2009年12月18日金曜日

ライン河、マイン河の船旅(20) (Cruise on the Rhine and Main 20)

朝のフランクフルト港近辺。

 旅の8日目の11月24日、船は午前6時にフランクフルト (Frankfurt) へ入港した。8時30分にハイデルベルク市内観光に出かけるまでに上掲のスケッチをした。

エリーザベト門。背景の建物はイギリス館。

 ハイデルベルク (Heidelberg) では、まず、ドイツで最も有名な城趾の一つであるハイデルベルク城 (Heidelberger Schloss) を訪れる。城の西のテラスにあたるシュトュックガルテン (Stückgarten) には、イギリス王女のエリザベス・ステュアートに由来するエリーザベト門 (Elisabethentor) がある(上の写真)。シュトュックガルテン (Stückgarten) のシュトュックとは、かつてここに設置されていた大砲のことである。また、エリーザベト門の建立は、フリードリヒ5世が妻エリザベス・ステュアートの栄誉のために行ったもので、1615年、彼女の20歳の誕生日に若い妻を驚かすために一夜にして建設したとされるが、これを裏付ける文献上の証拠はない。

城門塔。

 城へは城門塔(Torturm; 上の写真)から入る。この塔は防衛施設の要で、時計がはめ込まれていることから、時計塔 (Uhrenturm) とも呼ばれる。塔の正面には高さ 3.40 m の「門の巨人」と、盾を掲げる獅子が飾られている(下の写真)。銀の盾を掲げていたといわれるが、その盾は行方不明になっていて、鋳つぶされたと考えられている。

 城の各部の詳細は、現地ガイドさんの説明でも聞いたが、忘れていたところが多く、文献 [1] を参照して記した。

城門塔正面の「門の巨人」と盾を掲げる獅子のレリーフ。

文献

  1. 「ハイデルベルク城」, ウィキペディア日本語版 [2009年11月21日 (土) 10:22].

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