2015年7月12日日曜日

2015 年 5 月 3 日〜 6 月 7 日分記事への M・Y 君の感想 1 (M.Y's Comments on My Blog Posts from May 3 to June 7, 2015 -1-)

[The main text of this post is in Japanese only.]


「かんぽの宿・白浜」からの眺めのスケッチ。2015 年 7 月 8 日。
Sketch of the view from Shirahama Kampo Hotel; July 8, 2015.

2015 年 5 月 3 日〜 6 月 7 日分記事への M・Y 君の感想 1

 M・Y 君から表記期間の "Ted's Coffeehouse 2" への感想を 2015 年 7 月 1 日付けで貰った。同君の了承を得て、ここに紹介する。



1. 水彩画『草の根の力』

 筆者は次のように書いています。
9 月に予定している長女との親子展に、親子共通の題材を扱った一組の作品を加えようということになった。そこで私は、長女のキルト作品『庭のドクダミ』に似た形で花の並ぶドクダミを描こうと、慣れない植物の絵に 1 月から取り組んでいたが、昨日ようやく出来上がった。[以下略]
 ドクダミは、地下の根をどこまでも伸ばして、たくましく広がる。折しも、安保法制の名の戦争法案が国会で審議されている。9条を破壊するなという、人々の草の根からの運動が今こそ盛り上がらなければならないという思いもあって、この作品を『草の根の力』と名付けることにした。
 奇しくも、けさの朝日紙「天声人語」欄もドクダミを取り上げていた。
私も筆者のこのブログ記事を見る前に、ここに記されている「天声人語」欄を読み、筆者のこの親子展のことを思っていました。よいタイミングでしたね。筆者の親子展については、本ブログ 4 月 22 付け記事「三つの絵画展へ」にも、郷倉和子、堀文子のどくだみの花の絵に関連して述べられていました。堀文子については「なもなきものシリーズ どくだみ 露草 姫小判草」について触れてあります。

 ドクダミにまつわる思いは、いろいろあり得ますが、「地下の根をどこまでも伸ばして、たくましく広がる。人々の草の根からの運動が今こそ盛り上がらなければならない」と、ドクダミの力強さを作品に託したのは、今の国会の状況を考えると秀逸です。「慣れない植物の絵に 1 月から取り組んでいた」とのこと。ドクダミの植物学的な構造を観察し、精緻に描かれた庭に咲くドクダミの花に一目見て引き付けられました。貴親子展は観覧者に感動を呼び起こすものとなりましょう。

 [引用者の注:私の絵は、庭にあったドクダミではなく、インターネット上にあった何枚かの写真を参考にして描いたものです。]

(つづく)

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