2005年8月18日木曜日

夏雲のある風景(写真)/ Ivory tower のみを求める


夏雲のある風景

 昨朝は一昨夜の雨のため少し涼しかったが、日が高くなり始めると、すぐに蒸し暑くなった。写真は、午前のウォーキングの途中で、きょうも夕立があるだろうか、と空を見上げて撮った一枚である。(午後2時過ぎに、激しい夕立が来た。)正面の建物は泉北下水処理場。手前の階段状の部分には、下水処理で出た汚泥をリサイクルして作ったレンガが利用されている。

Ivory tower のみを求める

 高校時代の交換日記から

(Ted)

1952年10月27日(月)雨

 人間とはいろいろなことを思わなければならない動物だ。「なで肩」という言葉をここへ書くことを躊躇する。「オフィリアに扮するに相応しいような」というのも…。「究理的な態度を何か深遠なものにして、こなしている」というのも…。それらのものを、ぼくはほとんど見くびっている。しかも、ほとんど尊敬している。――尊敬という言葉は不適当で、また、それを使わなければならないのは残念なことだ。しかし、それらを考えるときの愚かしさは、この言葉を使わなければならないという罰を負わされてよいほどのものだ。――Ivory tower のみを理性は求める。

1952年10月28日(火)雨

 臨時生徒議会を傍聴。TKG 君らが提案の応援団設置案可決。

1952年10月29日(水)曇り一時雨

 そんなことで、ちっぽけな名誉を得ようとして震えていたとは、浅薄な考えだった。[1]

 引用時の注

  1. 何のことだったか、記憶にない。

[以下、最初の掲載サイトでのコメント欄から転記]

Y 08/18/2005 19:47
 密かな恋というのは、躊躇や相手を思うときのみくびりに近い心とともに、自分にとっての尊敬がどうしようもなく混じる…。そういう在り方は、あるでしょうね。またそれらの躊躇なく、恋の相手を絶賛してやまない場合も、あると思います。私などは一貫して(?)後者のほうなんですけれどね。

Ted 08/18/2005 20:47
 さすがは Y さん、異性に対するみくびりや尊敬の混在を理解していただけましたか。

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