2017年10月8日日曜日

奈良への日帰りバス旅行 -3- (One-Day Bus Trip to Nara -3-)

[The main text of this post is in Japanese only.]


奈良豆比古神社。
Naratsuhiko-jinja Shrine.


奈良豆比古神社のクスノキの巨樹(奈良県指定天然記念物)。
Giant camphor tree of Naratsuhiko-jinja Shrine (a Natural Monument designated by Nara Prefecture).


旧奈良少年刑務所正門。
The main gate of former Nara Juvenile Prison.


旧奈良少年刑務所本館。
Main building of former Nara Juvenile Prison.

 般若寺の見学後、30 名の一行は 3 班に分かれ、それぞれ一人のボランティアガイドの案内で「奈良きたまち」の散策に赴く。まず、奈良豆比古神社(ならづひこじんじゃ)を訪れた(1 枚目の写真)。ここは、光仁天皇の父・施基皇子(志貴皇子)を祀る古社で、10 月 8 日に奉納される伝統芸能・翁舞が有名であることから歌舞音曲の司神とされている。ちょうど翁舞の奉納を 4 日後に控えて、境内ではその舞台の準備が始められていた。本殿裏に自生するクスノキ(樹齢 1000 年余、樹高約 30 m)は、奈良県の天然記念物に指定されている(2 枚目の写真)。

 ほかに、次の箇所も見て歩いた。鹿せんべいの製造元・武田商店、明治 16 年創業の植村牧場、2020 年をめどにホテル等の複合施設を開業する計画という奈良少年刑務所跡(3、4 枚目の写真)、鎌倉時代に造られたハンセン病などの重病者を保護・救済した福祉施設・北山十八間戸(きたやまじゅうはちけんこ)、歌人・会津八一が「ならざかの いしのほとけの おとがひに こさめながるる はるはきにけり」と詠っている夕日地蔵。

 天候に恵まれたよい旅で、バスが天王寺へ帰着したのは午後 4 時 15 分頃という早い時間だった。帰宅すると、歩数計は 1 万 2 千歩を示していた。(完)

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