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上:出雲市主催の入港歓迎セレモニーでの市内小学生による楽器演奏。下左:にっぽん丸ライブラリーの窓からの大社魚港付近のスケッチ。左上に見えるのは避難用ボート。下右:にっぽん丸操舵室見学。各写真の拡大版はこちら。
Upper: Musical instrument performance by elementary school children at the Izumo City Welcome Ceremony. Lower left: Sketch around Taisha Fish Harbor from the window of Nippon Maru Library. The evacuation boat is visible in the upper left. Lower right: A tour of the Nippon Maru wheelhouse. Click here to see a larger version of each photo. 2007 年 5 月 1 日(火)、船は午前7時に大社漁港沖に錨泊。6 コースのオプショナル・ツアーが準備されていたが、どれにも参加しないで、船内での、のんびりした時間を楽しむ。
午前中に出雲市主催の入港歓迎セレモニーが、4 階メインホールで開催された。市長、市会議長、船長が挨拶を交わしたあと、市とにっぽん丸の双方から記念品贈呈があり、出雲市内の小学生による楽器演奏が行われた(写真・上)。
残りの時間を船内 5 階のライブラリーなどで過ごす。ライブラリーの窓から大社魚港付近の風景が眺められたので、スケッチをした(写真・下左)。妻は備え付けの雑誌を、私は持参の Marcus du Sautoy 著 The Music of the Primes を読む。
日本海を北上する低気圧の影響で波が荒く、船は 13 時 45 分に大社漁港を出て、近くの十六島(ウップルイ)付近に 15 時錨泊。18 時 45 分にそこを出港し、次の寄港地・小樽へ向かう。
20 時 30 分からのメインショーは「落語&ビンゴゲーム」。前半は林屋染雀さんによる上方落語。後半は本船オリジナルグッズを賞品としてのビンゴ大会。妻はかなりあとの方でながら、ビンゴを達成し、キャンディー・チョコレートの詰め合わせを、私はさらに遅れての達成で、キャンディーを貰った。
5 月 2 日(水)、船はもっぱら日本海を北進する。9 時 15 分から 7 階のテラスで 45 分間の体操に参加する。女性インストラクターの指示にしたがい、簡単なリズム体操と「気になる部分を引き締めるのに効果的な」体操をして、汗をかく。
操舵室を見学(写真・下右)したあと、11 時から「日比野 幸と皆さんで歌いましょう part 2」に顔を出す。「外国の名曲たち」として、「エーデルワイス」「アニーロリー」「野ばら」など。坂本九が歌って有名になった「幸せなら手をたたこう」の原曲がスペイン民謡だとは知らなかった。
佐渡島北方沖を通過しながらの昼食は、にっぽん丸特製神楽弁当。だし巻玉子、車海老塩焼き、鰤(ぶり)照り焼き、烏賊松笠雲丹焼き、鰹昆布巻き・白ばい貝、海老高野・つくね串、南瓜・花人参・牛蒡、酢レンコン・菜花、ミニ-アスパラガス、牛肉時雨煮、里芋田楽・鮭膾(さけなます)・花豆、筍御飯・香の物、山菜讃岐うどん、フルーツきんとん、日本茶、という大層なメニューだが、量はそれほど多くない。私はうどんを大方残したが、あとはきれいに平らげた。
夕食は洋食。メイン料理の「牛ほほ肉の煮込み 赤ワイン風味」は半分ほどにしておいたが、デザートの「パパイヤ&無花果のタルト」をたっぷり食べたのと、午後、船の揺れを感じながら読書をしていたのがたたったか、食後、胸に少しばかり不快感がある。持参の胃薬を飲んで早く就寝する。妻は元気で、メインショー「MALTA ジャズナイト Vol. 1」を聞きに行った。