2016年6月18日土曜日

幼少年時代の絵 9 (Drawings in My Childhood. 9)

[The main text of this post is in Japanese only.]


『校庭からの眺め』(1949 年、14 歳)。
"The view from the schoolyard" (1949, age 14).


『うちわ』(1949 年、14 歳)。
"The fan" (1949, age 14).

 上掲のイメージは、中学 2 年生の時に学校で描いた作品である。使用した画用紙は、 『校庭からの眺め』が 302 mm × 211 mm のやや厚手、『うちわ』が 256 mm × 354 mm の薄手のもので、中学 1 年生の時までに使ったものよりも、いくらか大きめになっている。戦後、年が経つとともに物資の供給状況がよくなってきたせいかと思われる。

 『校庭からの眺め』は、細かいところを大胆に省略して描いたように思われるかもしれないが、私はこの頃、近視がかなり進んで来ていたので、風景はおおよそこのようにしか見えていなかったのだろう。眼鏡をかけるようになったのは、中学 3 年の 1 学期途中からだった。右端の黒っぽい建物と大きな煙突は金沢大学医学部附属病院(当時はまだ金沢医科大学附属病院だったか)のもので、遠方の山並みは医王山(いおうぜん)である。

 『うちわ』は、工作の時間に実際にうちわを作るための案を描いたのだったかも知れない。(つづく)

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