【概要 (Abstract in Japanese)】8月15日付けインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は、日本の大衆の意見は近年右傾化していると指摘し、また、第2次世界大戦についての日本と他のアジア諸国との意見の相違は、日本をそれらの国ぐにから孤立させる恐れがあると警告する記事を掲載した。国際紙のこのような客観的な言葉には、日本の政治家だけでなく、国民の皆が耳を傾けるべきだろう。(本文は上記リンク先の英文のみ。)
[以下、最初の掲載サイトでのコメント欄から転記]
四方館 08/19/2005 10:35
グローバリズムの世界となってしまって、その反作用というか、ナショナリズムが強まり表面化してきていると思われます。日本の社会状況では80年代にすでにソフトな(?)ファシズムが蔓延しつつあると警鐘する声がありましたが、戦後三世代に至りつつある現在、右傾化の潮流はさらに強まっていくのでしょう。
Ted 08/19/2005 16:48
グローバリズムの反作用としてのナショナリズムの台頭ということもあるかも知れませんが、私には、アメリカに頼り過ぎる政府の政策と、これを容認する国民の姿勢が右傾化を進めているように思われます。
四方館 08/21/2005 18:41
小泉首相は見栄も外聞もなく露骨にアメリカ追随をしますね。中曽根時代のロン・ヤス同衾ぶりに比べても、小泉とブッシュのそれは矜持の乏しいものに感じますが、その小泉流の空疎なスローガンに踊らされる国民性は、仰るように右傾化を加速したと思います。
Ted 08/21/2005 22:03
私は微力ながら、右傾化を押しとどめるための発言をして行きたいと思っています。
Y 08/24/2005 10:51
私もそのように思います。今、日本で保存され公開されている歴史的文化財の一般の観光客・来訪者への案内・紹介の仕方も、歴史の中の失敗や罪の如何を、今も繰りかえし問い直すだけの判断力を、たとえば私のように歴史教養のうすい市民に提供してくれるには足りないように思います。では、文化財の美しさを味わったらよいのかといえば、文化財のつくられた意味を知らずに美しい、立派だと感じるのは表層的なように思えますし。
私なりの視点から言いますと、現代でもいつでも、教科書、小説、ゲーム、なんであれ文化を新しく作り出す際には、人や社会に対する理解の倫理性、また、大衆に広めるものである限り、そのかくれた政治性さえ自覚されるべきだと思います。アジアの人たちも、日本文化をみるときに、そういった面のどこかに敏感に反応したくなるときがあって当然でしょう。
Ted 08/24/2005 13:27
私のブログに先日大阪の四天王寺の写真を掲載しました。その際、その建物の歴史が分かるかと思って、四天王寺のウエブサイトを見ましたが、建物はいつ建てられたのか、現在までの間に何度か再建されているのかということが、さっぱり分からないサイトだったので、リンクすることを止めました。
歴史をきちんと伝えないことで最たるものは靖国神社です。侵略戦争を美化さえしているのですから。
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