最近のわが国のテレビで耳にするコメントの言葉を並べると、それだけで一つの文のようなものが出来上がる。「それってやっぱ、私的には、まさにすごい感動して、がんばることかなぁと、あと、つなげていけたらなと…。」これでは、文というには内容がないではないかと思われるだろうが、内容的に「すごい希薄なのがまさに流行かなぁ」と…。
皆さん、自分自身の日本語で、自分自身の考えをしっかり述べようではありませんか。
Arranging the buzzwords you hear these days in comments appearing on Japanese TV programs, you'll get something like a single sentence: "Sorette yappa, watakusitekiniwa, masani sugoi kandōshite, ganbarukoto kanāto; ato, tsunagete iketara iinato. (It's, of course, in my opinion, exactly amazing, impressed, and maybe I try hard; and then, it'd be good that I can make it connected with ...)" You might think this is a statement without any idea, but such sparseness of the content "seems to be just exactly" in a terrible fashion.
Ladies and gentlemen! Let us express our own thoughts clearly in our own Japanese words!
Random writings of a retired physicist
Continuation of "Ted's Coffeehouse" (now being restored in archives of this site)
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2011年6月11日土曜日
テレビで聞くコメントの流行語 (Comment Buzzwords Heard on TV)
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今の流行の実態がまさにその一文に凝縮されていますね。
返信削除自分の言葉を使うことはもちろん大事なのですが、それは必ずしも美文でなくてもよいと思っています。まず何を伝えたいのか自分でよく理解していれば、多少拙い文章であっても内容は十分伝わるからです。例文のような希薄な内容の分が成り立ってしまうのは、特に伝えたい内容がないくせに何かを発信しようとする薄っぺらな見栄であったり、情報過多によって努力せずとも物事を知った気になってしまう環境の弊害のような気がします。
情報過多の弊害も確かにあります。それも、ブログ記事にしたいと最近思っている一つのテーマです。
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