最近読んだ本(詳しくは本文参照)。
Books I read in the past year. (As for "The Strangest Man", I read the last pages, which I had left unread since seven years ago. As for "It Must Be Beautiful", I'm still continuing to read it.)
K・F 様
お手紙と京都科学カフェの興味深いレジュメ「真空の相転移—超高温・高密度の世界で起こること—」をお送りいただき、ありがとうございました。
私は相変わらず、物理系の科学啓蒙書の類を英書で読んでいます。この 1 年ほどの間に読んだ本は次の通りです。
貴殿は思い立って力学を勉強していらっしゃるとのことですが、私も 2、3 年前に Leonard Susskind and George Harbovsky, "The Theoretical Minimum: What You Need to Know to Start Doing Physics" という本で、力学を少し学びました。100 ページ目ぐらいに Lagrangian が出てくる、モダンで読みやすい本です。しかし、誤植等が結構多くあることに気づいたからだったでしょうか、本文全 211 ページのうちの、141 ページで中断したままです(数式の正誤表はインターネット上に掲載されていますが、言語表現の間違いについての修正は載っていないようです)。
4 月初めに東京で高校同期関東在住者会があり、上京したついでに、宿泊した学士会館へ M・Y 君と A・M 君に来て貰い、歓談しました。A・M 君は『荒勝文策と原子核研究の夜明け』(仮題)という本を執筆中ということです。M・Y 君はいまも、私のブログへの感想をメールで送り続けてくれています(最近は新しい記事を書く頻度が全く減ったのですが)。
[...省略(私の白内障手術に関する記述)...]ウォーキングは 5000 ないし 6000 歩程度、天気のよい日にだけ続けています。
さる 19 日から明 24 日まで、美交会展が北野田の堺市立東文化会館で開催されており、水彩画を 1 点だけ出品しています。ブログにそのイメージを掲載しましたので、次のURLでご覧頂ければ幸いです。
https://ideaisaac2.blogspot.jp/2017/09/my-watercolor-jizo-dake-mt-hoo.html
不順な気候のもと、くれぐれもご自愛下さい。
T・T
引用時の注:K・F 氏は大学院の 1 年後輩で、元職場の同僚でもあるが、年齢は私より 3 歳ほど上である。氏からの手紙は郵便で届き、この返信はメールで 2017 年 10 月 23 日に送った。引用に当たって、若干の補足・修正をしたところがある。
お手紙と京都科学カフェの興味深いレジュメ「真空の相転移—超高温・高密度の世界で起こること—」をお送りいただき、ありがとうございました。
私は相変わらず、物理系の科学啓蒙書の類を英書で読んでいます。この 1 年ほどの間に読んだ本は次の通りです。
- Neil Turok, "The Universe Within: From Quantum to Cosmos"
- Pedro G. Ferreira, "The Perfect Theory: A Century of Geniuses and the Battle over General Relativity"
- Graham Farmelo, "The Strangest Man: The Hidden Life of Paul Dirac, Quantum Genius"(何年も前に途中まで読んであったものの続きを読みました)
- Carlo Rovelli, "Reality Is Not What It Seems: The Journey to Quantum Gravity"
- Lee Smolin, "Time Reborn: From the Crisis in Physics to the Future of the Universe"
- Michio Kaku, "Physics of the Impossible: A Scientific Exploration into the World of Phasers, Force Fields, Teleportation, and Time Travel"
- Graham Farmelo, ed. "It Must Be Beautiful: Great Equations of Modern Science"(続読中)
貴殿は思い立って力学を勉強していらっしゃるとのことですが、私も 2、3 年前に Leonard Susskind and George Harbovsky, "The Theoretical Minimum: What You Need to Know to Start Doing Physics" という本で、力学を少し学びました。100 ページ目ぐらいに Lagrangian が出てくる、モダンで読みやすい本です。しかし、誤植等が結構多くあることに気づいたからだったでしょうか、本文全 211 ページのうちの、141 ページで中断したままです(数式の正誤表はインターネット上に掲載されていますが、言語表現の間違いについての修正は載っていないようです)。
4 月初めに東京で高校同期関東在住者会があり、上京したついでに、宿泊した学士会館へ M・Y 君と A・M 君に来て貰い、歓談しました。A・M 君は『荒勝文策と原子核研究の夜明け』(仮題)という本を執筆中ということです。M・Y 君はいまも、私のブログへの感想をメールで送り続けてくれています(最近は新しい記事を書く頻度が全く減ったのですが)。
[...省略(私の白内障手術に関する記述)...]ウォーキングは 5000 ないし 6000 歩程度、天気のよい日にだけ続けています。
さる 19 日から明 24 日まで、美交会展が北野田の堺市立東文化会館で開催されており、水彩画を 1 点だけ出品しています。ブログにそのイメージを掲載しましたので、次のURLでご覧頂ければ幸いです。
https://ideaisaac2.blogspot.jp/2017/09/my-watercolor-jizo-dake-mt-hoo.html
不順な気候のもと、くれぐれもご自愛下さい。
T・T
引用時の注:K・F 氏は大学院の 1 年後輩で、元職場の同僚でもあるが、年齢は私より 3 歳ほど上である。氏からの手紙は郵便で届き、この返信はメールで 2017 年 10 月 23 日に送った。引用に当たって、若干の補足・修正をしたところがある。