テンジクアオイ属(Pelargonium): フウロソウ科に属する植物の属。多年草、多肉植物、低木など約200種がある。テンジクアオイ属の種の大部分は亜熱帯、熱帯に生息して、霜には耐性がない。葉は普通互生で、掌状または羽状である。花は直立した茎の先につき、5枚の花弁がある。花の色や形は様々なものがある。一般的な園芸植物で、約20の種から数百の品種が作られている。普通、園芸植物として栽培されるものはゼラニウムと総称される(以上、文献1)。テンジクアオイは、漢字では天竺葵と書く。天竺とは、わが国および中国で、インドの古称;また、ヨーロッパ人が渡来して以後、ある語にそえて外国・遠隔地・舶来の意に用いた語(文献2)である。最初に栽培されたテンジクアオイ属の植物は南アフリカ原産の Pelargonium triste (文献1)というから、テンジクアオイの天竺は後者の意であろう。
ウォーキング途中で見かけたテンジクアオイ属の一種。2009年5月2日撮影。
テンジクアオイ属の一種、モミジバゼラニウム。5月5日、わが家のプランターで育てているものを撮影。
文献
- 「テンジクアオイ属」, ウィキペディア日本語版 [2008年7月26日 (土) 15:06].
- 新村出編, 広辞苑, 第3版 (岩波書店, 1983).
ゼラニウムにこんなかわいらしい紅葉のようなものがあるとは知りませんでした。育てるのは普通のゼラニウムと同じような感じなのかしら?
返信削除1枚目の写真のようなゼラニウムも一時わが家の庭にあったと妻はいうのですが、私は覚えていません。モミジバゼラニウムの方は、もう何年も住み着いています。水をやりすぎると根腐れを起こすそうなので、たまに水をやる程度でよいという、育てるのに楽な植物です。
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