2009年6月9日火曜日

キンシバイ、ビヨウヤナギ

 [訂正]コメント欄で OHMY さんから、花の名前が間違っているとのご指摘があった。本文の記述の参考にした引用文献 1、3 も、その後修正されている。ご指摘の内容に加えて、ウィキペディアの「キンシバイ」の新しい記述[2010年5月4日 (火) 05:08]と同「セイヨウキンシバイ」の項[2009年9月13日 (日) 01:14]を参考にして、次の通り訂正する(ただし、各写真の下の元記事はそのままにしてある)。

 「キンシバイ」としたのは「タイリンキンシバイ (大輪キンシバイ、Hypericum patulum cv. Hidcote)」

 「ビヨウヤナギ」としたのは「セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅、ヒペリカム・カリシナム、Hypericum calycinum L.)」


 キンシバイ(金糸梅): 学名 Hypericum patulum、オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木。中国原産で、江戸時代の宝暦10年(1760年)に渡来したといわれる。花の形が良く梅に似ており、色が黄色であることが名前の由来である。(以上、文献1)。花言葉は「きらめき」(文献2)。英名は Goldencup St. Johnswort。写真は2009年5月29日、堺市・笠池公園で。ここのキンシバイの一隅に「ビヨウヤナギ」と書いた札が立ててあったが、これは間違いである。次の写真と説明を参照されたい。

 ビヨウヤナギ(美容柳): 学名 Hypericum monogynum、オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木。別名マルバビヨウヤナギ。中国原産。花期は6、7月頃で、黄色の5枚の花弁のある花を咲かせる。(以上、文献3)。花言葉は「多感」「幸い」など(文献4)。写真は2009年5月30日、ウォーキング途中で。

 キンシバイとビヨウヤナギの相違は次の点にある。前者の花は下垂性で、花弁はオシベと長さがあまり変わらず、あまり大きく開かない。これに対し、ビヨウヤナギの花のオシベは、長く多数あって、よく目立つ(文献1、3)。

文献

  1. 「キンシバイ」, ウィキペディア日本語版 [2009年5月14日 (木) 12:12].
  2. ウェブサイト 365日の花言葉と.
  3. 「ビヨウヤナギ」, ウィキペディア日本語版 [2008年1月5日 (土) 11:30].
  4. ウェブサイト 花言葉事典.

4 件のコメント:

  1. 拝見させて頂き有難う御座いました。

    キンシバイ → ヒペルカム・ヒドコート(Hypericum Hidcote) タイリンキンシバイ
    ビヨウヤナギ → ヒペルカム・カリシナム(Hypericum calycinum L.) セイヨウキンシバイ

    何処の孫引きか知りませんが、誤謬ですので御確認を宜しくお願い致します。 合掌

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  2.  間違いのご指摘、ありがとうございました。参照した時点では、写真の花々は元記事中の引用文献 1、3 に合致するように思われました。しかし、その後、これらの文献は大幅に修正されたようです(日付が2010年のものに変っています)。とりあえず、いただきましたコメントを元記事中に引用する形で訂正したいと思います。
     私は花の写真をよく掲載していますが、植物についての詳しい知識は持ち合わせていませんので、今後とも間違いにお気づきでしたら、ご指摘いただければ幸甚です。

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  3. http://ideaisaac2.blogspot.com/2009/06/blog-post_09.html
    このページ内の・・・
    >「キンシバイ」としたのは「タイリンキンシバイ (大輪キンシバイ、Hypericum calycinum cv. 'Hidcote')」
    大輪キンシバイの学名が異なっているようですが?
    Hypericum patulum cv. Hidcote が正しいと思いますが如何でしょうか?

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  4.  再度のご教示、ありがとうございます。おっしゃる通りです。訂正文を訂正しておきます。

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