2018年8月3日金曜日

2018 年 2 月 10 日〜7 月 18 日分記事への M・Y 君の感想 2 (M.Y's Comments on My Blog Posts from February 10 to July 18, 2018 -2-)

[The main text of this post is in Japanese only.]


わが家の庭で夏の花たちの共演。2 階から、2018 年 7 月 30 日撮影。
Co-starring of summer flowers in my yard; taken from the second floor on July 30, 2018.

2018 年 2 月 10 日〜7 月 18 日分記事への M・Y 君の感想 2

4. 東京、2018年 春(5月21日)
 さる 5 月 17 日に東京で開催された金沢菫台高校第5期生の集まりに参加するため、16 日に上京した。その晩、私の定宿・学士会館へ同期会の幹事君が会いに来てくれ、同会館の和食堂「二色」でコース料理を楽しみながら話し合った。[…略…]
 翌朝、学士会館においてあった冊子『ふらっと おさんぽ神保町:神保町レトロ建築さんぽ特集号』の地図を参考に、さくら通り付近を少し散策してから、同期会の会場へ向かった。会場は昨年と同じく、銀座 1 丁目「キラリト銀座」6 階にある「銀座の金沢」で、11名(うち女性 4 名)が集まった。遠路参加の私が乾杯の発声をさせられた。[…略…]参加者が昨年よりも 4 名増加したのは、高齢者の同窓会にしては珍しく喜ばしいことだった。[…略…]12 時から 15 時 20 分頃まで、郷土料理を食しながらたっぷり楽しみ、幹事ほか一同も記念写真の撮影を忘れてしまったまま解散した。
と高齢者の同窓会について、同窓生の近況や活動など(上掲の引用では省略)もよくまとめられた記録であり、興味深く拝見しました。最後は校歌(同窓会誌『金商菫台プレス』近着号に載っていたので、筆者がそのインターネット版のコピーを幹事君に送っておき、当日、ハードコピーを参加者分だけ用意して貰ったとのこと)の斉唱で閉めくくられました。歌詞が準備されていたので、皆が元気よく歌えて盛り上がったことと思います。

5. 気になる外来語カタカナ表記(6月13日)
 先日、NHK ニュースで中央アメリカ北部にある国の名を「グ・ア・テ・マ・ラ」のように発音し、字幕でも「グアテマラ」と表記していた。私の記憶では、この国は「グァテマラ」である。いつから「グアテマラ」になったのかと思ったが、先日買ったばかりの『広辞苑 第七版』の付録を眺めていると、内閣告示第 2 号による「外来語の表記」の項が目に入った。その中に
「グァ」は、外来音グァに対する仮名である。
として、まさに「グァテマラ」が例として挙げられている。そして、
一般的には、「グア」は「ガ」と書くことができる。
という注がある。「グアテマラ」化は、この内閣告示(1991 年に出されている)の注書きに由来するようだ。結構古いことなのだ。しかし、この注書きやこれに類似の注書きは、外来語を本来の外国語の発音から遠ざけ、日本人の英語発音を外国人に分かりにくくし、わが国の非国際性を増大させるものではないだろうか。「グア」と書いてもその音は「グァ」だと理解すればよいようなものの、先の NHK アナウンサーの例のように、「グ・ア」という型の発音が定着して来ているのである。
 [他の例、略]
 まだまだ書きたいが([その例の短い記述、略])、長くなるので、これくらいにしておく。
 外来語カタカナ表記について根気よく調べ、内閣告示第 2 号による「外来語の表記」に、気になる点の原因を見つけられました。「この注書きやこれに類似の注書きは、外来語を本来の外国語の発音から遠ざけ、日本人の英語発音を外国人に分かりにくくし、云々」は注目すべき見解でありましょう。例えば英語については、発音のみならず、アクセントも重要なことです。これらを総合して native の人にも何とかわかる方便であればよいと思います。

 最近、近所にお住まいの某・都立大学名誉教授から、『あとらす (ATLAS)』No. 38 (2018) を貰いました。同氏は「言葉雑記帳 第12:外国語のカタカナ表記をめぐって」を同誌に投稿していました。本記事と同種の表題でしたので、興味深く読みました。「表題をご覧になって、(またかよ、もういい加減にしてくれないか)と、うんざりされる向きもあろうかとは存じますが、このところまたしても気になっている外国語の名詞・固有名詞のカタカナ表記について、いくつかのことを書きとめさせていただくことにします」と前置きして、いろいろの例をあげ、自説を書いていました。例えば、市議選で「鎌倉駅にホームドアを」という主張が理解できなかったという話。「ホームドア」と聞けば、住家の入口・玄関が思い浮かぶ。「乗り場ドア」ではどうか。カタカナ表記ならば、「ホーム」でなく「フォーム」とすべきだ、と。[引用者の注:より正確には「プラットフォーム」]

6.「『鏡映反転』に一言」(6月23日)

 筆者は先般、表記の題名で『大阪民主新報』紙に投稿文を送ったが、掲載されなかったとして、下記のようなその投稿文をブログ上で紹介したものです。
 6 月 3 日付本紙「今週の一冊」欄に、高野陽太郎著『鏡映反転』が絶賛されていましたが、これには異議があります。私はその本の中で批判されている「左右軸劣後説」の提唱者の 1 人です。高野氏の最初の論文に対する反論として提唱されたこの説に、国際的な専門誌上では軍配が上がり、これに対する高野氏の再反論は却下されたという経過があります。
 「左右軸劣後説」は鏡像の左右逆転を単一の原理で説明する明快なものですが、高野氏の批判は誤解に基づいます。氏がその後、別の専門誌に発表した実験も、被験者が何を基準として左右を判断しているかが曖昧で、受け入れられない面があります。
 [以下略]
 私は市図書室に『鏡映反転』を借りる予約をしました。第 6 章に「他説を反証する」として、「鏡像と重なる」という説明、物理的回転説、左右軸劣後説の 3 説についての批判が述べられているそうです。(つづく)

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