朝日を浴びるゲルラッハスハウゼン港近くの教会。
旅の6日目の11月22日。前夜シュバインフルト (Schweinfurt) に到着して停泊した船は、午前4時に出港し、ゲルラッハスハウゼン (Gerlachshausen) に午前9時入港予定のところ、少し早く到着した。午前8時過ぎに船室のガラス戸から、港近くの教会の、朝日を背景にしたシルエット姿が見えた(上の写真)。
濠の外側から見たディンケルスビュールの街。
午前9時にバスで出発し、まずディンケルスビュール (Dinkelsbühl) へ向う。ここは、バイエルン州ミッテルフランケンのアンスバッハ郡に属する人口約1万1千の都市である。市が出来上がる前から、この地は2つの交易路(ニーベルンク街道とローマ街道)が交わるヴェルニッツ川の渡渉地点として重要地であった。1130年頃シュタウフェン家はここに防衛施設を建造し、円形の市壁を巡らした。その外側の濠の痕跡が、現在の街にも見て取れる [1](上の写真)。私たちは最古のヴェルニッツ門(Wörnitztor; 下の写真)から市街へ入った。下の1枚目の写真の左下に見える市の紋章には、3本の金のスペルト小麦 (Dinkel) の穂が3つの丘 (Bühl) の上にあしらわれており、市名の由来を表している。その隣には、皇帝による直接支配を示す「皇帝のワシ」の紋章がある [2]。
ディンケルスビュールの街の外側から見たヴェルニッツ門。
街の内側から見たヴェルニッツ門。
文献
「ディンケルスビュール」, ウィキペディア日本語版 [2009年10月4日 (日) 12:13].
朝8時過ぎであの朝日なのですね。日本の方がちょっと日の出が早いのでしょうか。
返信削除とても素敵なシルエットですね。
デジカメの内蔵時計を現地時間に合わせてはいませんでしたが、記録されていた時間に時差の修正をすると、8時過ぎだったようです。
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