バラ、2015 年 5 月 8 日、堺市・中の池公園で撮影。
Rose; taken in Nakanoike Park, Sakai, on May 8, 2015.
2015年3月13日~4月27日分記事への M・Y 君の感想 -1-
M・Y 君から "Ted's Coffeehouse 2" 2015 年 3 月 13 日~ 4 月 27 日分への感想を 2015 年 5 月 12 日付けで貰った。同君の了承を得て、ここに紹介する。
1. 序
この期間には「かんぽの宿」を利用した美作湯郷、そして焼津と三ケ日への旅、さらに「東京、2015 年春」、「三つの絵画展へ」の旅の記事があるのを拝読し、大変お元気に活躍しておられる様子がうかがわれました。
「東京、2015 年春」に記されている学士会館での出身研究室ミニ同窓会には、私も参加して、楽しい思いをしました。ブログで拝見しますと、金沢菫台高校同期関東在住者会出席を中心にして、東京駅着直後に『黄金郷を彷徨(さまよ)う——アンデス考古学の半世紀』展を鑑賞し、同期会に向かう午前中に千鳥ヶ淵で、ちょうど満開のサクラを眺め、同期会の後にはインターネットで知り合った J・T 氏と学士会館で、「鏡の謎」に関連する問題について話し合い、帰宅の日には、同期会幹事の一人である R・M 君と東京駅で待ち合わせて新幹線出発の間際まで歓談し、東京駅の新幹線列車案内の電光表示に、郷里「金沢」の駅名が(北陸新幹線開通によって)出ているのも見て、帰途の列車に乗車したとのこと。筆者も「スケジュールが比較的密な上京であった」と書いているように、3 日間の日程を半日刻みで、好奇心旺盛に効率よくこなされたことに感服しました。
焼津への途中、静岡で寄った『大原美術館展』は、「同美術館は 2 月に訪れたばかりだったが、『大原美術館設立への道』、『珠玉の西洋絵画』、『日本近代美術の名作』、『民芸運動の作家たち』、『生きて成長していく美術館』の 5 部からなる[…]、全 75 点も見応えがあった」とのことです。この内容は、大原美術館の館長が同美術館の貴重な作品を広く見て貰うために絵画の貸出し(美術館の門外不出の名宝もあろうかと思いますが)を積極的に進めている方針の表れではないかと推察しました。この点に関しては、大英博物館の考え方が参考になります。
現在、東京都立美術館で『大英博物館展―100 のモノが語る世界の歴史』が開催されています。ニール・マクレーガー館長の解説で人気を博した BBC のラジオ番組にもとづき、8 つの所蔵部門から厳選された 100 作品から「世界の歴史(200 万年前から現代まで)」をたどろうとする壮大な試みです。2003 年 10 月にも大英博物館の 250 周年を記念して『世界一周 1 万年の旅』と題した大英博物館展が同美術館で開催されました。その時マクレーガー館長は、「国王のためではなく、市民のために博物館ができたことはとても革命的でした。大英博物館では、一つの屋根の下で世界の文化遺産を見ることができます。私はここを『人類のメモリー』と呼びたい。つまり世界中の人々の『記憶』があるからです。日本の展覧会では、そこに(異なった地域の文化遺産について)どんな共通点があるかを、普遍的な視野をもって探してみてください」と述べています(当時の朝日新聞から抜粋)。その時は唯一日本で開催されたとのことでしたが、今回はその他の国々にも巡回するとのことです。(つづく)
1. 序
この期間には「かんぽの宿」を利用した美作湯郷、そして焼津と三ケ日への旅、さらに「東京、2015 年春」、「三つの絵画展へ」の旅の記事があるのを拝読し、大変お元気に活躍しておられる様子がうかがわれました。
「東京、2015 年春」に記されている学士会館での出身研究室ミニ同窓会には、私も参加して、楽しい思いをしました。ブログで拝見しますと、金沢菫台高校同期関東在住者会出席を中心にして、東京駅着直後に『黄金郷を彷徨(さまよ)う——アンデス考古学の半世紀』展を鑑賞し、同期会に向かう午前中に千鳥ヶ淵で、ちょうど満開のサクラを眺め、同期会の後にはインターネットで知り合った J・T 氏と学士会館で、「鏡の謎」に関連する問題について話し合い、帰宅の日には、同期会幹事の一人である R・M 君と東京駅で待ち合わせて新幹線出発の間際まで歓談し、東京駅の新幹線列車案内の電光表示に、郷里「金沢」の駅名が(北陸新幹線開通によって)出ているのも見て、帰途の列車に乗車したとのこと。筆者も「スケジュールが比較的密な上京であった」と書いているように、3 日間の日程を半日刻みで、好奇心旺盛に効率よくこなされたことに感服しました。
焼津への途中、静岡で寄った『大原美術館展』は、「同美術館は 2 月に訪れたばかりだったが、『大原美術館設立への道』、『珠玉の西洋絵画』、『日本近代美術の名作』、『民芸運動の作家たち』、『生きて成長していく美術館』の 5 部からなる[…]、全 75 点も見応えがあった」とのことです。この内容は、大原美術館の館長が同美術館の貴重な作品を広く見て貰うために絵画の貸出し(美術館の門外不出の名宝もあろうかと思いますが)を積極的に進めている方針の表れではないかと推察しました。この点に関しては、大英博物館の考え方が参考になります。
現在、東京都立美術館で『大英博物館展―100 のモノが語る世界の歴史』が開催されています。ニール・マクレーガー館長の解説で人気を博した BBC のラジオ番組にもとづき、8 つの所蔵部門から厳選された 100 作品から「世界の歴史(200 万年前から現代まで)」をたどろうとする壮大な試みです。2003 年 10 月にも大英博物館の 250 周年を記念して『世界一周 1 万年の旅』と題した大英博物館展が同美術館で開催されました。その時マクレーガー館長は、「国王のためではなく、市民のために博物館ができたことはとても革命的でした。大英博物館では、一つの屋根の下で世界の文化遺産を見ることができます。私はここを『人類のメモリー』と呼びたい。つまり世界中の人々の『記憶』があるからです。日本の展覧会では、そこに(異なった地域の文化遺産について)どんな共通点があるかを、普遍的な視野をもって探してみてください」と述べています(当時の朝日新聞から抜粋)。その時は唯一日本で開催されたとのことでしたが、今回はその他の国々にも巡回するとのことです。(つづく)
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