2009年4月18日土曜日

三多気の桜へのバス旅行 (3)

 三多気の桜(写真)は、理源大師(832—909、平安時代初期の真言宗の僧)が昌泰年間(899年頃)にその地に留まって桜を植えたのが始まりといわれる。平安末期から室町末期までは、蔵王権現の霊場として、伊勢、大和両国に知れわたり、在原業平、平清盛、北畠親房らの有名な人が参籠したと伝えられている。1942年に桜の樹種と古木の多いことにおいて日本随一と認められ、文部大臣指定名勝地となり、1987年に建設省「ふれあい並木道」手づくり郷土賞に認定され、1990年に財団法人日本さくらの会から「さくら名所百選」に選ばれている。(バス旅行の資料による。)

 写真で、棚田の向こう側の端から周縁にかけて白くなっているのは、散り始めた桜の花びらが浮んでいるのである。(つづく)

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