シラン(紫蘭、学名 Bletilla striata Reichb. fil.)とはラン科シラン属の宿根草。日本、台湾、中国原産の地生ランで、日向の草原などに自生する。野生のものは準絶滅危惧種。しかし栽培品として広く普及しており、種子が飛散して栽培逸出することもあるため、野生状態のものも本来の自生個体かどうか判別は難しい。花は紫紅色で、30から50cm程度の花茎の先に数個つく。花弁は細長く、あまり開ききらないような感じに咲く。観賞用に、花の色が白色のもの、斑入りのもの、淡色花、花弁が唇弁化した「三蝶咲き」などがある(以上、文献1)。花言葉は「あなたを忘れない」「お互い忘れないように」「変わらぬ愛」「薄れゆく愛」(文献2)。
写真は2009年5月18日、わが家の植木鉢で育てているものを撮影。文献1の記述からすれば、これは観賞用の栽培品種ということになる。「あまり開ききらないような感じに咲く」という表現がその通りであり、面白い。花言葉は、初めの三つはよいが、4番目の意味もあるとすれば、うっかり好きな人に贈れない。
文献
- 「シラン」, ウィキペディア日本語版 [2009年5月17日 (日) 02:02].
- ウェブサイト 花言葉事典.
花言葉の4つ目、美しいものの裏にあるちょっと危険な香りを思わせるような花言葉でドキリとしました。
返信削除でも涼しげな色に華美すぎないシルエットがとても心和んで素敵な花だと思います。
紫紅色のシランの花は、ウォーキング途中などで庭に咲いているのをよく見かけますが、白は珍しいようです。
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