2010年12月31日金曜日

2010年11月分記事へのエム・ワイ君の感想 (M.Y.'s Comments on November-2010 Articles)

In Japanese only

 M.Y. 君から "Ted's Coffeehouse 2" 2010年11月分への感想を12月28日付けで貰った。同君の了承を得て、ここに紹介する。青色の文字をクリックすると、言及されている記事が別ウインドウに開く。




1. 「核なき世界へ:被爆国からのメッセージ」(11月8日付け記事の "From tweets of yesterday" 中)

朝日紙連載「核なき世界へ:被爆国からのメッセージ」に学ぶべき言葉が多い。11月6日付け、月下美紀氏「地上戦を経験した沖縄の人々は広島、長崎に関心を示さない。…中略…『戦争反対』を根底に据えることで、…中略…一緒に考えることができるのではないでしょうか。」11月7日付け、アーサー・ビナード氏「核抑止論はナンセンス。…中略…オバマ氏も見かけ倒しの『チェンジ!』ではなく、命がけでやれば方向転換出来るはずです。そもそも人間が作ったモノをなくすのだから、やる気があれば可能でしょう。

と筆者は、7回にわたる「被爆国からのメッセージ」の中から肝要な言葉を抽出しています。

 オバマ大統領のやる気について、朝日新聞(12月24日付け朝刊)は、米上院が22日、米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の批准を承認し、ロシア下院は24日にも批准承認する見通しであり、オバマ氏はこの批准承認後にホワイトハウスで記者会見し、「過去20年間で最も重要な軍縮合意だ。われわれはロシアとともに核兵器を削減する」と語ったことを報道しました。一方で、「核なき世界」に向けて米国が取り組むべき課題も山積しており、オバマ氏はそのために国内政治との相克をどう乗り越えるのか、答えは見えてこなくて、「次の一歩議会が壁」、と解説していました。時間がかかっても、大きな目標に向かい着実に努力し続ける限り、理性ある世界では、核兵器を使用した壊滅的な戦争は回避できるのではないでしょうか。

2. 京大11月祭

 昨日、私は妻と第52回京都大学11月祭を見に行った。会場で長女の家族と落ち合う。今年同大学へ入った孫の一人が、吉田グラウンドでソフトボール部の仲間たちと豚汁の模擬店を出していたので、一杯食する。食べ物を中心に多数の模擬店が並び、大音声でスピーカーから音楽が流れている様子は、私の学生時代と比べて、大いに趣きを異にする。

と筆者は書いています。なるほど。

 私は3回生の時、理学部3、4回生が合同で「11月祭の合唱へ」との募集に応じました。企画、指導、指揮は物理4回生のMさんで、練習は、昼休憩時間に校舎の前の空き地で行うことで、夏前から始まり、合唱曲は「シベリウスのフィンランディア」などでした。このブログで紹介のあった真木和美君は、歌も好きで高い独特の美声を持ち、高音部を歌いました。歌詞は日本語で、比較的簡単なメロディーでしたが、Mさんは「この歌の本式のものはとても美しい。頑張りましょう」と皆を励ましました。この合唱曲は、交響詩「フィンランディア」の中間部に歌が付けられたものです。フィンランドがロシアの圧制から独立を勝ち取った時、この交響詩「自然の美を賛えるフィンラディア」は、国の自由を象徴する存在になりました。

 私はずいぶん後になってこの合唱付き交響詩を聴き、素晴らしい曲だ、あの時はこんなに由緒ある名曲を歌ったのか、と感銘を受けました。当日は、時計台下の講堂で、大勢の聴衆の前で歌いました。京大交響楽団の演奏が音楽会をしめくくりました。また、3回生か4回生か定かではありませんが、文化祭の時に吉田分校の運動場で、ラテン音楽の演奏があり、壇上に平沢興総長が招き上げられて、団員と肩を組んで、「小さな星:Estrellita、コンドルは飛んでいく:El condor pas」 などの馴染み深い演奏に興ぜられ、愛嬌のある一面が見られました。——学園祭についてこのような記憶が甦りました。

3. 秋色、他

 イロハモミジ、サクラ、京都・東大路のイチョウ並木、ハゼノキ、コバノズイナ、ハナミズキ、カエデ、ベニスモモ、団地、校庭の紅葉など、無意識に見過ごしがちな、秋の美しい彩りに気付かせて貰いました。何気ない日常の自然の美しさを感じる心のゆとりを持ちたいものです。「竹田城跡と立雲峡へのバス旅行(4月)」に関連して、YouTube ビデオ 朝霧に浮かぶ「天空の城」が11月5日付け記事に引用されているのを見て、感動しました。

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