2005年4月30日土曜日

「おゝ、いとしの君よ!」と叫んで


 写真は兵庫県立赤穂海浜公園の大型遊具「難破船」
 (2005年4月22日写す)。

 高校時代の交換日記から

(Ted)

1952年5月31日(土)晴れ

 2年生と3年生を通じて三つしかレッスン・クラスのない課目である物理の第1回テストの成績分布状態がグラフにされ、貼りだされていた。われわれのクラス員の成績は、おおむね70点あたりから下にかたまってだいだい色の丸印で表されている。その中からぽつんと仲間外れにされたように高いところに一つついている印がある。それでも、その印の保有者であるぼくには、3年生の一方のクラスの上位2人――皆は、HS 君とST 君だろうとうわさしていた――より劣っていたことによって、少しも満足感がもたらされなかった。得点の印は、回を追うに従って折れ線を描いて行くのだが、われわれの「低空飛行」や「成層圏飛行」(どちらも O・Y 先生の表現による)は、面白いグラフを作り上げるだろう。
 昨日欠席した SNN 君が、けさは元気で、1限の彼の座席である机の中に置き忘れてあった女生徒のノートにいたずら書きをしていた。教室に入ったとき、少し顔を赤らめたSNN 君が、「おゝ、いとしの君よ!」と叫んで、周囲から喝采を浴びていた。映画「明日では遅すぎる」の中にあった吟遊詩人の劇の練習を男生徒のクラスでやっていた場面にも似て、愉快なやつらだなと思いながら近づいて行った。見ると、SNN 君と Twelve の間に広げられたノートに、書いてあること、書いてあること! Sweet だの heart だのということばをふんだんに使った巧みな、女生徒をからかうための英作文が…。
 (C活に関すること取り消し)[1]
 HZ 君はまたも不在だった。金大理学部へ何かの展覧会を見に行ったそうである。開校記念とかで学校が休みだったそうだ。「済みませんね。こりずにまた来て下さいね」と、愛子おばさんにいわれた。

 引用時の注

  1. 6行にわたり、紙を貼って消してある。

 
[以下、最初の掲載サイトでのコメント欄から転記]

四方館 04/30/2005 11:12
 難破船の遊具ですか、アイデアとしては面白いですが、これだけがポツンとある感がしますが…。

Ted 04/30/2005 15:07
 難破船の向かって左にレールのようなものが2本見えますが、これに沿って小舟のような乗り物で難破船へ往復できるようにもなっていたようです。しかし、これ以外には遊具らしいものはなく、手前に「じゃぶじゃぶ池」、右手に「赤穂砂丘」、左手奥に「わんぱく広場」などがあり、自然の中での動きを楽しむことを主体にした遊び場のようです。

Y 05/01/2005 19:38
 「おゝ、いとしの君よ!」と、本当に Ted さんの高校時代は、こういう言葉をいって拍手喝さいということがクラスであったんですね…? つまり、彼はその後も学校に来ることができた、当時だとそんなに大変な言動ではなかった(ということは、ないですか…)…?!
 しかし、私の出身、滋賀県立膳所高校(京大に滋賀出身で来たといえば、9割5分は膳所高校からしか行けません)=超進学校で、東大へは行きません。現役・浪人計50名、京大へ-でも、女子生徒への恋心やいたずらで、そのような英作文を巧みに書く力量(余裕?)のある人はいなかったですね。実に「裕福な予備校・家庭教師・塾のお勉強」で精一杯な方々ばかりで…。私はスーパーの食品レジばかり…もちろんアルバイト禁止ですから先生が来たら懸命に隠れさせてもらいました…それより、私、重い病気持ちでしたのにね…何重のハンディキャップ。食品レジは計6回ほどはやっていますが、大変なプロ職で究められません、バーコードになってからも(話がそれましたか)。

T 05/01/2005 19:55
 このときのいたずらは教師には知られなかったようですが、知られても問題はなかったと思います。まもなく掲載する分に書いてありますが、私が弁当の空き箱を誰かのとすり替えられ、帰宅後気づいたという、いたずらもありました。しかし、そういういたずらをされたのも一回きりだったと思います。

Y 05/02/2005 11:25
 久しぶりに、本当によく眠りました…まだ熱は1ヵ月、下がらないと思いますが。
 お弁当の空き箱をすり替えて、何か、意味があるんですか…すごい「遊びに過ぎないいたずら」ですね。爆笑しました…。真面目でいらっしゃる Ted さんは、ショックで立ち直れない…ということもなかったのですね、鍛えられていたのですね、皆さんに。金沢の高校は、本当に面白いのですね。同じ公立高校でも、京大へは、私の出身の高校ほどにはたくさんは来られないのでしょうかね…。でも、金沢は本当に素晴らしい「小京都」ですから、京都在住でも金沢在住でも、どちらでもよく似ていますよね…。金沢の方が、もちろん人も少なくかえって「上品」だと、私は思っています。クラシックコンサート会場や、演奏会の充実をはじめとして、大変文化性の高い都市でもありますね。

Ted 05/02/2005 14:55
 私のいた菫台高校から同時に京大へ入ったのは、他に1浪の人が1人いただけです。東大は0。同期で1浪して東大へ入ったのが1人いましたが。京大や東大の志望者はほとんど金沢大附属高校へ行くのです。
 熱がそんなに長く続きますか。どうぞ、お大事に。

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