロケーションの見応えと相まって、十分楽しめる作品であった」とのこと。見たくなる気がします。新聞を振り返って見直すと、7月に関連記事(朝日新聞)があり、それには、名所旧跡がふんだんに、しかしさりげなく背景につかわれている。安藤裕康駐イタリア大使*が「在外公館で最も重要な仕事は邦人保護だというメッセージがよく伝わった」と、評してありました。

 * 引用者注:これは映画の中の大使でなく、現実の大使です。

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