新緑。2015 年 5 月 5 日、泉北スポーツ広場脇で。
Fresh green;taken on May 5, 2015, at the side of Semboku Sport Ground.
ことば
『日本の大和言葉を美しく話す』という本の広告を新聞で見た。いま、「やばい」(最近は、本来の意味とは反対の意味でも使われている)、「すごーい」(テレビの旅番組などで、案内人のタレントたちが、うるさいほどこの言葉を発する)、「つなげる」(「つなぐ」が、すでに他動詞である)、「〜になります」(「〜です」と言えばよいところで、しょっちゅう使われている)などの、変な日本語が幅を利かせている。そういう状況下で、心惹かれる本である。
しかし、この本の題名は美しいとはいえない。「大和言葉」とは、「日本固有の言葉」のことだから、「日本」をわざわざつける必要がない。また、大和言葉(少なくともこの本の著者が勧めている大和言葉)自体が美しいので、「大和言葉を美しく話す」という表現も変である。「大和言葉を使って、美しく話す」を縮めたのだろうという見方もできそうだが、この本が紹介しているのは「話し方」ではなく、大和言葉そのものであり、 この見方には無理がある。
ケチをつけるばかりで代案を言わないのもよくないだろうから、私の案を書いておく。『大和言葉で話をおしゃれに』とでもすればよかっただろうと思う。
『日本の大和言葉を美しく話す』という本の広告を新聞で見た。いま、「やばい」(最近は、本来の意味とは反対の意味でも使われている)、「すごーい」(テレビの旅番組などで、案内人のタレントたちが、うるさいほどこの言葉を発する)、「つなげる」(「つなぐ」が、すでに他動詞である)、「〜になります」(「〜です」と言えばよいところで、しょっちゅう使われている)などの、変な日本語が幅を利かせている。そういう状況下で、心惹かれる本である。
しかし、この本の題名は美しいとはいえない。「大和言葉」とは、「日本固有の言葉」のことだから、「日本」をわざわざつける必要がない。また、大和言葉(少なくともこの本の著者が勧めている大和言葉)自体が美しいので、「大和言葉を美しく話す」という表現も変である。「大和言葉を使って、美しく話す」を縮めたのだろうという見方もできそうだが、この本が紹介しているのは「話し方」ではなく、大和言葉そのものであり、 この見方には無理がある。
ケチをつけるばかりで代案を言わないのもよくないだろうから、私の案を書いておく。『大和言葉で話をおしゃれに』とでもすればよかっただろうと思う。
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