2011年7月31日日曜日

びわこゆり園へのバス旅行 1:近江妙蓮 (Bus Trip to Biwako-yurien: 1. Ōmimyōren Lotus)



Abstract: Yesterday, my wife and I joined a bus trip to BIwako-yurien (Lily Park near the Lake Biwa). We first visited Ōmimyōren Park to see the flowers of Ōmimyōren lotus. A single flower of this plant has a plural number of petal groups, looks like plural flowers, and is called tatōren (multi-headed lotus). (The main text is given in Japanese only.)

 昨日、妻と私は NT 社大阪営業所が催行した「ゴンドラで行く250万輪の『びわこゆり園』、近江妙蓮とオーベルジュランチ」というバス旅行に参加した。午前中に守山市の近江妙蓮公園へ寄り、近江妙蓮の花を鑑賞した。室町時代から600年以上伝わっているという近江妙蓮は、西日本ではここでしか見ることが出来ず、滋賀県指定の天然記念物となっている。

 1986(明治29)年から花が咲かなくなっていたが、1958(昭和33)年、古代ハスの研究で知られる大賀一郎 (1883–1965) が、金沢市の持明院の妙蓮を調べ、それがここから移されたものであることを見出した。1960年、その蓮根をここの妙蓮池(大日池ともよばれている)へ植えて、1963年に花が咲き、68年ぶりに近江妙蓮が復活した。妙蓮は1本の花柄についた一つの花が、いくつもの花弁群に別れて多数の花が咲いたように見えるハスで、多頭蓮といわれる。

 私の伯母は、大連で大賀一郎と親交があり、彼が金沢を訪れた折に会ったと聞いた。蓮寺とも呼ばれる持明院は、現在、金沢市神宮寺3-12-15にあるが、以前は金沢駅前にあり、伯母は1947年に大連から引き揚げた後、そのごく近くに住んでいたこともあった。不思議な縁である。1958年に大賀が金沢を訪れたのは、持明院の「加賀妙蓮の池」の移転についての指導を依頼されてのことであったと、昨日貰った近江妙蓮資料館のリーフレットで知った。

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