高校時代の交換日記から
(Ted)
1952年9月1日(月)晴れ
暑い。明日と明後日だ [1]。
放課後、掃除と SNN 君の質問に解答を与えることをしなければならなかった。物理の問題集に SNN 君があれほど目を通しているとは思わなかった。しかし、その割には頭が練れていない。彼の分からないという問題は、どれも簡単に解いてやった。最後に1題だけ答えられなかったが、もうちょっと考えれば、分かるだろう。
NK 先生 [2] に勧められた英語の参考書がなかなか届かないので、催促の葉書を績文堂へ出したが、その返事が来ていた。印刷工場で組版進行中で、10月中旬になる予定ということだ。『蛍雪時代』に広告も出ていたから、すぐにも送ってくれるものかと思っていたが、これでは、いつかのような感情でその日を待たなければならない。
"Shut off from the companionship of boys, he very early learned to depend upon the companionship of books." この文頭の分詞構文は、うっかり読むと、命令文かと思ってしまう。"Judge not that you be not judged." "What I did I did in honor." なども面白い文例だ。
引用時の注
試験の日のこと。
中学校での恩師の一人。
[以下、最初の掲載サイトでのコメント欄から転記]
しゅりんく 06/12/2005
『蛍雪時代』ですか…。そうすると、『赤尾の豆単』というのが存在していた時代でしょうか。
Ted 06/12/2005
そうです! 私は大抵の科目の受験勉強を旺文社発行の『○○の研究』でしました。
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