トケイソウ(時計草): トケイソウ科・トケイソウ属(Passiflora)に分類される植物の総称。狭義には Passiflora caerulea という種の和名。中央アメリカや南アメリカの熱帯・亜熱帯域が原産地であるが、世界中で観賞用に広く栽培される。和名は3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせることに由来する。英名の Passion Flower は、キリストの受難(Passion)を意味する。16世紀に原産地に派遣されたイエズス会の宣教師たちがこの花をかつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用したことによる(以上、文献1)。花言葉は
「信心」「宗教」「信仰」「宗教的熱情」「聖なる愛」(文献2)。
写真は2009年5月18日、堺市・中の池公園で。左の写真の花は、雌しべがまだ分裂しきっていない、咲いたばかりのもののようである。手前にハチのような虫がとまっている。右の写真、とくに下の花では、「3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える」のがよく分かる。
文献
- 「トケイソウ」, ウィキペディア日本語版 [2008年12月25日 (木) 15:23].
- ウェブサイト 花言葉事典.
何度か別のサイトでこの花を見た事があったのですが、Tedさんの撮ったもののようにここまではっきりと時計のようにわかる画像を見たのは初めてです。なるほどだからトケイソウと言うのだなぁと納得しました。
返信削除近くに花弁が紫色のトケイソウの花も咲いていました。しかし、どの花も、右側の写真の花よりももっと、花弁が後ろへそっくり返ったような形をしていたので、姿がよくないと思い、撮りませんでした。それが、咲ききったときの自然な姿なのかも知れませんが。
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