2005年2月21日月曜日

暗誦

高校時代の交換日記から。

(Sam)

1952 年 2 月 22 日(金)雪
O Capatin! my Captain! our fearful trip is done;
The ship has weather'd every rack, the prize we sought is won;
The port is near, the bells I hear, the people all exulting,
While follow eyes the steady keel, the vessel grim and daring:
 But O heart! heart! heart!
  O the bleeding drops of red,
   Where on the deck my Captain lies,
    Fallen cold and dead.
と、これだけで one stanza である [1]。While follow eyes のあとでちょっとつまったあとは、すらすらと思った通りに暗誦できた。
 アセンブリーは各クラブの本年度の回顧ということで、各クラブのマネジャーが報告をした。どのマネジャーも話しぶりはとても下手だった。

1952 年 2 月 23 日(土)雪

 こりゃたいへんな評判だ。いやになっちゃうや。
 昨日の英語の時間のぼくのうわさが広まってしまった。大きな声で胸を張って、だなんて。それは当たり前じゃないか。他の者たちが下手なんだよ、といってやりたいや。

 SCAP 図書館へ数カ月ぶりで行く。近所の小学生たちに連れていってくれとせがまれたので、承知したのだ。"This is America" ということで、ニューヨーク港、アラスカ、パナマ運河の3本と、他に天然色のもの一本を含む三本と、計六本の映画だった。連れていった子どもたちに、その内容の理解はとうてい困難だったろう。すべて、アメリカを知るためにとてもよいものだった。


 引用時の注
  1. Walt Whitman, "O Captain! My Captain!" in Leaves of Grass (1900). 残りのスタンザはこちら参照.

0 件のコメント:

コメントを投稿