2012年11月3日土曜日

読書週間 (Book Weeks)


Read in English.

 さる 9 月下旬、私の海外のある友人のフェイスブック・ページに、「いま、国際読書週間です。最も手近にある本を取って、54 ページを開き、5 番めの文をあなたのフェイスブックの現況欄に書きましょう。題名は書かないで、この決まりと文を書きましょう。よい読書を!」というような文(原文はイタリア語)を見つけた。

 上記の「決まり」に添えて、その友人が手近の本から抜き書きした文は、天文学関係の一般向けの本からのもののようだった。私がその日に読んでいた英書も、たまたま似たような本だったので、彼女の現況欄へのコメントにその本の 54 ページ、5 番めの文を記した。そして、私の現況欄にもそれを、上記の規則などの英文とともに記した。「幸福の手紙」のような仕組みだと思ったが、悪影響はないので、のった次第である。

 あとで、「国際読書週間」についてインターネットで調べると、まさに、インターネット上のミーム(摸倣子、摸伝子、意伝子などと訳されている。人から人へコピーされる情報)だという説明があった(Ref. 1)。ミームであることを断ってブログに掲載している人もある(Ref. 2)。よく流布されている決まりは、54 ページの 5 番めの文でなく、52 ページの 5 行めということのようだ。

 そのとき、ついでに日本の読書週間についても調べたところ、『ウィキペディア』に「10 月 27 日から 11 月 9 日までの 2 週間にわたり、読書を推進する行事が集中して行われる期間」とあった。きょうが、その中心の日である。あなたの最も手近にある本の 52 ページの 5 行めにはなんと書いてありますか?

 私が最近併読している二つの和書(二つの英書も併読しているが、それらについては、このエッセイの英語版に記す)から 52 ページの 5 行めを引用するならば、次の通りである(これらの本の題名または著者名は下の写真でご覧になれる)。

それから十余年、ニュートンはあの「驚異の二年」に毎日考えていたことを次々に形にし、

公爵夫人は四十五くらいの、小柄な、痩せこけた、癇癪


 ところで、「読書週間」の文字は、私に漫画「サザエさん」を思い出させる。その理由については、以前、英文ブログ(Ref. 3)に記したので、そちらをご覧いただきたい。

References

  1. Wikipedia: Articles for deletion / International Book Week (27 September 2012 at 16:16).
  2. Megan Frampton, Celebrate International Book Week: Share Page 52, Line 5. Heros and Heartbreakers (September 21, 2012).
  3. Comics, IDEA & ISAAC: Surely I'm Joking (October 17, 2004).

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