写真は堺市笠池公園で(2005年5月7日)
高校時代の交換日記から
(Sam)
1952年7月25日(金)晴れ
子どもたちを連れて北国第一劇場へ「夏休み子ども劇場」の総天然色漫画を見に行く。たんに笑って楽しむ漫画ではなく、教育的意図を強く持ったものだった。「善業善徳、悪業悪徳」「助けられたり助けたり」など、筋もわりと分かりやすくて、すぐにそのまま童話に書けそうに思った。
1952年7月26日(土)晴れ
午後の日盛りをプールへ遊泳に行った。目標は二百米をブレストで泳ぐことなのだが、とうていおぼつかない。
プールから帰ったら、Ted から通信が届いていた。「いい試み」と思ったが、案外であった。ぼくが悪い。――でも、うまく電話をかけられるということぐらい、練習しておかなければならない。[1]
以下、誤解といわれるかも知れない。もしそうであったら、はっきり弁明するなり、訂正するなりしてくれ給え。Ted が休暇になるとは、こんな問題を持ちだすのは何に起因するか?(これは、ぼくが推測するより、Ted から説明して貰わないと分からない。)
さて、Ted が Minnie にしろ Vicky にしろ、理知的、形象的に対象を考えているのなら、(いや、Ted のは磨石の相手として求めたものが自然、Minnie や Vick yとなった、といった方が正しいだろうが)――書きだそうとしたが、止める。[2]
引用時の注
最終的には8月16日に Sam と私が実行することになった件について、私から電話で相談を持ちかけたのだが、この日は、話し合いがうまく進まなかったのである。
「止める」といった Sam 自身のロマンティックな思いに関する記述は、翌日の長文の日記に見られる。
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