2005年4月5日火曜日

小公園の若い桜の木


 4月4日、空を仰いで見渡しても、雲はごく小さいものが数個、ふわりという感じで浮かんでいるだけの快晴となった。しかし、風はまだ少し冷たい。しばらくご無沙汰していた北行きのウォーキング・コースをたどってみる。わが家から北へ JR 阪和線の鳳駅まで約2 km、さらに約1 km北北西へ行くと浜寺元町になる。そこに二つの池が隣接して存在する。北側を門之池、南側を浜寺中池という。後者の南端に沿って十数本の桜が並木を作っている。

 驚いたことには、並木から道路を隔てて南側にあった黄土色の大きな鉄筋コンクリートの家が、いつの間にかすっかり取り壊されて、そこは空き地になっていた。人の出入りもほとんどなさそうで、いくらか不気味な家だった。並木の両端の桜は一、二分咲きになっていたが、間の木々はまだ咲き始めていない。これでは、面白い写真にならないと思って引き返す。

 浜寺元町の南は鳳中町。その北のはずれに第1鳳中町公園というのがあり、そこへ寄る。公園といっても遊園地程度のものだが、桜の木は2本の大きなものと、3本のまだ若くてごく小さいものとがある。小さい木々の小枝が私の背丈程度のところに花を咲かせ始めているのは、いかにも可憐であり、抜けるような青空をバックに、その風情をカメラに収めた。

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